横浜で「モノ・コト・ヒト」が繋がるお店をつくりたい!
コーヒードリッパー「FUJI(フジ)」

コーヒーに命を吹き込む道具、と言っても過言ではない、、、、はず。
kibidangoでドリッパーを購入しました。
カフェでコーヒー提供するにあたり、まず考えなければならないのは、
「抽出方式」「豆」「水」です。豆・水に関しては、書き始めるとかなり複雑なので、ちょっと置いて
今日は、抽出方法について書かせていただきます。
コーヒーを淹れる方法にもいくつかあります。大きく分けて4つ+α
①機械式(コーヒーチェーン店でよく見かけますね)
②ドリップ(ペーパー、ステンレス、ネルドリップなど)
③サイフォン
④プレス(フレンチ、エアロなど)
⑤その他(エスプレッソ、etc)
わかりやすく説明すると「機械式以外」は「豆の焙煎・挽き方・淹れ方の熟練度」で味が左右されます。
僕が自分のお店で採用するのは「ドリップコーヒー」です。
(ラテは機械式のエスプレッソマシンを購入します)
ドリッパーは、KO&RO(株)の「FUJI(フジ)」にする予定です。
この製品はkibidangoで発見しました。KO&RO(株)代表の大澤さんにコンタクトをとらせて頂き、キビダンゴの書き初めイベントで名刺交換、カフェ開業についても色んなアドバイスをいただきました。熱く語り合わせて頂き、感謝です。

FUJI(フジ)開発者の大澤さんと繋がりました!
実際に淹れてみる!

専用のアタッチメントを交換すると、抽出時間を変更できるのです!
豆は、特別高価でなくても良いです。本日は市販のブレンド豆を使用しました。
(コロンビア、エルサルバトル、グアテマラ)コク・苦み・酸味・甘みのバランスは標準的です。
写真は手挽きなのですが、手挽き・機械挽きは特に関係ないです(笑)精神的になんとなく、、、、ね。「美味しくな〜れ〜」と呪文をかけながら挽いています。
挽き加減は、中挽きより気持ち細挽き寄りに設定しています。ドリップ紙は1つ穴様に折りたたんで置きます。
アタッチメント(写真右側)は、上が穴(小)、下が穴(大)です。
今回は、挽き方が少し細かいので、穴「大」で淹れます。
僕は自宅ではペーパードリップで飲んでますが、いくつかのドリッパーを試して思うことは「抽出時間をコントロールできない」ことが難点でした。まずは、それが可能となる方法を入手しました。ドリッパーは基本的に、穴の数で抽出時間が変わります。穴が1つ=一番遅い(濃い)穴が3つ=一番速い(薄い)、こんな感じです。メーカーによって1〜3つまで様々ですが、我が家には、ドリッパーを何個も置く場所はありませんし。でも、豆の状態やその日の気分で「今日は薄めがいいな」「今日は濃いめが飲みたい」など淹れ方を変更したい時は、柔軟に対応したいのです。
結果はいかに? →当然!美味い!

ドリッパー本体がどっしりしているので、サーバーはしっかりめのモノが良いです。
いつも通りの手順で、蒸らし→抽出を行い、一口飲んでみましたが、
今までのドリッパーと比べ、明らかにコクが違う!雑味もほぼ無く、上手く淹れることができました。
ドリッパー本体が九谷焼の磁器で作られており、保温性が高くお湯の温度も変化せずに淹れることができます。
淹れ終わったあと、ドリッパーを持つときに「あれ?取っ手がないぞ?!」と一瞬ビビりましたが、ドリッパー本体の上を掴んでも熱くなく(不思議だ)ベースの木を持てばOK。
味が良くなることは、一応、想定通りでしたが、、、、抽出時間を調整できるようになったので、
今度は他の豆で淹れてみよう、、、、と、もはや次の事を考え始めてしまう。イカンイカン、悪い癖が。
まずはこの味を100回淹れても100回出せるようにすることが大事です。
抽出方法はコーヒーを活かす技です。
というわけで、冒頭でも触れましたが、コーヒーと言っても抽出方法自体は様々で、それぞれに特性が出ます。
コーヒーマシンであれば、大量生産にも向いており品質は安定します。ただし、豆の個性を活かした淹れ方は困難で、機械の構造上、最悪の場合、豆が常に空気に触れて酸化が進み、1杯づつ淹れているように見えますが、全然美味しくないコーヒーマシンもあります。1杯出しだから美味いという仕組みではないのです。いつの時代でも、手間のかからないものは「安かろう悪かろう」というわけです。
品質も価格も高級な豆(スペシャリティー)を取り扱うのであれば、ネルドリップやサイフォン、フレンチプレスなどが良いかもしれませんが、そういうコーヒーは1杯700円以上します。
僕個人は、コーヒーが好きで、チャレンジがてら、たまにそういうお店にも行きますが、
コアなファン以外、一般の人は行かないでしょうね。。。。
余談に走りますが一つ、コーヒー好きの僕から皆さんにアドバイス。おしゃれなケーキ屋さんでも、機械式のお店は山ほどあります。それが悪いとは言いませんが、注意点として、コストパフォーマンスを必ず確認してください。雰囲気に飲み込まれてはなりません。600円以上するなら量もたくさん飲める「紅茶」を頼んでおいた方が良いです。コーヒーが600円以上でも「おかわり自由」であれば機械式でもOKだと思います。
僕がお客様に提供したい事は「気軽に上質なもの」です。コーヒーについても同じです。低価格かつ、それなりの味で満足できるのであれば、チェーン店との競争になります。専門店で飲むとかなりの価格で飲むことになるでしょう。
サプライズはそこにはあまりない気がします。「手が届く範囲で上質のものを知った時」に「驚きと喜び」が生まれます。そういうものを提供したいと考えています。
それでは、修行を続けます。また次回の活動報告でお会いしましょう。
次回は「極寒!真冬の北海道レポート!」です。乞うご期待!