「自らが持つ技術」に日本人自身が付加価値を。「ハイエンドな完全防水レザージャケット」の開発

フォロワーの皆様 お世話になっております。ご支援誠に感謝しております。 MAJESTIC CLOSET高田です。 さて本日は商品が出来るまでのちょっとしたストーリー。 部品の一つ、「ジッパー」についてです。ジッパーなど何でも同じかと思いきや、こちらにも拘りがあるのです。 一見するとジッパーはアメリカンヴィンテージのようにも見えるこの商品。 しかし実は日本が生産しているのです。 このジッパー自体にも実はストーリーがありました。本日は一般には知られざる逸話について。

とある展示会会場にて発見した「WORDES」

一年前の今頃でしょうか。東京ビックサイトでのとある大規模なファッション展示会に行きました。 資材屋さんも幾つか出店しており、そのうち目に留まったのがこちらのジッパーを製造する朝日ファスナー株式会社。とても個性あるファスナーを並べていました。 このファスナーは「WORDES」と呼ばれる、一旦アメリカで廃盤となったかなり古くからあるジッパーなのだそうです。それをわざわざ製造権を買い取り復刻させたそうです。

「WORDES」ジッパーとは

引用：朝日ファスナー(株) ジッパーの歴史中でも一番古い製法で作られる高級なジッパーです。アンティークな雰囲気を醸し出します。 実は50年以上の歴史があるそうです。 表面にメッキ加工は施しておらず、金属の風合いを全面に出しています。金属は厚く、重量感があり個性を演出できます。合わせて経年経過を楽しむ事が出来るジッパーです。

何故個性あるものを生産するのか

気さくなおじいさんだったので話が弾みました。何故「WORDES」を買い取ったのか少し疑問に思ったので聞いてみました。 すると 「安物なんぞ海外に任せたらええ。」 と一蹴したのを覚えています。 「日本に必要なのは個性と品質だ。特筆するそれが必要だ。」 とも併せて言いました。 「みんな海外に任せている。確かに安い。しかし日本の良さは其処じゃない。」 僕はその言葉に共感しました。 その時はまだ、商品の企画は具体的には決まってなかった気がします。いつの日か使えたら良いな、と思ってパンフレットを取っておきました。

そして時は流れ

そして時は流れ商品を企画する事となりました。その際のジッパーの選択肢は二択でした。 大手「YKK」か、「WORDES」。 YKKさんは大手だけに品番が圧倒的に多く、いくつも候補がありました。正直WORDESさんは品番や色に限りがありました。しかしデザインは其々に個性が有りました。 悩みましたが、以前の話が心に残っており、折角であればと個性を出せる「WORDES」に決めました。 こちらレザージャケットに使用しているジッパーは、実は奥に朝日ファスナーさんの想いが詰まってるプロダクトなんです。 人が何かを選ぶ時の差は、その拘りや根本の理念なのでしょうか。 そんなちょっとしたお話でした。

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