携帯ゲーム機風の音楽ガジェット:かんぷれ -KANTAN Play core-
だれでも弾ける理由は? かんぷれの弾き心地は?

今回は、かんぷれが「だれでも弾ける」と標榜する理由をお伝えしたいと思います。
それは【弾き方をユーザーが自由に決められる】からです。
かんぷれはボタンをポチポチやるだけの電子楽器ではありません。
・鍵盤をたたく
・タッチパネルに触れる
・マウスピースを吹く
・太鼓をたたく
・ダンスする
・弦をはじく
・足踏みをする・・・・
あなたの得意な動きで弾ける、新しい楽器を自作できるのが「かんぷれ」の魅力。
あらゆるアクションで6つの楽器を同時に弾くという、今までにない快感を味わえるんです。
しかも電子工作やプログラミングの知識は一切必要ありません。
(知識があればさらに色々できます)

脳性麻痺があるアクセシビリティアドバイザー山下智子さんと検証の様子
具体的な拡張方法
では、どうやってカスタマイズするのでしょう?
例えば、USB接続のキーボードやゲームコントローラー、MIDI接続のキーボードなどで弾きたい場合、機器からの入力をかんぷれ側の動作に紐づけるだけの簡単な操作で設定できます。

操作を紐づけるだけで外部機器で弾けるように
下記の動画はMIDIキーボードのドレミファソに、1,2,3,4,5のコードを割り当てて演奏した例です。
また、「拡張BOX」(別売り・価格未定)を使えばUSB機器だけでなく、福祉機器として販売されている様々な形状のボタンや、アコースティックギターなどに使われるピックアップマイクなども入力機器として使えます。
拡張BOXには8個のセンサーを接続できます。さらに4台まで数珠つなぎできるので最大32個のセンサーを拡張できます。
例えば、ピエゾマイクを接続して、マイクを肩に貼り付ければ、肩を叩いて演奏する楽器を作れます。
中古のエレキギターにボタンやタッチセンサーを付けることで、本物のギター型のインスタコードを作ることもできます。
演奏方法が自由になれば、様々な障害をお持ちの人だけでなく、アーティストやパフォーマーにとっても、新たな表現を生み出すツールになります。

拡張BOXの試作機(necobitで販売予定)
本体のボタンの感触もこだわっています
もちろん、かんぷれ本体のボタンもこだわっています。
これまでハードウェアの試作を何度も重ねてきて、最も改良を加えたのがボタンの押し心地です。
かんぷれの操作は、ボタンを押す時と離す時それぞれに音が割り当てられることが最も特徴的で、気持ちいいポイントです。
残念ながら、イベントや体験会で展示している試作機は、一つ前の仕様のボタンなので、最終的な押し心地に最も近い試作機は音が鳴りません。
それでも体験した方はみんな「これは良いですね!」って言ってくれます。
ボタンの感触については、また次回の活動報告で詳しくお話ししますね。
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