プロジェクトに関してはじめまして「Sunlight and Health」カンファレンス実行委員会です。ドイツのHelioVitalという製品のビジネスディベロップメントを担当しています。
太陽の光が与える健康への影響と、生活空間に必要なwell-being ウェルビーイングに関して、ドイツと日本の最新情報を皆様にお伝えするのが今回の試みです。ドイツ人研究者を招聘したカンファレンスを開催し、ポータルサイトで情報を共有、発信していきたいと思っています。太陽光の健康に対する影響を男性、女性、乳幼児、老年誰一人取り残すことなく、正しく理解してもらうことが大きな目標です。人間の身体には太陽の光が適度に必要です。なぜでしょうか?「太陽の恩恵」の大きな要素の一つに、日光から生成されるビタミンDがあります。ビタミンD は80~90パーセントは太陽、または紫外線照射機能のあるマシーンの紫外線B波(UV-B)によって、体の中で作られます。
オフィスでの仕事や屋内での作業、涼しいショッピングモールでの買い物や建物内での余暇の活動。日焼け止めクリーム、日傘、アームカバーにサンバイザー。日本では太陽の日差しの中外を歩く時、紫外線カットのアイテムで対策することが常識になっています。このような生活習慣によって、シミ、そばかす、光老化などは避けることができるかもしれません。しかし、日光を避け、日光浴をしない都市型の生活が原因で、様々な健康上の問題が起きているのです。
UVカットのしすぎや現代の生活習慣でビタミンD欠乏に大阪樟蔭大学健康栄養学部桑原晶子先生と津川尚子先生は、2016年5月から1年間、大阪樟蔭大学の学生など20代の女性延べ101人について、日焼け止めの使用頻度や食習慣などを調査しています。
典拠:桑原晶子, 津川尚子, 岡田真平, 小切間美保, 及川(多田)佐枝子, 中野哲雄, 奥泉宏康, 田中清, 日本人のための「ビタミンD欠乏チェック質問票」作成のためのパイロット研究, ビタミン 92(7) 303‐312 2018年7月
調査の結果、日焼け止めを週3回以上使う女性の血中ビタミンD濃度の平均は通年で基準を下回る「欠乏状態」でした。また、「個人の気付きがない」ため改善が進みにくく、解決するためには、ライフスタイルにおける改善策の情報発信が必要だと、専門家の先生は考えています。日本よりも日照条件の悪いドイツ、オーストリア、スイスでは、人口の少なくとも80パーセントの人々がビタミンD欠乏症に悩まされている、との報告もあります。ビタミンDが欠乏すると、細胞代謝が阻害されます。そのため、あらゆる慢性疾患の発症と進行、生活習慣病などにビタミンDが関与している、と指摘されています。たとえば、癌、骨粗鬆症、高血圧、心血管疾患、糖尿病、アトピーなどの皮膚疾患、呼吸器系疾患、痴ほう症など、直接、または間接的に病気との関連が指摘されています。
サーカディアンリズム(概日リズム)が乱れることで睡眠の質、生活のパフォーマンスが下がる「太陽の恩恵」の大きな要素はビタミンDだけではありません。サーカディアンリズム(概日リズム)も大きく関係しています。脳と体を睡眠状態にするメラトニンや、脳の働きが良くなるセロトニンも太陽光よってコントロールされています。地球上の動植物全てがサーカディアンリズムに支配されており、太陽がそのスイッチを入れる役割を果たしていると考えられています。人間の体の中にも、体内時計と呼ばれるものがあり、肺の呼吸や心臓の血液循環、ホルモンの生産などの重要な働きをコントロールしています。例えば睡眠は健康にとって大切な要素ですが、睡眠不足になると、翌日頭がボーッとして、仕事をしてもはかどらなくなります。良い睡眠により、昼間の心と体の疲れがとれます。このように、心身の健康と日常のパフォーマンスの質に太陽の光が大きな影響を与えているのです。
太陽光を適切に浴びること、UVA / B(紫外線)を適度に活用するためにUV A / B カット(紫外線カット)が大切なのは周知の事実ですが、太陽光を適切に浴びること、UVA / B(紫外線)を適度に活用することが、食事療法や運動と同じくらい健康と長生きに必要なことはあまり知られていません。ヘルスケアの問題とそこから発生する医療費の問題、身体に大きな影響を与える太陽光に代わる照明の活用など、最新の情報をドイツと日本で共有いたします。まず、最初の試みとして専門家の方たちを招いた独日共同のカンファレンスを開催しますが、一人でも多くの方に大切な情報を伝え、理解し、自分と家族の生活に新しいヘルスケア対策を加えていただくことが今後の課題です。
独日共同カンファレンス:1.German/Japanese Conference on Sunlight and Health 日光の健康への影響 ー乳幼児から老年までー第一回目のカンファレンスでは、医療や環境、建築や産業などの専門家に健康と日光に関する最新の学際的知識を広く共有していただきます。
