1mm間隔のスリットが魅せる、繊細な新しい世界。指先から生まれた光の写真集の物語

1mm間隔のスリットが魅せる、繊細な新しい世界。指先から生まれた光の写真集の物語

日々の活動

写真集の写真が雑誌に使用されています

群像2020年1月号(12月発売)リニューアル1月号で使用頂きました
こんにちは、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 私の住んでいる街では交通機関のストライキで全くメトロが動かなくて、バスも来なくてすごいことになっています。日本では通じる常識が海外では通じないことをまた改めて痛感させらる日々です。 さて、2019年も年の瀬になってきました。 今年は、写真集「指と星」のクラウドファウンディング に力をかして頂いて改めて有難うございます。無事に今年本として完成させられたことを改めて嬉しく感じています。 各方面にも好評で、今月(12月発売)の講談社の雑誌「群像」にこの写真集に収められた写真を表紙に起用していただきました。「群像」といえば純文学で、並んでいる作家の名前をみると背筋がピンとします。私のビジュアルがこの「群像」の世界にまた新しい魅力を加えられたら、やはり嬉しいです。本文中にも1枚写真集の写真を使って頂いていますが、それは実際に本を開いてご覧頂けたら幸いです。 9月の展覧会では展示と同時に多くの方に直接本をお渡しさせて頂きましたが、また来年春には日本での展示を企画しています。詳細は追ってお知らせ致します。

舞台美術をつくりました

パリの国際大学都市にあるmaison du japon日本館。藤田嗣治の大作と同じ空間で作品を展開しました
12月はこれに加えて、私の作品を舞台美術として、その上で踊りや演奏を行う公演をパリで行いました。これは燃えた折り鶴の写真を1000枚ほど床に並べた作品です。私の祖父は広島原爆を観た人間なのですが、彼が観た原爆の光を見出したくて制作しています。どうしても原爆というと政治的なものに引っ張られてしまうのですが、そうしたものから自由に美術でそうしたものと向き合えたらと願っています。 実はこの企画は3回目で2016年から行なっています。次はパリから日本や別の都市でもしたいなとも考えているので、もしうちの街でやってということがあればおしらせください。

来年の予定

少し書きましたが、来年は4月に京都で展示をします。その前の3月はパリのギャラリーで個展をします。5月にも東京で個展をできたらと思います。それぞれまた詳細決まってきたらお知らせできたらと思います。 私は場所性にすごくこだわりがあるので、その場所その場所でしか味わえないような展示をできたらと構想しています。そのなかの種となるのが写真集「指と星」です。この世界を育てて広げていけたらと思います。まだ本を手にとってられない方はぜひ手にとって頂けたら幸いです。それでまた進んで行くことができます。 みなさん、良い年末を
コメント