皆様はじめまして!皆様こんにちは。
このたびはご覧いただきありがとうございます。
「長崎島原半島 舘野泉リサイタル実行委員会」代表の久間(きゅうま)と申します。
先に述べた世界的なピアニストである『舘野泉』さん。私は一人のファンとして追い続けていましたが、東京、大阪、福岡などの大きな会場のほかに、舘野さんはあまりメジャーではない小さな会場でもコンサートを開かれている事を知りました。運よくお話しできたときにそのことを尋ねると「僕はピアノさえあればどこへでも行くよ」と。
その時に思ったのです。私の故郷、島原半島にも来て下さるチャンスが巡ってくるかもしれない、と。
しかし2002年、舘野さんは病に倒れます。右半身が動かなくなりピアニストとしての危機が訪れましたが、
なんと「左手のピアニスト」として2004年にはリサイタルを開催するまでとなりました。その間にはどれだけの葛藤や絶望や努力があったか計り知れません。でも音楽の力がそれを超えていったのです。
私はそれからも度々舘野さんのリサイタルに足を運びました。年々、その演奏からは生命力のようなものが力強く感じられるようになってきました。
そして昨年、とうとうチャンスが巡ってきたのです!島原半島という小さな場所で「ピアニスト舘野泉」のリサイタルを開催するという!
もう二度とできないかもしれない、なので一人でも多くのかたに聴いてもらいたいです。きっと何かを感じられる。
とくに、子供たちに。
そのためにはやはりいくつかの問題点が出てきました。
とくに集客難による資金面が不安でした。
そこで、皆様にご支援いただきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げたのです。
ピアノリサイタルのご案内舘野泉ピアノ・リサイタル
~日本とフィンランドをピアノの音でつなぎ続けた「左手のレジェンド」新春、長崎島原半島・普賢の麓に届ける喝采の音〜
2020年1月12日㈰ 13:30開場 14:00開演
島原市有明総合文化会館(グリーンウェーブ)
プログラム
演奏曲
バッハ=ブラームス シャコンヌ
スクリャービン 前奏曲・夜想曲
光永浩一郎 サムライ(舘野泉に捧ぐ)
山田耕筰(梶谷修編)赤とんぼ
久保禎 左手の祈り(舘野泉に捧ぐ)
ほか
当日は、ピアノの演奏と曲間に優しい語り口でお話を頂くプログラムの内容になっています。
演奏する曲は、当日変更されることもありますので、ご了承願います。
料金 指定席¥5,000 自由席¥4,000 学生自由席(※小学生~高校生)¥1,000
JR駅からのシャトルバスも準備しています。お問合せください。
少しでも多くの子供たちに素晴らしい音楽を体感してもらいたい!
そんな思いをこめて、小学生から高校生の生徒さんまでは低料金に設定しています。
その分のご支援をこのクラウドファンディングで皆様にご協力いただけたら有り難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
左手のレジェンド「舘野泉」さん舘野泉さんは、東京生まれのフィンランドに在住するピアニストです。
音楽家一家で育ちました。ピアノとの触れ合いは早く、その人生を好きな音楽に寄り添っていらっしゃいます。舘野泉さんはフィンランドに在住されていますが、前回の東京オリンピックの年に、単身フィンランドに渡航し、シベリウスをはじめとするこの国の音楽と、オーロラがある自然に魅せられ、その地を永住の地に選ばれました。渡航後、周囲の協力もあって、初のリサイタルを成功させることができましたが、その後、リサイタルを再開させる機会がなく、長い間、厳しい生活を余儀なくされました。
しかし、舘野さんの実力は、じつは評価されていました。ヘルシンキ音楽院の教授たちは、1回だけ開催されたリサイタルの彼の演奏を覚えており、1968年欠員が生じた指導者のポストに舘野さんを迎え、彼は後進の指導とフィンランドの近現代作曲家の作品に取り組んできました。世界を股にかけ、ジャンルや場所を選ばず積極的にリサイタルを開き、日本においても多くのホールでリサイタルを開催し、彼のファンは、関東・関西・北海道・東北・福岡を拠点にクラシック界で初めての「ファンクラブ」を立ち上げました。シベリウスの曲で「もみの木」をはじめとする多くの曲を演奏し、日本に「日本シベリウス協会」を置くとともに、フランスの作曲家セヴラックにも興味を持っていた舘野さんは、同様に「日本セヴラック協会」を置かれ、積極的な演奏活動を続けられています。そんな舘野さんの演奏活動をフィンランド政府も認め、政府はフィンランドでの生活を保障し、学校退任後、舘野さんは演奏活動に益々積極的に取り組まれています。
