脳梗塞からの復活。女性車夫が伊勢2台目の人力車で生きている喜びを拡げます‼︎
【プロジェクト終了から1週間が経ちました《2部》】
これからお話することは、少し長くなりますが、よければお付き合いくださいね♡
去年の4月、私が伊勢に引っ越してきて、しばらくは2台の人力車がありました。
お借りしていた桜井の人力車をお返ししてから伊勢の人力車は1台になりました。
おはらい町を歩いていると、1台になった状況を知るお店の人から
「美希ちゃん、自分の人力車持ったら?」
と言われる事が増えました。
そして5月のGW。
和歌山からお友達夫婦が伊勢に来てくれました。
その時に、現状の話をすると、クラウドファンディングという手段もあるよと教えてくれて、
「嫁さんの会社もちょうど昨日、プロジェクトを達成して終わったところなんだよ。良かったらそのきびだんごっていう会社の担当者さんを紹介させてもらうよ」
と言ってもらったのでした。
友達夫婦には
「今日から東京行って講座受けてくるんだけど、自分なりにどうしていきたいのか、しっかり感じてくるね。だからまた東京から帰ったら連絡するね」と言い出発しました。
翌日浅草で人力車をひく車夫仲間と会って、アドバイスをもらったり、いろんな話を聞かせてもらいました。
東京にいる間、めちゃくちゃメッセージがきて^ ^
見る数字が立て続けに81!!!
自分が感じたのは「はい。」と「日本」でした。
その他、道を尋ねた事がきっかけで今もお付き合いのあるカメラマンのお父さんとの出逢いや、、、(当時婚礼人力車の撮影など、カメラマンさんとのご縁が増えていた時期でした)
東京帰りに、たまたま立ち寄った本屋さんで、「必要な本を与えてください」と祈ってお店に入ると、一冊だけキラキラ見えた本があり、手にとって購入。
読み進めると、なんと、桃太郎の話が何度も出てくるではありませんか⁉︎
桃太郎=きびだんごなんでね(笑)
たくさんのメッセージからクラウドファンディングをやってみようと決めたのでした^ - ^
6月、きびだんごの担当者さんと話をし、準備を進めることに。
そして、地元和歌山のニュース和歌山さんが取り上げてくださった記事を見て、テレビ東京のディレクターさんから連絡あり『生きるを伝える』という番組の取材&撮影がありました。
7月、『生きるを伝える』が放送、ネットでも公開されました。
プロジェクトの準備はパソコンからじゃないとできないこと。
そのためにネット環境を整えないといけなくて、できることから一つずつやっていきました。
ネット環境を整えたものの、パソコンに向かっても何をどうしたらいいのか、さっぱりわからず、進まず、、、
8月になり、、、
流れが一氣に変わります。
浅草で人力車をひく車夫仲間であり、冒険家の阿部雅龍くんが伊勢に来てくれたのでした。
クラウドファンディングを2度も成功させた経験のある彼の話は、めちゃくちゃためになったし、まず何をどうすればいいのか、手取り足取り教えてくれたのでした。
そして、課題、宿題を与えてくれて、私から報告の連絡がないと、
「美希ちゃん、あれからどこまで進んだ⁇どんな状況⁇」と、いい意味でお尻を叩いてくれたのでした^ - ^
そして、7月に放送された『生きるを伝える』を見てくださったニッポン放送のライターさんから取材を受け、8月28日『薬師丸ひろ子さんのハートデリバリー』というラジオ番組で紹介していただきました。
プロジェクトの内容は10月頃には完成して、後は特典を考えるだけという段階になりました。
11月に白浜の癒しイベントに出張するため、その時に配るチラシの作成を依頼^ - ^
そのイベントで、もうすぐクラウドファンディングを始めますというご案内のチラシをお配りさせていただきました。
同じくその月、伊勢で人力車に乗ってくださった方が、和歌山の串本から来られた人で、なんと私のおばあちゃんの事を知っている人でした。
そんな不思議なご縁もありました。
それから動きは止まります(笑)
やらなきゃやらなきゃ、進めなきゃと思いながら、後は特典を考えるだけなのになかなか進まない(笑)
きっと怖かったんですね。プロジェクトを始めることが。
だから、進めなきゃと思いつつ、進められない自分がいました。
そうして年が明け、1月23日からスタートできたらいいなと思っていた日も過ぎて、、、
1月31日には、アフラックさんのFacebookページとLINEで、テレビ東京さんで紹介していただいた『生きるを伝える』という番組から内容を紹介していただきました。
2月に入り、ようやく特典の内容が固まり始めます。
そして、プロジェクトは2月27日スタートにすると決め、担当者さんに伝えました。
スタートする日を決めたら、そこからの流れが早かった(笑)
特典内容、関連する写真などを担当者さんに送り、プロジェクト開始1週間前に審議があり、最終段階に入りました。
プロジェクト開始2、3日前。
文章の書き方など見直しがあり、編集があり。
ここにきて、プロジェクトのタイトルがゴッソリ変更になりました!
