未就園児(3歳までの子供)向け、育児サークル「ムラノコ」でママ目線の村マップを作りたい!

未就園児(3歳までの子供)向け、育児サークル「ムラノコ」でママ目線の村マップを作りたい!

「村の宴」とは。

体験型御礼特典の1つである、「ムラノコファミリーと楽しむ菅沼でのスタンドアップパドル(SUP)orカヤック遊び、そしてそのまま村の宴へのご招待」。私の中ではもうそれはとっておき&一押しプランなのですが、ふと冷静に考えると、これ、よく分からないですね。人も知らない。なので、やや怪しい。となると、金額も高くみえる。。
というわけで、少し紐解いてご紹介をさせて頂こうと思います。ちょうど、(私が勝手に名付けただけですが)村の宴なるものが本日開催されたので、その様子を少しばかりご紹介です。

まずは舞台となる、遊楽木舎(ゆうらぎしゃ)について。
主にリンゴ、トマト、とうもろこしを育てている星野夫妻(精一さんとヒサコさん)の畑と、木々、そして併設されている建物。iPhoneのパノラマカメラで撮影すると、こんなところです。写真の向かって左が畑、右の林の奥に建物があります。今日は天気に恵まれ木々が美しく、いい風が吹いていました。

こちらが建物。精一さんが、片品村のいい材を自分で探し回り、厳選した材木で手作りで創られたとのこと。それももうかれこれ25年も昔のことだそうです。
キッチンスペースだけは保健所の関係で適わなかったようですが、釘などを使わずに材はすべて組んである(木組み)ので、建物は壊すとすべて土に還るとのこと。

大人も嬉しい、大型ハンモックとピザ等が焼ける大きな石釜もあります。

そして精一さんに、少しだけ畑を案内していただきました。
例えば、リンゴは6種類。9月の下旬から食べられるあかぎ、陽光、ふじ等々。農薬を出来るだけ使わないリンゴ栽培にチャレンジを続けていらっしゃる生産者さんです。
ミチコさんも以前、「精一さんのところのリンゴは、キズも沢山あって中から虫が出てくることも。でもそれが本来の姿とも言えるんだよね」と。私も今秋、そんなリンゴに出会えることを楽しみに。日頃から、豊かな食を体現されているご夫婦です。

そしてこちらは、トマトの苗。

「3日でこんなに大きくなるんだよ」と嬉しそうにお話しされ、「植えるまでは離れられない、どこへも行けない」と生き物と向き合う人に共通する気持ちのいい責任感に触れました。冬は長年スキー場のパトロールをしている精一さん、春がきたら人間中心のライフスタイルから作物中心になるという。

「土地と向き合って何年ですか?」とご質問させて頂いたのですが、もともとは製材屋の息子さんで、しかしながら若い頃から製材は斜陽産業であると感じていらしたという。
精一さん自身、昔から大地や自然に向き合うことは好きだったようです。片品は出荷せずとも家で食べる分の野菜を育てている家は多く、精一さんも幼い頃から農作業は身近だったとのこと。先祖代々守ってこられた土地は、精一さんで6代目。
精一さんが考えたのは、生産農家としてではなく、レクリエーションとして農業を楽しむという時代が将来的にくると思われたという。もうかれこれ、20年も前に。はい、先見性を垣間見ました…。つまり、20数年前から大地と向き合っているというのがご回答です。 
平たく言うとここは観光農園になるのかもしれません(一般のお客さんを受け入れていらっしゃいます)が、星野オーナー夫妻にはだいぶしっかりとしたお考えがあります。

本日の片品は、ここぞとばかりに虫もブンブンと緑が色鮮やかに。一気に芽吹いています。お天気に恵まれ、本当に気持ちのいい一日でした。コウタロウも、今日は芝生でハイハイ。足裏の芝生の触感に、少しずつ慣れているようです^^ 松ぼっくりを口に入れ、眉間にしわが寄りました。


さて本日は、ここ遊楽木舎にて釜あけパーティでした。


あくまでも私見ですが、ここは外と内とが有機的に繋がった空間。それはおそらく、建物の造りはもちろん、空間に集う人がそうなんです。この村の中でも特に外(自然)との距離が近い方たちなんだろうと思いますが、その近いこと近いこと。子供たちも、大人も。
隠し撮り風になりましたが、精一さんの隣にいるキャップを被った男性がケンスケさん。御礼特典の、スタンドアップパドル(SUP)のガイドを務めてくださいます。リエさんの旦那さんです。なんとご紹介すればいいか悩みますが、ガイドカンパニーを主宰しています。(ケンスケさんについては、こちらをご参照ください。

キッチンの中心は、ヒサコさん。
笑顔が温かく柔らかく、この場の居心地の良さを生み出す上でとても重要な存在であると勝手に感じています。私自身、初めてここ遊楽木舎にお邪魔した際に、ヒサコさんの笑顔にとても安心したのを覚えています。
やや固い表現になりますが、「気持ちよく仕事をすることがいい仕事に繋がる、そのためには何事も楽しむことが大切」であることを自然体でやってのけるお方とも感じます。宴は仕事ではありませんが、如何なる場においてもどういう空気を作り上げるかは大切なんですね。

さて、宴で気になる、ここの食とは。
その都度、旬の食材が加わるので8月末とはまたちがうものの、今回のご紹介を。いつも嬉しい定番は、生地から手作りの薄皮ピザ。トマトペーストやバジル、秋のデザートピザ(リンゴ乗せ)も美味でした。冬のおでんもいいお味でした。今回は、コーン&ベジタブルスープ、ベイクドポテト、山菜、行者にんにくの炒め物、蒸しイモ、つきたてのお餅(自家製きなことねぎ味噌で)等々。私はコウタロウがオネムのため先に失礼したので、ここまで。

男性陣を中心に、火をおこしてピザを焼いたりお芋を蒸したり。火のまわりには、いつも子供の姿が。小さい頃からこうして直火を身近に感じるのは、私はとてもいいと思うのです。

ちょうどお餅をついていたのは、沼野家の長女ホタカさん(右)と次女リッカさん(左の右側)。

皆で準備し、分け合い、食べて、呑んで。椅子もあるのですが、立ったり座ったり。
その時々で、おすそ分けや差し入れがあったりします。今回はスペインのビオワインがあったり、尾頭付き鯛が。山奥に、鮮魚が参りました。

村の宴と(私が勝手に)いうものの、今日も沼田や東京、遠くは長野からいらしていました。昨秋にはウィスラーから一時帰国中のご家族にお会いしました。
私はまだまだ新参者なので尚更ですが、いつも初めましての方々にお会いできる楽しく刺激的なひと時です。

ここ遊楽木舎にて、8月29日の土曜日、今日と同じく、片品村の子ども(ムラノコ)達も大人も、隣村や街からも、県外からも集まっていただき、宴をおこなう予定です。是非ぜひいらしてください。
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