2002年、フィンランドでのリサイタルの終盤、脳溢血で倒れ、後遺症で右手の麻痺が残り、左手でのピアノ演奏を余儀なくされました。先生は周囲の意を裏切り、リハビリを乗り越え「左手のピアニスト」として音楽活動を復活させました。当時、ハンデを持つ「左手のピアニスト」が自由に音楽活動を続けられるような曲数はなく、作曲家と協力して曲を作る「左手の文庫」という基金を設立し、左手の演奏曲を増やしました。
日本とフィンランドとの関係を「ピアノの音」でつなぎ続け、82歳の今年、日本とフィンランド国交樹立100周年の「親善大使」に選ばれ、記念公演をはじめ多くの演奏会に積極的に参加されています。
氏の人生は「ピアノ演奏が好き」という思いで溢れています。そのピアノはジャンルを選ばず、周囲からも「レジェンド」と呼ばれ、多くのファンたちを魅了してやまないのです。
最近の活動毎年100回ものコンサートをこなされる舘野泉さんですが、今年もすでに各地で多くのコンサートが開かれています。
とくに今年は『日本フィンランド国交樹立100周年』の親善大使になられ、ご子息のヤンネ舘野さん(ヴァイオリニスト)がコンサートマスターを務める、ラ・テンペスタ室内管弦楽団(フィンランド)とともに、福山、南相馬、東京、札幌、函館の5都市で記念公演が開催され、多くの聴衆の感動を呼びました。
著書も数多く、中でも今年5月に上梓された「舘野泉フォトストーリー」(求龍堂刊)は、フィンランドの景色、生活、コンサートの緊張感、そして日常の一コマなど、見ごたえのある写真が満載で、ぜひ皆様にもご覧いただきたいと思います。(ご本人推薦のCDも付属しています)
テレビ出演も時々なさってます。チェックしてみてください。映像で見ると、より舘野さんの人となりを感じていただけるはずです。
私たちの住む町で演奏してもらうということ。舘野泉さんが弾くピアノの演奏を聴くと普通に「感動」をおぼえる。でも、その映像を見ると、一音を奏でるために、ピアノに向かって右や左にと体を動かしている。その姿を見た時に、「左手」だけでピアノを弾いていることに、さらに「驚き」と「感動」をおぼえる。感動の一音は、美しい旋律を生み、「癒し」を与えてくれる。
83歳となる舘野泉さん。普段は、優しい表情と話し方です。でも、その「自然体」から思い浮かべることができない、大胆な行動...単身、フィンランドに渡航し在住したり、ジャズやタンゴを弾いたり、そして、左手での復活。凡庸な私たちには、想像がつかない行動で不思議さと驚きを与えてくれます。でも、それが舘野泉さんの魅力であり、その距離感を愛する人たちが集まり、日本のクラシック界で初めてのファンクラブを作り、現在も大事に舘野泉さんを支えています。
音楽への解釈、演奏技術の高さに加え、「自然体」の姿、これが人間「舘野泉」の魅力です。舘野泉さんに島原半島で演奏してもらえるかもしれない...そんな話が持ち上がった時、舘野泉さんの演奏やその生き方を、島原半島の皆さん、そしてピアノの演奏が好きで勉強している子供達に、是非とも同じ空間で、その音、その姿を共有していただきたいと考えました。そして、そのことによって、子供達は「ピアノ演奏の素晴らしさ」「好きなことを続けていくことの大切さ」等を感じ、自分の将来を考える参考にしてもらいたい。大人の方にも、「好きなことを諦めず続ける」ことが生きがいに通じ、元気な毎日を過ごしてもらいたいと思います。
計画が動き出し、周囲に「舘野泉」さんのリサイタル実施のことを話した時、最初は反応が薄かったのですが、最近では、「話は聞いています。是非とも、聴きに行きたい」とおっしゃる方も徐々に増えてきて、県教育委員会や島原半島の三市の教育委員会も小中高校の生徒にチラシを配布することを許可いただき、私たちの想いを数多くの人に伝える機会をいただいています。
さて、私たちの故郷、普賢岳の麓、島原半島は、交通の便が悪いエリアです。バス、電車(こちらでは汽車と呼びます)も1時間に1運行の少なさです。
