優しい声とハープの音で紡ぐ「朗読CD付絵本」を、難病の子どもたちに届けたい。

優しい声とハープの音で紡ぐ「朗読CD付絵本」を、難病の子どもたちに届けたい。

ミヤラジに出演してきました/ゆたかあすか

朗読イベントのお知らせに地元のラジオ局にお邪魔してきました

ミヤラジ(FM77.3)は、地元・宇都宮の情報をディープにお届けしているラジオ局です。
画家umiさんが発起人となって始まった、「朗読CD付き絵本」企画。日頃より交流のあるメンバーということもあり、今回の企画に私が手を挙げるのは自然なことでした。 地元のラジオ局や新聞により、応援してもらうことがとてもとても嬉しい中、戸惑いもあった今回の企画に徐々に自分なりの答えが出てきました。

「skybutterfly~殻の向こう~」について

ー物語ー 2匹の姉妹のイモムシが、蝶になるまでの物語。 元気で明るいお姉ちゃんと妹の”私”は、いつも一緒。 ところがある日、大きな雨粒がお姉ちゃんに当たってしまい… お互いの声を聴きながら umi.さんの挿絵を見ながら ハープの音色に包まれながら、 ”妹”はこう思っているのかもしれない。 ”姉”はこう感じているのかもしれない。 ”私”は、こういう姿なのかもしれない。 読めば読むほどいろんな想像が広がり、深まっていきました。もしこの「朗読CD付き絵本」がみなさんの手に届いたら、どんな風に感じてもらえるんだろうと。脚本演出としてそんな楽しみもあります。
いただいた物語を朗読仕様の文体に整えて、間や声のトーンなどを出演者に指示する。という役割です。

傍に居るだけでは歯がゆくて、

パーソナリティの方がこのように仰っていました。 「傍に居るだけでは歯がゆくて、でも本人の辛さそのものを体感することはできない。だからこういう形で手を差し伸べようとするこの活動はとても意味がある」 ”頑張れ”という言葉の代わりに、そっと、この絵本を渡したい。そんな存在になるように創りたいと思いました。

私の頭の中でいつも、俯いて膝を抱えている子がいる。

私の頭の中でいつも、俯いて膝を抱えている子がいる。 それはこれから出会う子供たちかもしれないし、 かつての自分自身なのかもしれない。 この作品を通して救いたいのは、本当は私自身なのかもしれない。 いつも、お姉ちゃんの「とあるシーン」を読むと泣きたくなってしまいます。 それでも、わたしたちはもう「大人」だから、自己満足ではいられません。 絵本を作る「だけ」では意味が無いんです。 病気そのものへの辛さを身をもって知ることは難しいけれど、 うずくまっている子どもたちに、”共感”することはできる。 淋しい気持ちや悲しい気持ち。 それを知っていればいるほど、 ふとしたキッカケで、誰よりも世界を明るく感じることができる。 そんな景色を私は知ってる。 まだ気づいていない子がいるなら、教えてあげたい。だって、勿体無いもの。 「大丈夫だよ」ってエールを贈りたい。 それが、今、私が手を繋いだ理由です。

理由は人それぞれだけど、こうして広がっていくんだ。と、

自分では考えもしなかった、思いついても出来なかった、umi.さんのこの活動を応援したい。 その先の、悩んでいる人たちの手に届けるために。
自分の動機の根本は、極めて個人的な感情です。 でもきっと、みんなそうだよ。 どこかの何かに”共感”する。 理由は人それぞれだけど、きっと、こうして広がっていくんだ。/ゆたかあすか
優しい声とハープの音で紡ぐ「朗読CD付絵本」を、難病の子どもたちに届けたい。
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