高島おどりを盛り上げて、高島音頭を未来に繋ぎ続けたい!
【コラム・高島おどり応援団】アーティスト・河原尚子さん

応援メッセージ
大西くんが、急に「一生のお願いです」なんていうもんだから、なんだろうと気になっていたのが、地元のお祭りのことだったと知って、瞬時に胸の奥が熱くなった。
本来、舞とか歌というものは、神事のためのものなんだと思うけれど、その音色や振りは、いつも懐かしくて涙がでそうになる。日本人のずっとずっと前からの 血が騒ぐからだろうか。
祭りとは、「まつりあわせ」が語源だと聞いたことがある。天と地、人と人、心と心。
テクノロジーが発達しても、人工知能がとても賢くなっても、ハンドルを握らずにどこへでも行けるようになったとしても、喉の奥をならして歌って、手を足を心をつかって踊って誰かとつながることは、人にしかできない。
繋がっていくもの、無くならないものは、そういう価値のあるものだと思う。
彼が、「一生のお願い」といってるのは、そんなことを思ってのことなのかなと、そう思ったから、私は心から応援したいと思います。
河原尚子 かわはら しょうこ
京都府出身。代々続く茶陶の窯元に生まれる。佐賀での陶芸の修行の後、2005年より独特の技法での陶板画制作をはじめる。2009年、プロダクトブランド「SIONE(シオネ)」を立ち上げる。陶板画制作・デザイン・老舗のブランディングやアートプロジェクトなどを通じて、もてなしの時間や空間を創造し、国内外で作品を発表している。