優しい声とハープの音で紡ぐ「朗読CD付絵本」を、難病の子どもたちに届けたい。
優しい声とハープの音で紡ぐ「朗読CD付絵本」を、難病の子どもたちに届けたい。
by umi.doodle
本・漫画
朗読の楽しさを/ゆたかあすか
朗読練習の様子
「今、苫小牧出ました!」

昨日(12月27日)の練習の様子
「苫小牧出ました」「東京出ました」「千葉出ました」「局を出ました」「稽古場が空いてないので寒空の下で凍えています」etc
練習予定を作るのも一苦労の中、なんとか皆で「朗読CD付絵本制作」に向かって練習や打ち合わせを続けています。。。
今回はそんな私たちの、生々しい(笑)活動報告をお届けします!/演出:ゆたかあすか
「よし!やろう!」の一言では何も始まらない!
想いはあれど進まず的に、動きたくても何から動いていいか分からない時ってありますよね?
10月初旬頃、声掛けから始まりメンバーを揃えていきましたが、まさにそれ。
「ゴールはなんとなく見えているのに、宙を浮いている」
私たちは、何度も何度も何度も何かつまずく度に「最初」に戻りました。
なぜ?私たちはこれをやろうと思ったの?

互いに問い掛けあいながら、自分たちのやりたいことを探していきました。
どんな作品を創りたいのか、物語の構成から毎日相談を繰り返していました。
そのたび、「なんでこれを?」って、自分たちに問いかけながら、
こんなものを創ってみたいというイメージを共有していきました。
やりたいことが見付かると、止まる

気になったことは互いに何でも意見し合うようにしています
やらなくてはいけないことが山積みされて、出来ないことが川のように流れていき、
やりたいことが見付かる度に、調べものや人探し、直接会いに行き、話してみて、理解して、
違ったんだ~と戻ってくるの繰り返し。
「自分たちのやりたくないこと」を探す

基礎はもちろん、「どうしてこういう表現なのか」等、細かいやり取りが続きました
私たちの活動の根元にはいつでも、「活動を機会にして、紐づけされた子どもたちへのエールを忘れない」というテーマがあります。
個々に活動している私たちが繋がる意味は、「何かの形で必ず子どもたちに残すこと」です。
だから、通るこの道を一人で通ることだけはしたくないと思い、日々、"自分に出来ること"ではなく、"自分たちに出来ること"を探すようになりました。
新しいことへの取り組み

「テストテスト」と、新しいことを色々と試してみました
ダメだと思ったセリフや表現はすぐに捨てて、新しい試みを続けていきました。
「この方がスッキリする」「これはもうちょっと試してみたい」と言いながら、一文字一文字と付き合ってみました。
でも、判断するのはお客様
それでも全体通した時にお客さんがどう感じるのか?と考えた時に、
「変だね・・・(笑)」となれば、また変更しています。
自分たちのやりたいことと、お客さんの求めることの差をどう埋めたら良いのか議論は続きました。
朗読の魅力
朗読だから出来ること

本をわざわざ読み聞かせることには、きっと意味がある
「朗読だから出来ることってなんだろう?」って考えました。
ありもしないものの感情だって伝えることが出来るのは、
「声と音のみ」という制限だらけの表現方法が作ってくれる無限の可能性がなせることだと思います。
子どもだけではなく、大人にもきっと楽しいことだと思います。
お客さんの心の中で、私たちが落とした言葉が世界を構築していく
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朗読イベント用の挿絵/umi.doodle
目をつむって声を聴いて楽しんだり、
読み手の顔を真剣に見てみたり、
挿絵を見ながら音が響くその空間を楽しんだり、
色んなお客様がいます。自分なりの朗読との付き合い方を楽しんでいる姿を見て、こっそりとにやけます。
言葉と音が織り成す世界を沢山の人に提供してみたいです。この自由な空間を。
次回は「ハープ生演奏で」

次回は来年の1月13日、ハープの生演奏で朗読会を行います。
今は、朗読が好きで好きで溜まらない私達です(笑)
朗読を楽しませようとかではなく、お客さんと一緒に楽しみたい。
私たちの朗読への気持ちを、一人でも多くの人と共有したいです。
そのために、まだまだ出来ることがあります。頑張ります!!

「SKYBUTTERFLY~殻の向こう~」/umi.doodleポストカード展内イベント