カンファレンス登壇者(敬称略・順不同)
中島英彰 国立環境研究所地球環境研究センター主席研究員
津川尚子 大阪樟蔭女子大学教授、 健康栄養学部 健康栄養学科 公衆衛生学研究室
坂本優子 順天堂大学医学部附属 練馬病院 整形外科スポーツ診療科 准教授
本田由佳 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任講師 慶應義塾大学SFC研究所上席所員(健康情報コンソーシアムメンバー)
浦島充佳 東京慈恵会医科大学教授、分子疫学研究部 部長、小児科専門医
宮沢隆仁 元衆議院議員、新井病院 脳神経外科医師
ヨルグ・シュピッツ 人間医学アカデミー(AMM)、健康情報と予防のためのドイツ財団代表責任者
イェスパー・コール ウィズダムツリー・ジャパンの最高経営責任者(CEO)
佐々木政子 東海大学名誉教授、日本化学会フェロー、日本皮膚科学会倫理委員会委員
安河内朗 九州大学名誉教授(一部ラフォーレエンジニアリング株式会社共同研究)
小西美穂 IALD JAPAN (一般社団法人 日本国際照明デザイナーズ協会)理事、一般社団法人 照明学会 学会誌編集委員会委員、ALG(建築照明計画株式会社)ディレクター、照明デザイナー
ドイツから招聘するメインスピーカー ヨルグ・シュピッツ教授(医学博士)来日を記念し、シュピッツ先生監修 「 DIE SONNEN-FIBEL Sonne, Licht, Vitamin D und was man dazu wissen sollte」 の日本語版冊子「日光と健康の入門書 私たちが知っておきたい太陽、光、ビタミンDに関して」もご用意いたします。
科学的エビデンスに基づいた情報発信シュピッツ教授はゾンネンアリアンツという太陽と健康に関するドイツ語版のポータルサイトを運営されています。次のプロジェクトでは、カンファレンス開催後、科学的エビデンスに基づいた情報発信を継続的に行い、情報を集約することができる日本語版ポータルサイトを作り運営することを目指します。
心身の健康と日常のパフォーマンスの質に大きな影響を与えている太陽光医療/ヘルスケア分野、ドイツの最新ヘルスケア分野の報告、医療費の問題、建築/産業分野からよりすぐりの講義を企画し、継続的に情報を共有することは、病気による医療費の増加と対策に関し、日光と健康の関係を理解したインフルエンサーやオピニオンリーダーを育てる教育的な側面もございます。カンファレンスが毎年続き、ポータルサイトによって多くの方が「心身の健康と日常のパフォーマンスの質に大きな影響を与えている太陽光」を理解し、社会や産業に大きな波紋を投げかけることを心より願っております。
そのために必要な資金を集めたいと思っています。ご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。ご支援いただいた方には、カンファレンス・懇親会(各ご登壇者様参加予定、質問可能)のご招待券(ご登壇者様にご質問する機会をご用意します)、シュピッツ先生サイン入り「日光と健康の入門書 太陽、光、ビタミンD、私たちが知っておくべきこと」をご用意する他、ヨルグ・シュピッツ教授とのセッション(英語可能、ドイツ語逐次通訳をご用意)をセッティングいたします。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥60,000 に設定されています。
プロジェクトは 2019/09/30 に達成し、2019/10/03に募集を終了しました。
DIE SONNEN-FIBEL 日本語翻訳版プレゼント(シュピッツ先生のサイン付き) [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 2 | 数量限定あと 98
カンファレンスのご招待券(学生) [税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 20
カンファレンスのご招待券(一般) [税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 60
カンファレンスと懇親会のご招待券(一般) [税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 100
シュピッツ先生との個人セッションと日光と健康の入門書 私たちが知っておきたい太陽、光、ビタミンDに関して をシュピッツ先生のサイン付きをプレゼント [税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 2 | 数量限定あと 1
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