伝統と革新を再び。キセル型電子タバコ「電子煙管 初陣弐式」

伝統と革新を再び。キセル型電子タバコ「電子煙管 初陣弐式」

進捗のご報告(11月)

皆さま、いつも応援ありがとうございます。 お待たせしてしまい、申し訳ございません。 電子煙管「初陣 弐式」につきまして、現在の出荷進捗は約33%となっております。 少しずつではありますが、確実にお届けに向けて進んでおります。

■【一般販売】予約受付の開始

ご支援くださった皆さまの出荷準備と並行して、一般販売の予約受付を開始いたしました。 出荷予定は12月を予定しております。 現在は、限定50台分の生産体制で進めており、予約率は約25%*に達しています。 本来であれば、返礼品をすべてお届けしてからの販売開始が筋なのですが、今回は少し事情がございます。 一部パーツの不良発生(下記に説明有)により、ヒートポールの製造を進めるためには、次の試作ロット着手金の支払いも控えており、どうしてもこのタイミングで資金が必要となっています。 これらの経費を補填し、安定した製造と品質改善を継続するために、今回、一般販売を同時進行で開始させていただく運びとなりました。 あと10台ほどご予約をいただけると、工場との次工程(新型ヒートポール試作)の着手など、諸問題が解決します。 もちろん、先にご支援いただいた皆さまの製品を最優先に出荷しております。 一般販売の製品も同等品質で仕上げ、出荷の遅延が生じないよう進めてまいりますので、どうかご理解とご協力を賜れますと幸いです。

■生産効率の改善について

ショートオプションは、これまで1日10個だった生産数が、現在は約2倍のスピードで製造できています。 ロングオプションも同様に生産効率が改善し、出荷のペースは着実に早まっております。 トライアンドエラーの繰り返しでしたが、一度仕様がきまったため、あとは単純作業の繰り返しです。 人員さえ集められれば、一気に発送できるのですが、、、
黄色い所:いまめっちゃ作ってる。赤い所:検品大変。

■エラー内容と検品状況について

製品は「使用に支障がないこと」を前提に、 ・合格基準を適正化(必要以上に厳しくしすぎない:下図ヒートユニットのスキマです。) ・その分、検品工程を徹底的に強化(ヒートポールの検査厳格) という形に見直しました。 現在は、ほぼすべての製品を分解・再組立のうえ、内部に植物性グリセリンを浸透させております。 実際に煙が立つか、電子タバコとして問題がないことを確認してからお送りしてます。 ※検査は【検査専用品】を使用しております。 その結果、検査にかかる時間は増えてしまいましたが、支援者の皆さまに安心して使っていただける品質をお届けできるよう努めています。 ※それでも、実際にお使いいただいてるときに、何らかの影響で不良が起きる事もございます。 遠慮なくお問合せください。
このスキマ、0.3mmまで許容します。0.4mmはNGにしました。Oリングが見えてなければ良しです。これで出荷は早くなります。

■不具合の傾向について

いくつかのトラブルが判明しています。 バッテリー自体は問題なし。 一方で、ヒートユニットに複数の不良が発生しています。 とくに、電熱線において、たわみによる内部接触で短絡が起きたり、通電不良が発生するケースがありました。 また、一部に非通電線が混在していることも確認されています。(最悪なケースが起きました。) 前作「虎御前」で高品質な製品を納品してくださった工場だったため、今回は非常に残念な結果となりました。
この赤部分(コイル、コットン)の検査に大変時間が掛かってます。たくさんあるので、駄目なら即交換ですがそれでも時間がかかります。
検査のため、ここまでバラします。ここでグリセリンを注入して「けむりがでるか」確認します。
さらに、このワイヤー(電熱線)のチェックまで行っていました。
このワイヤのたわみチェックです。
生産、梱包、検査を3日かけてるので、出荷に時間を頂いております、、、、
良を白、NGを赤として、白いパーツ同士で再生成。NGは新工場で再利用する予定。エコです。

■今後の対応について

現在、新しい工場との取引を開始する方向で動いており、 NDA(秘密保持契約)を締結中です。 これまでの歩みを振り返ると 「初陣」では国内工場とのトラブル、 「虎御前」では基板のトラブル、 そして今回「初陣 弐式」ではヒートユニットのトラブル…。 まさに、ものづくりの難しさを痛感しています。 それでも、支援してくださった皆さまに確かな品質の製品をお届けするため、 ひとつひとつの課題に誠実に向き合っております。

■最後に

出荷ペースはまだゆるやかですが、品質を犠牲にせず、 確実に、ひとつずつお届けしてまいります。 ご不便をおかけして申し訳ございません。 引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。