童話桃太郎を通して、「和」の文化と精神をアメリカへ届けたい！

落語。それはもはや芸術でしかない。すべてはあの座布団一枚の上で一人で完結するエンターテイメント。


※写真は5月13日の公演写真

落語の演目で「桃太郎」というものがある。
話はわかりやすく、昔は子供は親の言うことをよく聞いて、寝かしつけるときに「桃太郎」を話してやると、すぐ眠った。
でも今は違う。生意気が子供が増えて、昔々と言えば、いつ？あるところと言えば、どこ？と聞き返してくる。
あげくにはいろんな細かいうんちくを語り始め、そのうんちくを聞かされている親が寝てしまう、という話。
可愛らしくも桃太郎がいかに昔から親が子供に語られていたのかがわかる演目となっている。


※写真は5月13日の公演写真

僕はこの落語「桃太郎」を4年くらいやっている。
いろんなところで、いろんな方々に観てもらった。
ただ、僕の落語が人生で初めての落語でした。という人が多いこと多いこと。
寄席に行く人口は少ないとしても、日本の伝統芸能ってなんですか？と聞くと、おそらく歌舞伎の次に来るのではないかと思う。
三つ挙げてくださいと聞くと、ほぼ100%で入って来るのではないだろうか。

そんな落語をアメリカでやろうと思う。
ザ・日本文化をアメリカで。英語落語。
日本人にも100%の人が聴いたことがない文化、アメリカでは5%の人が聴いたことないんじゃなかろうか。
そんな落語をアメリカに届けたい。

文化、伝統芸能は国境を越える。
そして、それが日本最強童話「桃太郎」ならなおさらだ。

そんな伝道師に僕はなりたい。

日本文化伝道師。
落語がアメリカでどういう風に評価されるか、楽しみで仕方がない。


※写真は5月13日の公演写真