ムズムズ気になるその肌に。温冷刺激に着目した新発想デバイス|サーモスクラッチ

ThermoScratchの秘密を解明!

ThermoScratchについて、「なぜ、肌を傷つけることなく、あのどうしてもひっかきたくなる衝動をいなすことができるのか?」とその具体的なメカニズムに興味を持ってくださる声を多数いただいております。

そこで本日は、私たちが採用している温冷触覚技術についてご紹介します!

人が「ひっかく」という行動を起こす理由

肌に不快なムズムズを覚えたとき、人は無意識に皮膚を爪などで強くひっかいてしまいます。 これは、ひっかくことで皮膚に痛みを与え、その痛覚情報を優先的に脳へ送ることで、一時的に不快感を忘れようとする本能的な防御反応です。 しかし、ひっかき行動は皮膚のバリア機能を破壊し、傷を作ってしまいます。その傷口からさらなる刺激物質が入り込み、再び激しい衝動が引き起こされるというひっかきの悪循環に陥ってしまいます。

鍵を握る皮膚の錯覚:「サーマルグリル錯覚」

そこで私たちが着目したのが、皮膚の知覚メカニズムを利用した「サーマルグリル錯覚(Thermal Grill Illusion)」という現象です。 これは、「温かいもの」と「冷たいもの」に同時に触れると、脳がそれを「ピリピリとした、ひっかかれたような感覚」として認識するという、不思議な錯覚現象です。 寒い冬の日に、冷え切った身体のまま急に熱いお風呂に入った瞬間、皮膚がピリピリとした刺激を感じた経験はありませんか? あの現象に非常に近い感覚です。 実際にThermoScratchが使用するのはお風呂程度の温度であり、皮膚に火傷などのダメージを与える心配はありません。しかし、脳はこの温冷同時刺激を受けると、まるでひっかいたかのような刺激として知覚するのです。
参照:Craig, A. D. & Bushnell, M. C. (1994). The thermal grill illusion: unmasking the burn of cold pain. Science, 265, 252–255.

温冷触感を作り出す「ペルチェ素子」

温かさと冷たさを同時に作り出すために欠かせないのが、「ペルチェ素子」という電子部品です。 ペルチェ素子とは、電気を流すと「片面が熱くなり、もう片面が冷たくなる」という性質を持った半導体です。身近なところでは、小型のマイカー冷蔵庫や、夏場に首元を冷やすネッククーラーなどにも使われています。 一般的なヒーターや保冷剤とは違い、電気の力を利用して狙った温度にコントロールできるのが最大の強みです。 ThermoScratchの独自開発した温度プレートには、このペルチェ素子を応用した緻密な温冷提示システムが組み込まれています。スイッチを入れた瞬間に、安全な温かさと冷たさを同時に生み出し、ピンポイントで肌に届けることができるのです。

終わりに:新しい肌のマネジメントへ

これまでは、ひっかきたい衝動に対して、我慢したり、つねったり、爪でひっかいたりするしか対処法がありませんでした。お肌への負担が気になって困っている方が多くいらっしゃるかと思います。 ThermoScratchの開発は、専門分野のスペシャリストたちが集まり、温冷錯覚の研究に加え、デバイスとしての完成度を高めるため、取り組んできました。 世界最大の電子機器見本市「CES」でも高い評価をいただき、この度、製品版としてリリースするためクラウドファンディングに挑戦することにしました! ThermoScratchは、安全な温度で心地よくリフレッシュするという新たな選択肢を提案するものです。 肌の不快感に寄り添い、すこやかに保ちたいすべての方に役立てていただけるよう、お届けいたします。 どうぞ、この後も、ご支援応援よろしくお願いいたします!