さっと羽織るだけ。簡単、うつくしい茶道おけいこ着。普段使いや、ユニフォームにも。
【試着会ご報告】10/22 添釜 / 門井 里緒 個展「 種に触れる 」/ 桐生市 shop &gallery 象(かたち)

群馬県桐生市のshop &gallery 象(かたち)さんの一角で、
和菓子とお抹茶を。
ギャラリーの一角をお借りして、
2畳敷きの小さな茶室スペースをつくりました。
もちろん、おけいこ着を着用して!
その使い勝手や、
着てる人のお点前を引き立てる素敵なデザインをみなさまにご覧いただきました。
試着しただけではわからない、
実際に動く姿はとても魅力的に感じられたかと思います。

ここは素敵な展示会の一角。
なるべく正式なお茶の道具を使わず、
みなさまが楽しくお茶を飲めるような見立て(みたて)の道具組。

上生菓子の銘は「ito」。
おけいこ着をデザインしてくださった門井さんにちなみ、
糸を表現したお菓子です。
https://www.instagram.com/__ito__personalbrand/
お菓子の色はここ桐生の梅田という地域の紅葉をイメージして。
呑龍文庫ももとせでもお世話になっている、
桐生香雲堂さんのけいたさんと一緒に考えました。
https://www.instagram.com/koundo_kiryu/
いつもぼくたちからの無茶振りに完璧に応えてくださる、
センス抜群、信頼できる和菓子職人さんです。

お茶室には掛け軸と、お花(茶花といいます)が必要ですが、
ここにはお花が見当たりませんね・・・

茶釜の隣には替えの水を入れておく、「水指(みずさし)」という入れ物を置きます。
こちらは北欧の作家さんの作品。
ARABIA デザイナーのヘイニリータフフタさん作。
キャンディーボックスとして作られたものを水指として使いました。
蓋の鳥さんがかわいくて、華やかな個展会場にぴったり!
お点前の途中、この蓋を開けると・・・

茶花はここに!
10/23、本日は旧暦での重陽の節句(ちょうようのせっく)。
別名、菊の節句と呼ばれています。
本来、水指の中に花をいけることはしないのですが、
このうつわと、会場の雰囲気、菊の節句とが重なり、
サプライズとして楽しんでいただきました。

個展会場という中でも、
shop &gallery 象(かたち)の丸尾さん、
デザイナーの門井さんのご理解やご協力をいただき、
(好き勝手させていただきました笑)
とっても楽しいお茶席となりました!
22名もの方とご一緒できました。

お茶があれば、そこに人は集まる。
華やかで素敵な場所での一服は幸せな時間でした。