スイトル【switle】世界初!掃除機用水洗いクリーナーヘッド
スイトル【switle】世界初!掃除機用水洗いクリーナーヘッド
デザインへのこだわり
プロジェクトメンバーの宮川です!
先日スイトルのデザインを公開させていただきました。
今回、プロダクトデザインは電動義手HACKberryでグッドデザイン賞金賞を受賞しているexiii株式会社の小西哲哉さんが担当しています。
これまでに世の中になかったものをデザインするって、そばで見てると本当に大変だなと思いました。
でも同じくらい、小西さんをはじめプロジェクトメンバーから楽しみや興奮も感じ取ることができます。
新しいものを生み出す時に、どんなところにこだわったのか?小西さんにお話聞きました。
世の中になかったプロダクトをデザインする
強みを最大限に生かす角度へ

元々は、川本技術研究所の川本さんの特許技術を応用した製品で、原理試作(最初に生み出された試作機)は川本さんの手作りでした。
そこから、大量生産のためのプロダクトへ、リ・デザインすることからこのプロジェクトは始まっています。
原理試作の性能を最大限に引き出しながらも、手に取る喜びを感じてもらうために、どういうデザイン
がいいのか?
一口にデザインと言っても、そこにしっかりとした論理的な理由がないと、無駄な装飾を入れてしまうことになります。
それと合わせて、今回は図面らしい図面がないので、デザインと設計チームが普通以上に密にコミュニケーションとりながら進めなければなりませんでした。
デザインと設計、それぞれのプロがお互いギリギリのところまでせめぎ合って、スイトルが出来上がっています。
ーデザインする際こだわった点を教えてください。
吸い込み口からハンドル部分まで、全体が繋がっているようなシルエットにしたいと思いました。
途中に障害がなく、吸い込んだ力がそのまま掃除機へと繋がっていくようなイメージにしたかったからです。
そのイメージを崩したくなかったから、一箇所変更を加えたら、例えばノズルの角度を1度でも変えたら、全体を変える必要がありました。
このプロジェクトは、最初から最後までデザイナーが入っていたからこそ、イメージを守るために形状のコントロールができたと思っています。
ー新しいデザインが上がる度に、角度が微妙に違う!と私も思いました。
ハンドル部分は、実際に何本か3Dプリンターで出して検証しました。
一般的に掃除機のハンドルって42度の角度が握りやすい・使いやすいと言う定説があります。
でもスイトルはそれに合いませんでした。(笑)
だから実際にプリンターで出してみて、自分で握った感触を確かめる必要がありました。
たどり着いたのが、斜めからも上からも持てる形。
女性が両手でしっかり持てるようにということも配慮しての形です。
また吸い込み口が、本体の底面より浮いています。
スイトルのノズルは真空になると、水を吹き出し吸い込むという技術なので、スイッチを入れた瞬間に吸い込み始めないようにするためです。
スイトルを、カーペットに対して、斜めにした時にちょうど真空になるようにしてあります。
(続く)