演奏家の方の多くは、集客も悪い私たちの故郷にはなかなか来てくれることはありません。そのため、演奏家の「生の音」を聴くためには、東京・福岡・長崎市・佐世保市といった都市部に行かないと触れることができません。「生の音」に触れる感動は、CDや映像では得られないものです。でも、何度もリサイタルに参加すると交通費や宿泊費等が積み重なり、保護者は大きな負担を課せられるため、子供が「好きなことを続けたい」と思っていても、成長とともにその思いは薄れ、多くは他の道を選択してしまう。自分が望む将来を得ることができるのは少数となります。子供達は、その時々の自分が置かれた環境で「将来」を選択していくと思いますが、都市部と地方に差が生じ、「不平等」を生んでいることと思います。大げさですが。
世界的に著名な「舘野泉」さんが、この島原半島でピアノ演奏をしていただくことが貴重なことは、このためです。
「令和」の新時代となり、初めての新春に、音楽活動60周年を迎えるレジェンド「舘野泉」さんの「喝采の音」を届けたい。ピアノ演奏等文化を支えるのは「大人」の責任です。子供達のための「舘野泉」さんのリサイタルを開催するために、今回は、交通の便の悪さの改善を図りました。たくさんの車が駐車できるスペースを持つ会場を選び、JR諫早駅(島原半島の入り口としてキーとなる駅)から会場までシャトルバスを用意する等、集客のための準備を進めていますが、入場料のみでリサイタルを成立させることは難しく、皆様にご支援をお願いすることといたしました。
リサイタルの開催は私たちのわがままです。でも、その思いを共有していただける方に温かいご支援をいただけるようお願い申し上げます。そして、皆様と一緒に、このリサイタルを成功させたいと思います。
リサイタルを開催するまでの色々な問題リサイタルの成功は、舘野泉先生のピアノ演奏を、この島原半島で多くの子供達や大人達に聴いてもらうことです。
でも、これは皆様もよく聞かれる話だと思いますが、「地方のコンサートの集客力が悪い」。私たちの島原半島でも同様です。会場を管理する自治体や演奏家の方は協力的に運営費も都市部と比べると格安ではありますが、集客で得られる入場料が多く集まらず、主催者は演奏会を継続したり、積極的に開催する人が徐々に少なくなっ
てきます。
「集客力の悪さ」の原因の一つに交通の便が悪いことがあります。バスや汽車(電車のことです)の運行会社は少なく、バス・電車ともに1時間に1運行というのが現状です。バス停や駅も設備が整っておらず、暑さ・寒さを防げるようにはなっていません。そんな状況でバス・電車を待ち、目的の場所に到着しても、自分の目的地をつなぐ交通手段がなく、歩いて目的地まで行かなくてはなりません。そうすると、公共交通機関を利用する人がますます少なくなって、マイカーで今回のようなイベントがあると集まることになりますが、会場の席数に対して、駐車場が足らず、係員から駐車拒否を受けることもあります。
今回のリサイタルは、「舘野泉」さんという、芸術性の高いピアノ演奏と活きる力に勇気を与えてくれるレジェンドに触れる機会を、来場いただける皆様と共有したい。ピアノを演奏するたくさんの子供たちに聞いてもらいたい。でも、そのためにはリサイタルを成立する必要がある。なのでたくさんの大人の方々に来場してもらい、収入を増やしてもらうことが必要。
「舘野泉」さんのことを長崎県内や島原半島のたくさんの方々に知ってもらいたいので、たくさんのチラシを作り、特に島原半島の子供達には、全員に手にすることができるよう配布しました。また、島原半島以外からも参加いただけるようJR諫早駅から「シャトルバス」の運行を準備いたしました。
会場が満員になれば、リサイタルを成立させることも見込まれますが、地方の集客の悪さと交通の便が悪い点をみなさんに援助していただきたいのです。目標金額30万円といたします。ご支援お願い申し上げます。
また、このリサイタルで得た収益は、先生が運営されている「左手の文庫」に募金をしたいと考えています。
「左手の文庫」とは…ハンデをもって左手のピアノ演奏を余儀なくされている方はたくさんいらっしゃいます。昔は、ヨーロッパの多くのピアノ演奏家が第一次世界大戦の中、不運にも片腕を失われることが多かったそうです。現代は、特に、右手に局所性ジストニアという病気を発症してしまい思うように指が動かせなくなり、希望する音楽活動を断念させられたり、さらに、左手の演奏曲が少ないために自由な演奏活動ができない等のことが、多くのピアニストに失望を与えていました。先生は、彼らに「好きなピアノ演奏を自由にできる」環境を整えるため、作曲家の方の協力を得て「左手のピアノ曲」を作り、彼らと共にコンサート活動もなさっています。
