さっと羽織るだけ。簡単、うつくしい茶道おけいこ着。普段使いや、ユニフォームにも。

さっと羽織るだけ。簡単、うつくしい茶道おけいこ着。普段使いや、ユニフォームにも。

炉開き茶会

炉開きのお茶会を無事に終えました。 完成したばかりの茶室で、初めての炉開き。 記念すべき日となりました。 この茶釜は、茶室ができたら使おうと思い、数年前に準備していたもの。 やっとお披露目することができました。
床の間の室礼。 本来の茶道では床の間をこのように飾ることはしません。 「花は野にあるように」が利休さんの教え。 花が咲いていた状態を「感じさせる」姿に生ける、と。 外の自然を、床の間に再現するよなイメージでしょうか。 引き算の文化で、シンプルに美しく飾ります。 しかし、ここはカフェにある茶室。 王道から外れ、お客さまを楽しませる演出を優先しています。 茶室に入ったときに、わあっと感動していただくようなお茶席を考えます。
先月はブルーの生地の掛け軸でした。 現代アートのような、モダンな掛け軸。 部屋全体もモダンな雰囲気に。
今回は茶掛けと呼ばれる、茶道で使われる掛け軸を掛けました。 掛け軸一つで、部屋の雰囲気がガラッと変わりますね。 枯れた雰囲気が、部屋全体を落ち着かせているよう。 ちょっとしたことで雰囲気が大きく変わります。 床の間の力を再認識できました。
この日のためだけの、特別な亥の子餅。 きなこをまぶしてあり、 中は柿餡。 柿の食感が楽しいお菓子でした。
茶道は人と人の距離感がデザインされています。 近すぎず、遠すぎず。 とても心地よい距離感。 4畳半と小さな部屋ですが、 初対面の方でも怖さや嫌悪感は感じません。 不思議と落ち着きます。 人と人の距離感のお話はまた別日にでも。 畳に正座してお茶をいただくこと。 この行為は不思議と心が安らぎます。 今後も気軽なお茶会はどんどん開催しますので、 ぜひ、遊びに来てくださいね。
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