DIYでスマート農業・園芸入門│農家の方との対話から生れた植物生育環境計測ボード
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目標金額達成のお礼/土壌水分センサー周りの話
こんにちは、はちまるです。
このプロジェクトは5/1に開始したのですが、開始からわずか2日で目標金額を達成する事が出来ました。
まずは支援していただいた皆様に感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとうございますm(_ _*)m
前回のクラファン時は開始から一か月くらいで達成だったと思うので、いまは感謝と同時に、驚きのただなかにもいます。。。
それと、今回は農業でのユーズも意識したプロダクトですが、支援者のなかの農家さんと思われる方から「こういうものを探していた」「農場監視と潅水を連携したかった」などと言って貰えて嬉しく思っています。こちらもありがとうございます。期待に応えられるものを出せるよう努めてまいります。
さて、植物生育環境計測ボードが、農業ユーズを意識したという点はいくつかあるのですが、今日はそのうち、土壌水分センサー周り(=アナログセンサー周り)の話をさせてください。ちょっとマニアックな話ですが。

アナログセンサー周りについては、プロジェクトページでは以下のように記載しています。
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電源電圧5Vと、電源電圧3.3Vのアナログセンサーが1系統ずつ接続出来ます。5V側の系統は、センサーからのアナログ入力を、分圧抵抗を入れる事によって減圧したうえでアナログ入力チャンネルに入れる事が可能です。これにより、3.3Vより高いアナログ電圧出力のセンサーの接続も可能になっています。また、3.3V側と5V側どちらの系統とも、GPIOからの信号を用いて、センサーへの電源供給をON/OFFする事が出来ます。
植物生育環境計測としては、3.3V側にGravityの土壌水分センサー「SEN0308」を接続し、土壌水分の計測をする事を想定しています。
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この「GPIOからの信号を用いて、センサーへの電源供給をON/OFFする事が出来ます」という機能は、はちまるが長くやり取りをしているトマト農家の方からの要望で付けました。そのトマト農家さん曰く「土壌水分センサーに電気を流しっぱなしだと、センサーの周りに、土中の塩類が集まってきて測定値がおかしくなるという話がある」との事※1。
※1:調べてこれがソースかなと思ったのがこのブログです。ただこれのさらなるソースとして論文などがあるかは分からなかったのですが。
http://emj.sblo.jp/article/173686777.html
なので、センサーへの電源供給のON/OFFをコントロールする事で、多少なりともその現象を抑えられればと付けたのが、この間欠動作のための機能(プレヒート機能)になります。土壌水分測定の際は、この機能を上手く使って、測定のための時間だけセンサーに通電して貰えればと思いますm(_ _*)m
(もちろん土壌水分センサー以外のアナログセンサーも接続出来ますので。)
今回はここまでで。fireflakeはX/Twitterもひっそりとやっているので、良かったら訪問願います。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。