せとものの町・愛知県瀬戸市の魅力を伝える、ゲストハウス「ますきち」を開きたい

せとものの町・愛知県瀬戸市の魅力を伝える、ゲストハウス「ますきち」を開きたい

「ますきち」の大工さんをご紹介します!

僕の師匠、むっちゃんです

▲六鹿崇文(むつが・たかふみ)。1985年豊田市生まれ。トヨタ自動車株式会社を退社後、豊田市内の大工さんの元で2年半の修業を経て、2017年に独立。愛知県豊田市の地域と若者がゆるくつながる場「kabo.」や長野県飯田市の「Yamairo guesthouse」の施工に携わる。
今回は、「ますきち」のリノベーションに協力して頂いている、大工さんの紹介をさせてください! “むっちゃん”こと、六鹿崇文さんです。
▲直し方や改修に必要な材料などを丁寧に教えてもらっています。
「ますきち」では、すべてを大工さんにお願いすると、どうしてもお金が足りません。そのため、自分で直せる部分は自分でやるために、週に1度、「ますきち」に来てもらい、施工アドバイスをもらっています。
▲床の土台作りワークショップの様子。
そのアドバイスをもとに、床の下地を作ったり、壁を壊したり、といった作業を進めています。週末には、時々ワークショップを開き、地元の方をはじめ、ゲストハウスや旅が好きな方など、多くのみなさんにご協力いただいています。 お手伝いいただいているみなさん、いつもありがとうございます!
むっちゃんは、新しい家を建てる大工さんではなく、古い建物や空き家の取り壊しなどで、捨てられてしまう運命だった、雰囲気の良い古材や建具などを“レスキュー”し、それを生かして、新たな空間をつくることを得意としています。
▲今年5月末にオープンしたばかりの「Yamairo guesthouse」。むっちゃんが担当したドミトリー。
僕も何度か足を運んでいますが、こちらのゲストハウスで、大工のひとりとして、ものすごくかっこよいドミトリー(相部屋)などを手がけています。瀬戸市から車で1時間半ほどなので、ゲストハウスのハシゴもおすすめです!!

昔の大工さんの気の遠くなる仕事ぶりが感じられる家

▲ぼこぼことした跡が、ちょうなで削り出した跡。
むっちゃんは「ますきち」の建物からは、昔の大工さんが、どれだけよく木を知り、建てているのか、気の遠くなるような仕事ぶりが伝わってくるといいます。 「床板を見ても“ちょうな”という斧の柄の部分が折れたような大工道具を使って、丸太から角材を削り出すようにして作られた板を使っていたりするんです。この板1枚を作るのに、どれぐらいの時間がかかっているんだろう。 昔の人がどうやって持ち上げたのかわからないほど、太くて立派な梁も見つかっています。木の1本1本の特性を理解した大工さんがかなり時間をかけて、建てられているはずです」(むっちゃん)
最後に、「ますきち」をどんな空間にしたいのか語ってもらいました。 「僕はゲストハウスを開きたい気持ちが、大工をやる前にあって、ゲストハウスで働いた時期もあるんです。ゲストハウスでの出会いは、一期一会ではなくて、人生観が変わったりすることが多々あると思います。 この物件は、ポテンシャルがめちゃくちゃあって、宿をやるべくして、生まれた建物。ここが、そういうきっかけの場になったら嬉しいですね。僕はゲストハウスのオーナーとしてではなく、空間でみなさんをおもてなしします!」 むっちゃんには、6月からは施工アドバイスだけではなく、本格的に現場に入ってもらい、空間デザインと施工の両方を担当してもらう予定ですので、楽しみにしていてください! これからもどんどんワークショップを開いていくので、お手伝いどうかよろしくお願いします。この日、手伝えるよ、という方がいらっしゃったらFacebookページのメッセージからお気軽にご連絡ください。
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