DIYでスマート農業・園芸入門│農家の方との対話から生れた植物生育環境計測ボード
DIYでスマート農業・園芸入門│農家の方との対話から生れた植物生育環境計測ボード
本番公開のご挨拶
こんばんは、fireflakeのはちまるです。プロジェクトの種の期間が終わり、昨日から本番公開となりましたm(_ _*)m
今日は、このプロジェクトで扱うセンサーについて話させてください。このプロジェクトでは、植物生育環境計測のために、以下のセンサーをピックアップしました。
・温湿度センサー
・照度センサー(防水)
・土壌水分センサー(防水)
・温度センサー(防水)
これらをピックアップしたのは、屋外でも屋内でも共通して使えて、基本的な植物生育環境計測が過不足なく行えるセンサーだからです※1。
※1:屋内で本格的に計測をする場合は、CO2センサーも有用です。ただ屋外利用のケースも考え、今回のラインナップからは外しました。もしCO2センサーを使いたい場合は、ベースボードもドーターボードも未使用のデバイス接続部(I2Cなど)があるので、そこを使ってCO2の測定をしていただく事も可能です。このやり方については、今後の活動報告にてお伝えできればと思います。
すべてのセンサーを植物の周辺に設置すると、このような感じになります。
(余談ですが、この花はアンスリウムと言うのですが、実は先日娘が産まれまして、その記念もあって買ったものです。)

温湿度センサー以外は防水のものを選んだので、水気で壊れづらくなっています。温湿度センサーは、直射日光や水気から守ってくれる傘のようなもの※2をかぶせて使う場合もあるので、サイズやコストを重視して防水ではないものを選びました。
※2:ラジエーションシールドと呼ばれるものです。製品を買うと高いですが、自作も可能です。
それとですね、これは農家の方に向けた話になりますが、センサーについての注意点があります。
このプロジェクトで扱うセンサーは、ホビーユーズの方でも手軽に買える価格帯のものですので、本格的な農業利用には不足があるかもしれません。植物生育環境計測ボードは様々なセンサーを接続出来るようになっていますので、本格的な農業利用をされる場合は、ご自分で産業用のセンサーを購入してそれを接続する事も検討いただければと思います。
ひとまず今回はここまでで・・・。これから2か月のあいだ、どうぞよろしくお願いします。