私たちは、ご支援いただいた皆様のお気持ちをもとに、舘野泉先生のこれからの挑戦を支えていきたいと思います。
加えて、計画以上の収益を得た場合は、島原半島の音楽活動支援に役立ててもらえるよう各市にも分配したいと考えています。
リサイタルを通じて「左手のレジェンド」に触れてみてください!もうひとつ。私たちは、このプロジェクトを通じて、舘野泉さんというピアノ演奏家を広く皆様に知ってもらいたいと思います。
左手のピアノ演奏は、右手をカバーするためにも左右に動かすダイナミックな運動が必要とされます。加えて、ピアノのペダルを操作する技術。それらを、体全体でコントロールしながら曲を演奏しなければならないという高い技術で構成されます。氏の演奏は、ダイナミックな体の動きを見ることはできますが、旋律は「優しさ」の中にあって、ピアノ演奏の難しさを感じさせることはありません。
氏の言動は、柔らかく、優しいものです。「好きなことをやり続ければいい」と語られ、フィンランドに単身で移住したり、演奏会を自宅でやられたり、脳溢血で左手の演奏を余儀なくされても復活される等、その人生も他人から見ると尋常じゃないと感じますが、「やり続ける」ことで実践してこられ、世界中に多くのファンをお持ちです。またピアニストでありながら多数の著書もあり、その文体にも感性が溢れています。こんな「舘野泉」というピアニストを一人でも多くの人に知ってもらいたいのです。
私たちは期待します!音楽、陶芸、絵画、スポーツetc.習い事には、担い手と育てる大人の環境が必要です。
最近は、担い手となる子供達も少なくなり、教える師も高齢、環境を整える大人達が金銭的にも余裕がなくなってきています。特に、都市部以外の地方は顕著です。
私たちの故郷「島原半島」も同様で、少子化・高齢化・過疎化がとても進んだ場所です。地方創生など大それたことは考えていませんが、島原半島のピアノを愛する子供達に、都市部のように著名な音楽家の方の「生の音」をたくさん聴いてもらい、自分たちもその担い手を目指す事は出来るのだと感じて欲しいのです。
今回のリサイタル準備で、島原半島に同じような規模のホールではなく、楽器の演奏に適した200名前後を収容できるホールがあれば、集客についてもやりやすいのではないかと感じます。また、ピアノも会場に合わせたものを用意すれば、多くの音楽家がこの地にきてくれ、リサイタルが多く開催され、大人も子供も聴く機会が増えるのではないかと思いました。高額な費用がかかる話ですが、クラウドファンディングは一助になる方法だということも気づかされました。
地方だけでは成し得ないことも、多くの方のご支援をいただく事で、実現の可能性が強くなり、後進の方々に繋げていける事が期待できます。
最後に、今回のプロジェクトは商品開発するものではなく、私たちの「思い」を実現するために、ご支援を賜るものです。
わがままなプロジェクトだと自覚していますが、リサイタルの実現を「無理な話」ではなく、「実現できる」よう現在奮闘中です。
皆様の温かいご支援をお願いいたします。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥300,000 に設定されています。
プロジェクトは 2019/09/22 に達成し、2019/10/20に募集を終了しました。
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サポーター数 17 | 数量限定あと 3
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サポーター数 0 | 数量限定あと 1
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サポーター数 0 | 数量限定あと 2
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サポーター数 0 | 数量限定あと 1
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サポーター数 5 | 数量限定あと 0
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