大阪ネコビル1階を改装して猫カフェ=保護猫カフェがスタンダードな世の中にしたい!
誰かがやってくれるのを待っていてはいけない、自分が発信していかなければ。
こんにちは。
今日は首相にかわりスタッフSの活動報告です。
突然ですが、わたしがネコリパブリックで働き始めるまでの経緯をお話しさせてください。

ネコビル5階にいるまみちゃん
わたしは、もともと動物病院で動物看護師として勤務していました。
その病院では、市からの依頼で、野良猫の避妊・去勢、いわゆるTNR活動のNの部分を請け負っていました。
個人経営だったので、そこまで大きな病院ではありませんでしたが、
多いときは1日に3頭ほどの手術を行いました。
時期になると、月に何度も依頼が入ります。
少しでも不幸なネコを減らすために、TNR活動を行っているのに、なかなか依頼の数は減りません。

まみはとっても甘えん坊です。
なぜ?
みんな、現状を知らないからです。
現状を知っているボランティア団体さんたちは、自分のお給料や時間をけずって、ほんとうにほんとうに一生懸命保護活動を行ってくれています。

ネコビル3階にいる、きなこもち
でも、わたしも、そういった活動のことや、殺処分の現状を知るまでは、街で野良猫を見つけても、かわいいな〜、自由でいいな〜、としか思っていませんでした。
野良猫の平均寿命は、平均2年といわれています。
わたし自身、小さな頃から犬やネコをかっていますが、みんな長生きしました。

きなこもちは、保護される前虐待されていました。でもニンゲンのことまだ信頼してくれてます。
同じ命なのに、環境が違うだけでこんなにも大きな差がでるものなのかと、愕然とした覚えがあります。
もっともっと保護活動のことや、保護猫の文化が広まって、みんなが他人事じゃなく、自分の問題として真剣に考えられるような世の中になれば、不幸なねこは絶対にいなくなる。
そのためには、誰かがやってくれるのを待っていてはいけない、自分が発信していかなければ。

まみは、お仕事の邪魔をするのが仕事です。
そんなとき、ネコリパに出会い、理念や目標に共感し、ここでなら自分がやりたかった、周りの人に発信して広める活動ができると思い、働きはじめたのです。
もっと、たくさんの人に知ってもらいたい。
移転して大きくなったネコリパ、確実に以前よりは保護猫についての知識や文化が広まってきています。
でも、まだまだです。
もっともっとたくさんの人に知ってもらいたい。

まみは、最近階段での日向ぼっこが日課です
そのためには、ネコビル1階の改装は絶対に成し遂げたいことの1つです。
ネコビルを目的としてくるお客様だけではなく、ただお店の前を通った人にも、目にとめてもらえるような、そんな仕掛けが必要なんです。

きなこもちにも、新しい家族ができるといいなと思っています
今おこなっているクラウドファンディングは、保護猫文化をより広めるためのあらたな一歩です。
猫好きにも、興味がない人にも、かわいいだけじゃない、悲しい現状があることを知ってもらいたい。
何かをしたいと思っていても行動に移すことは本当に難しい。
みんな自分の生活があり、守らなければならないものや、考えなければならないことがあります。
でも、ほんの少しずつでもいいから、1人1人が小さな命のためにできることを考えられれば、世の中は変わるんじゃないでしょうか。

大阪店のオープンからずっといる「かしげ」徐々にニンゲンとの距離を縮めていってくれています。
どうしたらいいのか、何をすればいいのかわからない。1人では難しい。
ネコリパは、そんなあなたと一緒に、世の中を変えていきたいと思っています。
残り少ない日数ではありますが、みなさんの力があれば達成できると信じています。
あともう少し、力を貸していただけないでしょうか。
ご支援、よろしくお願いします!