【世界に一つだけ】あなただけの銀器を、その手で

【世界に一つだけ】あなただけの銀器を、その手で

【本日公開】13代目が挑む、東京銀器の新しい物語

13代目職人・上川 宗氣(かみかわ そうき)さん(20歳)

「体験できる伝統」がはじまります

東京の下町・台東区に、300年の歴史を持つ銀器工房があります。 その伝統の中から、「体験できる伝統工芸」として、 新たなクラウドファンディングプロジェクトが立ち上がります。 立ち上げたのは、東京銀器を手がける老舗〈日伸貴金属〉の13代目、 20歳の若き職人・上川宗氣(かみかわ・そうき)さんです。 幼い頃から銀器が身近にある環境で育ちながらも、 家業の方針やこれまでの付き合いで、新しいことに挑戦する機会は限られていました。 そんな中、最愛の叔母の他界をきっかけに、 「自分が、この伝統を支えていかなくてはならない」 という想いが芽生え、宗氣さんは覚悟を決めます。

「銀器に触れたことのない人にも、この技術と美しさを、体験という形で届けたい」

そうした強い想いから、宗氣さんは自ら「合同会社 銀伝堂」を設立。 老舗の屋号では実現が難しかったオリジナル作品の制作や、 銀器づくりを体験できる場の開設に向けて動き出しました。 今回のクラウドファンディングでは、 2025年7月末に東京・台東区にオープン予定の新工房で、 実際に銀を叩き、自分だけの模様を刻む体験ができる環境を整えていきます。

なぜ、いま東京銀器なのか?

東京銀器は、江戸時代から受け継がれてきた、東京都指定の伝統工芸品です。 純度92.5%以上の銀を用い、鍛金・彫り・鎚目といった職人技が結集したその品々は、 道具でありながら「用の美」を宿す工芸品として、日々の暮らしに寄り添ってきました。 しかし近年では、「使う銀器」から「飾る銀器」へと需要が変化し、工房の数も減少。 職人の高齢化や後継者不足も深刻な課題となっています。

伝統を、「誰かのもの」ではなく、「自分ごと」に。

宗氣さんはこのプロジェクトを通じて、 伝統工芸を「見るもの」から「関わるもの」へと開いていこうとしています。 伝統に触れ、銀を打ち、自分の手で仕上げる―― そんな体験は、ただの工芸品ではなく、 「あなた自身の物語」となっていくはずです。 プロジェクトの公開はまもなく。 詳細は近日中にお知らせいたします。 あなたの手で、東京銀器の未来に触れてみませんか?