臭いゼロ。国産100%のイノシシ脂化粧品を作って農作物被害を縮小したい!
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60%突破★私がよく聞かれる質問「イノシシ肉はなぜ高いの?」

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プロジェクト開始から丸3日が経過しました。
皆さまのおかげで早くも60%まで達成しております。
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残り47日間もどうぞよろしくお願いいたします(/ω\)
どうして高いのか?
最近イノシシの活動をしている中で、よく聞かれる質問があります。
それは、「イノシシはなぜ高いのか?」
\年間53万頭も捕獲されてるんでしょ?/
\たくさんいるじゃない、なぜ高いの?/
一般市場に出ているイノシシのお肉は、牛や豚と比べても3倍以上の価格がついています。
だからそう思われるのはごく自然なことです。
なんなら「山に捨てられてるんだからタダじゃん」と言われることもあります笑
そうなんです。
山で育ち自然の中で生きているイノシシは、誰の世話にもならず生きています。
だから牛や豚のように餌も小屋も必要ないのです。
ですが、牛や豚の肉になくて、イノシシ肉に必要なものがあります。
それが捕獲する人、つまり猟師さんです。
猟師さんが年間に捕獲できるイノシシの数は?
猟師になるためには、狩猟免許が必要です。
狩猟免許保持者は全国で19万人(2015年)いると言われています。
なんだかとても多く感じますよね。
これは東京都三鷹市の人口と同じくらいです。
では、年間53万頭のイノシシを19万人の狩猟免許保持者が捕獲する場合、1人あたり何頭になるのかというと、単純に計算しても年間たったの2.8頭です。

全国5位の被害を被っている愛媛県も、害獣駆除に力を入れている県のひとつです。
愛媛県の場合は、1人あたりの捕獲数が年間5.6頭になる計算です。
猟師さんは本業が別にあり、猟師を兼業としている方がほとんどです。
本業が休みの週末や通勤前、通勤後に山に出かけては罠を仕掛け、罠の様子を確認し、イノシシが獲れれば時間を調整して解体所に運びます。
このように地域の農作物を守るために、自分たちの時間を費やして努めてくださっているのです。
その対価としてイノシシを捕獲すると自治体から報償費をもらえたり、解体所が買取をすることで報酬をもらうことができます。
この報酬が猟師さんの労働力に見合っていなければ、猟師さんのモチベーションの低下につながり、害獣駆除対策がうまく実行されず農作物の被害が拡大していくという結果になります。
猟師さんには狩猟のために必要な猟銃や罠、檻の購入費、そして効率よく捕獲していくための監視カメラや電波システムなど、たくさんの費用が掛かります。
これらの必要経費も個人が捻出するにはかなりの負担ではないでしょうか。
私たちが食べているお米や野菜を守るために、地域を代表して害獣駆除に取り組んでいる猟師さんたち。
解体所ではそのイノシシを食肉に活用すべく、猟師さんからお肉を無料でいただくのではなく、きちんと買取をしています。
それは猟師さんの労働力に対する正当な対価なのです。
イノシシ肉がどうして高いのか?
その理由のひとつがここにあります。
猟師さんがやっとのことで捕獲したイノシシを、解体所では心を込めて食肉にしています。
皆さまに美味しいと喜んで食べていただくことを願って。