【障がい者支援の新しい取り組み】きょうだい(児)を伝える本を届けたい!!
【ごあいさつ】きょうだい(児)を伝える本を届けたい
ただいま準備中です。

電子書籍「#半透明のわたし」の発表から1年。「#わたしのクエスト」も多くのご意見を頂戴しました。この度、この2冊を紙の本として出版するため、クラウドファンディングに挑戦します。

【”紙の本”を、新しい繋がりとして/ゆたかあすか】
この度は様々な方々のご協力によって、拙著の出版企画を立ち上げていただくことができました。
今まで応援してくださった方々に、改めて深く感謝申し上げます。
電子書籍発表後、本編の感想と同じくらい寄せられたご意見があります。
「これ、紙の本にならないの?」
「紙の本だったら、知り合いに貸し借りできるのに!」
「本棚に置いておきたいなぁ」
電子書籍のメリットは、読みたいときに読めたり、文字の大きさを変えられたり、劣化の心配がないところなど。ユーザーひとりひとりの環境にほぼ影響しないところにあると思います。そのおかげで、いろんな方々の目に触れる機会が増えていったのだと思います。
そしてその次に求められたのは、やはり「繋がり」や「温かさ」なのかもしれません。
自分の端末(スマホやタブレット)だけではなく、誰かと共有したい。読みたい部分を、ぱっと開いて反芻したい。それが、紙の本の良いところでもありますよね。
この本たちを周りの人にも知ってほしい、いつでもそばに置いておきたいと感じていただけたこと。
決して明るい話ではないのに、その共感し心を寄せてくださった方がいらっしゃったこと、大変嬉しく思います。
私自身にとっても念願の出版となりました。
そんな2作ですが、障がい(知的障がい)を抱えた姉と妹との間に生まれた、私の葛藤から始まっています。
すべてに納得してハッピーエンド…といきたかったところですが、書籍を発表した後でも、根本的な心の部分はまだ何も解決していないように思います。
あれから、実の姉と妹と会う機会を意識的に増やしています。でもやっぱり姉と妹は子供のころの通りで、何も変わっていないような気がして、私のことをどんな風に感じているのかもさっぱりわからないままで。
でもこんなことで悩んでいる私は、無意識に意思疎通を、繋がりを求めていたのだと少しわかったような部分もあって。
寂しいけれど、少し素直になれたような気がする。それだけでも少しだけ楽になれました。
私自身が、今も旅の途中なのです。
正しい解答なんてどこにも見当たらない、だから読者の皆様と一緒に考えていける気がする。
紙の本を新しい媒介に、さらに大勢の方の目に触れてほしい。
障がい・病気を抱える方が身近にいても、いなくても。
今よりも一歩先、二歩先へ足が踏み出しやすくなるように。
ひとりひとりが自分の未来を明るく歩んでいけるように。
未来の「わたしたち」が独りきりでいないように。
「本」として皆様のそばに寄り添えるように。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。