これが私にとって、自分自身の意識を変えるきっかけになりました。
【自分がひいてて楽しい人力車】から、
【少しでも伊勢のために、伊勢に人力車があるという事を知ってもらうきっかけになれば嬉しい】
という意識に大きくシフトチェンジしていきました。
もうあと数時間でプロジェクトがスタートするよというギリギリまで、修正修正の繰り返しでしたが、皆さんに支えられ、2月27日、なんとかスタートを切ることができました^_^
プロジェクト開始とともに、私の覚悟も決まり、やるだけやる!!!精一杯やりきる!!!という意識に^ - ^
毎日毎日、たくさんの方がプロジェクトをシェアしてくれたり、ご支援くださったり。
始めるまでは、怖くてビビって逃げたくなる自分もいたけれど、始めてみると、まるで見える世界が変わって、皆さんの愛や真心を常々感じていました。
多くの方がシェアしてくださるおかげで、新たに繋がったご縁があり、その方からまた別の方にも拡がっていく、、、
本当に有難いしかないなぁと感じていました。
そんな中、たまたまプロジェクトを知ってくださった読売新聞さんから取材の依頼があり、3月14日に撮影、3月24日の新聞に載せていただきました。
3月14日といえば、中学の同級生と20年ぶりに再会した日でもあります。
この再会も、プロジェクトを開始したからこそのご縁で。
きっと、プロジェクトを始めていなかったら繋がってはなかっただろうと思います。
アフラックさんが紹介してくれた記事を見て、
「これ、北原やん?プロジェクト?こんな人生送っきたんや。プロジェクトを応援したい」
という氣持ちから、連絡をくれたのが始まりでした。
そして4月。
読売新聞さんの記事を見てくださった三重テレビさんから取材依頼があり、8日に撮影でした。
その放送が、本日18時からなのですが^ ^
プロジェクト開始が人造人間になったもう一つの誕生日で、最終日は私がこの世に生まれた35歳の誕生日でした。
プロジェクトが終了する時間、私は和歌山にいる愛する家族と一緒にいて、車で伊勢に向かっていました。
私が伊勢に引っ越してから家に来てくれるのは初めてでした。
串本でおばあちゃんを乗せてみんなで伊勢へ、、、
翌日、家族を人力車に乗せて走ることもできました^_^
私が人力車をひく姿を見るのは、家族にとって初めてのこと^ - ^
しかし、病氣で入院していた頃のように反対するのではなく、全面協力体制なのをひしひしと感じました。
おばあちゃんも、串本に帰ってから近所の人に「孫が伊勢で人力車ひいてるから、行ったら乗ってあげてよ〜」と、新聞見せて宣伝してくれてるみたいだし^ - ^
家族が全面協力してくれることほど、心強いものはありません^ ^
いろんなことを乗り越えて、今があります。
それは、私だけではなく、みんなです。
35歳という年齢。
幼い頃、38歳の父を亡くした私ですが、当時母は35歳。
8歳だった私と6歳の妹、5歳の弟が残されました。
後になって母から聞いた話ですが、父を亡くしてからしばらくは、生きていくのが嫌で絶望しかなく、たまらなく苦しくて、3人いる子供のうち誰から殺してしまおうかと寝ている私達を見ては何度も首に手をかけたと言います。
車に乗っては、このまま海に沈んで死んでしまいたいと、何度もアクセルを踏んだと言います。
いつか母が父を亡くした年齢を迎えるんだなと小さい頃から思っていた35歳。
その時、何を思うだろう⁇
その時、何を感じるだろう⁇
ずっとずっと思っていた。
それがプロジェクト最終日で、偶然にも母と一緒に過ごせた日でした。
あの時、母が生かしてくれたから【今】があります。
あの時、母が生きることを諦めなかったから【今】があります。
生きていく。
辛いことも悲しいことも、喜びも楽しみもたくさんたくさん起きます。
それでも、私は生きていく^ ^
喜び生きていく^ ^
伊勢の町から、
人力車と共に、
たくさんの愛する人達と共に、
喜びを拡げていく^_^
今回のプロジェクトから多くの事を学び、氣づき、変化し、愛と真心を受け取り、、、
今日ここに書いた内容を読んでいただいた方ならおわかりいただけるかと思いますが、すべて繋がっているんですね^ ^
起こる出来事も展開も、もちろん皆さんとも♡
すべては一つ♡♡♡
次なる展開は、
諦めずに、もっともっと多くの人に伊勢の町にも人力車があるという事を知っていただくお手伝いができればいいな^ - ^
そのために、私は私にできる事をして動いていきたいと思います。
また詳細は改めてお伝えしますので、これで終わりではなく、引き続き応援よろしくお願い致します。
本当に本当に、ありがとうございました^ - ^
人と人、心と心を繋ぐ、虹の架け橋でありたい。
HAPPYみきたん。
人力車夫 北原 美希。