彫刻になって、ハリウッドスターと共演しよう!〜吉田孝弥彫刻展〜

彫刻になって、ハリウッドスターと共演しよう!〜吉田孝弥彫刻展〜

制作に使用する素材と道具①

こんばんは、彫刻家の吉田孝弥です。 今日はいつも彫刻を制作する際に使用している素材、材料と道具を紹介します!!! まずは材料。 僕が制作のメインで扱っている素材は粘土です。 粘土には、樹脂粘土や水粘土、陶芸を作る陶土など様々な種類があります。 その中でも僕が使っているのは「石粉粘土」です。「石塑粘土」などと表記されたりもしています。 石粉粘土は、誰もが使ったことがあるであろう紙粘土と同じように自然硬化するので、ほおっておけば固まる素材です。 紙粘土よりも粒子が細かく(紙粘土は繊維質で毛羽立つ)、水溶性なので扱いやすいのが特徴。
パジコ ラドール プルミエ
メインで使っている粘土は2種類。 上の画像は「パジコ ラドール プルミエ」です。 色が白く、やわらかいので伸びがよく、硬化後は切削作業がしやすいです。大きい形はこれで作っています。
パジコ ラドール プレミックス
もう1つは「パジコ ラドール プレミックス」です。 少しかための材質なので、小さいところ、細かいところはこれで作っています。色は少しくすんだ感じです。 体など、大きく大胆に作りたいところは「プルミエ」。顔や手など、細かく作りたいところは「プレミックス」と使い分けております。

幼少期の粘土遊びから彫刻へ。

僕が制作のモットーとしているのは、幼少期から作り続けてきたものに彫刻的な考え方などを取り入れて、制作する。ということです。 なので、基本的に制作するスタイルは小さい頃から変わりません。 体に害がほとんどないものを使い続けているし、小学生や中学生などにもレクチャーしやすい制作方法や素材選びをしています。 誰しもが学校の図工や美術の時間に触れたことのある、身近な素材で作ることで、より分かりやすく、作品と鑑賞者の距離を縮められたら…と思っています。 そして、僕と同じように、小さい頃に作る喜びを感じ、少しでも美術の楽しさを知ってもらえたら嬉しいなと思っております!!!

次回は、使っている道具を紹介します!!!

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