美術画廊の聖地・東京銀座にアナタを飾りたい!!
美術画廊の聖地・東京銀座にアナタを飾りたい!!
by すがの ひろこ(まーし)
アート
生きるってなんでしょう
長文失礼いたします。時間のある方、覚悟してください笑。
私は8年前に再婚しました。既に娘二人を抱えていたので、「結婚」なんて有り得ないと決めていたにも関わらず、イサムに出逢うと縁とは不思議なもので結婚しか考えられないお互いがいました。もちろん娘に許可を得ないとお付き合いもできない訳で、彼は娘二人に許可を得ました。「自分はこの先年齢を考えると10年生きないかもしれないが、結婚を前提にお付き合いしたい」と。
ところがイサムは出逢いから1年も経たずしてすい臓がんで入院から2週間で死んでしまいました。彼の死とともに大好きなネットショップ運営も倒産、家も手放し自己破産。今考えると、自己破産する必要はなく彼の僅かに残してくれたお金で賄うことは出来た。でも、当時の私に思考能力も無く理由はあったのだろうけど弁護士の言われるままに。失意のどん底でした。
彼の死と会社の倒産と家を失い、心療内科通い。薬は哀しみを埋めてはくれません。ただただ飲み続け体重は1.5倍、50キロが75キロになってました。記憶の無い4年余りとなぜに私はこんなにも薬を飲んでいるのかと気づき、イサムの死から6年でようやく魂を取り戻したような感覚が戻り、7年目の2016年の年明けに初めて生きていこうと意識しました。8年ぶりに作った年賀状も作品として意識を持ちました(拙いのですが)。
記憶も曖昧な7年を支えてくれた兄のような親友の伸ちゃんがいたからこそ、生きている自分がいる。この7年をずーと寄り添って支えてくれていた伸ちゃん。もちろん娘たちにも支えられて。7年間、魂の抜け殻の私を、伸ちゃんはいろいろなところへ連れて行ってくれました。温泉、温泉、温泉、フジロック、温泉、ライヴ、温泉、神社仏閣。私の愛車のポロを喜んで運転してくれて。
兄であり親友であり、伴侶であった伸ちゃんが昨年の10月12日に突然死。大動脈剥離でした。伸ちゃんがいないなんて考えたこともなかった私は大きく動揺し、人生初の一人暮らしも始まりました。毎日毎日伸ちゃんとおしゃべりして喧嘩しての日常が一変しました。
食べることの大事さを教えてくれた友人は美味しいたらこを送ってきてくれたり。猫たちと一緒におなかが空いてごはんを食べて、生きてます、わたし。そして私には創ることしかありませんでした。
今までの事柄に感謝し、今まで出会った方々に感謝し、これから出会うであろう方々に感謝し、創ります。アナタのお名前を創らせてください。
生きるってなんでしょう。彼等が生きて笑って歓んで。少しずつ思いだして生きていきます。創っていきます。
ここまでお読みくださり、有難うございました。

愛車も手放しました。また、乗りたいな。