携帯ゲーム機風の音楽ガジェット:かんぷれ -KANTAN Play core-

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初お披露目までの裏話(カワヅ)

全員のフットワークが軽すぎた

音系とMIDI周り担当のnecobit カワヅです。
#かんぷれ 初お披露目の場所になったのが、去る11月4~5日に都内で開催されたものづくりのイベント「NT東京2023」です。 (10月の Maker Faire Tokyo 2023でもハードウェア展示はしましたが、かんぷれ として動作するソフトが注入されたのはNT東京からです) NT東京への出展を決めるまでのドタバタは、前回らびやんさんが書いた通りです。 ↓
その後も、メンバー全員がぐにゃぐにゃとフレキシブルに動いた結果、名古屋などさまざまな場所に #かんぷれ を持っていくことができました。 その、初お披露目の舞台裏を、わたくしカワヅが、音系エンジニアの目線でお話します。

お披露目までに何を作る?

基本機能は京都での合宿で搭載されていました。 イベントでのユーザー体験をもっと充実させるために、NT東京までの数日の間にできる限りの機能を詰め込みたい。 これはもう触りながら「即断&即決」していくしかありません。 都内某所に集まりゴリゴリとディスカッションしながら コーディングをすすめます(らびやんさんが)

11月2日時点で実装されていた機能

・key C(ハ長調)の基本コード(ダイアトニックコード)演奏 ・アルペジオパターンの編集 ・メロディ演奏 ・メロディのスケール選択 ・音色選択 ・音量変更

最終的に実装する予定の機能

・キー(調)の変更 ・コード種の選択  ※メジャーマイナー入れ替え、7,M7,9,dim,augなどなど ・ピッチベンド(発音した後にグニャーって音程を変える機能) ・ドラム演奏 残り2日で、全てを搭載するのは大変です。 しかもハードウェア構成も固まっていない状態なので、今の段階でソフトを作り込んでしまうと手戻りが多くなります。 ですから、どうしても搭載させておきたい機能を選定しました。

11月4日までに追加した機能

検討を重ねた結果、11月3日に下記の3つの機能を実装することにしました。 ・コード種のうち、メジャーマイナー入れ替えのみ ・ピッチベンド ・ドラム演奏 他にもバグ取りとか色々あったわけですがそれはさておき… ゆーいちさんが作成した説明用POPや配布チラシも届き、これで初お披露目の準備は完了!
説明用のパンフレット

11月4日 NT東京 開幕!

みんなやさしい

NT東京、かなりの来客数でさまざまな人にガッツリと触っていただきました! NTは「なんかつくってみた」の略だそうです。 ニコニコ動画で個人のものづくりを披露していた人たちのグループがルーツということもあり、来場者も自分で何かしら作られる方の割合が多いイメージがあります。 だからこそみなさん優しい!! かんぷれの試作機を悪く言う人なんてほとんどゼロです。

ネガティブ要素を見つけ出す

みなさんの好意的な意見に潜む「ネガ要素」の気配。 それこそを探すために神経を研ぎ澄ませ、表情や指の動きなどを真剣に観察していました。 (実際にはフラフラとブースを離れて遊んでる時間も多かったんですが) ...が、みなさん本当に肯定的に見てくださりありがたい限りでした。 強いていうなら「サイドボタンが押しにくい」くらいでしょうか。 (これはメンバー全員同意です) 開発陣もまだまだこれが正解だなんて思っていません。 デザイン、機能、ユーザーインターフェース、etc... ベストアンサーを探しまくっている状況なので、どこかのイベントでもし見ることがあったらぜひ感想を教えてください。

一番多い質問の答えは?

NT東京に限らず訊かれる質問ナンバーワン 「いつ発売しますか」    と 「いくらぐらいで出ますか」 正直どちらもまだアナウンスできる状況ではないのですが、どちらの情報もなるべく早く出したくはあります。 もう少しだけ待ってくださいね。

かんぷれは言語の壁を越える

個人的には英語を喋る方にボディランゲージと 「Do you know "Twinkle Twinkle Little Star"?」と聞いて ♪とぃんこーとぃんこーりとるすたー、ふんふーふんふーへーへーほー♪ とワンコーラス合わせることができたのがすごいやり切った感がありました。 (カワヅは英語が得意ではありません) 音楽なんもわからない、という人でも1分で弾けるようにしますので、 ぜひどこかで見かけたら声をかけてみてください。
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