南国、ロンボク島で育てる車海老養殖安全で美味しい車海老を空輸で日本に届けたい。お寿司、エビフライ、天ぷらと、何かにつけて日本人はエビを食べる機会が多く日本人の好きな魚介類ランキングでも海老は上位にのぼるほど、日本人は海老が大好きです。
普段何匹食べるなど、個人的には意識したことがないですが、日本人は年平均 85 匹食べているそうです。
それほど日本で大量に消費されている海老が、果たしてどこから来るのか。
多くは東南アジア、南アジアの国々から来ています。実際、スーパーで売られている海老を見ると、ほとんどがインドネシア、ベトナム、インド産などと表示してあります。
なかでもインドネシアは日本への海老輸出ではアジアで 2 位となる海老生産大国である。
しかし、私たちはそこにある海老をただ消費するだけになっており、生産地に思いを馳せることはほとんど無いと思います。
どこの誰が、いつ、どのようにして作ったのか。
近年では中国から輸入された段ボール入り冷凍餃子の騒動が起こるなど食の安全への関心は高まるばかりですが、海老にも同じことが言えるのでないでしょうか。
環境や現地の人達にも配慮して取り組みたい(SDGs)このような日本人のエビ好きが身近にある一方で、私は東南アジアで起きているマングローブの森林破壊が、日本に輸出するエビ養殖が原因となって起きているという事実にも関心を持ちました。
日本という巨大な市場を目指し、今日インドネシアでは、インドネシアの現地住民、そしてインドネシア政府までがエビ養殖を奨励し、生産量向上に努めている。
それは、海老がインドネシアにとって、欠かすことの出来ない外貨獲得手段だからであり、輸出産品のトップを占めているからです。
批判的に捉えられていることの多いエビ養殖も現地住民の雇用を生み出し、所得を向上させ、インドネシアに外貨をもたらすなど、経済的な恩恵をもたらしているというもあります。
仮に日本がインドネシアからのエビ輸入を禁止した場合、インドネシア経済、社会に多大な影響をもたらすのは必至である。
それほど、日本とインドネシアの海老を通じた関係は強く、エビ養殖を批判的な面だけから見ることができないのも事実である。
事業内容近年の世界的な特徴として、今までエビ養殖といえばブラックタイガーが一般的でしたが、バナメイが生産量を急激に伸ばし、ブラックタイガーを抜いて生産量のトップになっています。
私達はバナメイエビの養殖を始めてまだ2年目ですが、海老の養殖して30年の現地スタッフを雇うことで大きな失敗もなく予定量を安定して出荷出来ています。
そして懸念されるリスクの多くが、貯め池方式による養殖での病気の蔓延や土壌汚染ですが、私達の養殖方法は大きなビニールプールのような【バイオフロック】という現代的な方式で養殖して管理のしやすい方法を使っています。
さらにここに日本の技術を取り入れて養殖することで酸素濃度の高い環境を作り目標サイズまでの期間の短縮、免疫力の向上による個体の生存率の上昇、さらに土壌を汚染しないため自然環境にも配慮した養殖を行っています。
これらの新技術と経験を生かして車海老の養殖を始めたいと思っています。
海老養殖に伴うリスクは?クルマエビの養殖は投資効果は良いがリスクが高いビジネスと言われていますが、その原因が、急性肝膵臓壊死症 (AHPND)や、微生物感染症(EMS)による病死です。AHPND、EMSは海老にとって致死率100%の恐ろしい病気ですが、このAHPNSの原因は腸炎ビブリオであることが米国アリゾナ大学 ドナルド・ライトナー博士等により明らかにされました。
これにより病原性株のみを特異的に検出できる迅速診断法の確立が可能になり、エビ養殖場あるいはエビ種苗にEMS/AHPND原因菌が存在あるいは感染しているかどうかを明らかにすることが出来るようになり、養殖池からのEMS/AHPND原因菌を排除する方法や、早期発見により被害拡大を抑制する技術開発が可能になりました。
もう一つのリスクと、その助けにもなる犬の保護活動もしたい。ここインドネシアでエビ養殖をするにあたってもう一つのリスクがあります。
それは泥棒が多いことです。まだまだ発展途上国で貧しい国民が多く、それに伴って犯罪率も上昇します。
比較的治安のいい島ですが警備員がいないと分かれば6時間以内に全ての海老は持っていかれるでしょう。
そのため24時間体制で警備員を雇って番犬を飼っています。
話は少し変わりますがインドネシアでは国民の87.9%がイスラム教だと言われています。
キリスト教9.8%、ヒンズー教1.6%の多くはバリ島やジャカルタなどの都市部に住んでいます。
ここロンボク島はインドネシアでも一番イスラム教徒の多い島と言われています。
そしてロンボク島はインドネシアでは珍しく野良犬がとても多く、イスラム教徒と犬の関係はお世辞にもいいとは言えません。
私が初めてロンボク島に来た時に目撃したのは、橋の上から数匹の小犬を生きたまま川底に投げ捨てて殺している光景でした。
はじめての光景に私は何が起きているのか分からずに頭が真っ白になりました。
そのことを現地のスタッフに尋ねたところ、イスラム教では豚と同じように犬は不浄の生き物で触ってはいけないし、もしも触ってしまったら特別なお祈りをしないといけないと言いました。(イスラム教では一日に五回、決まった時間にお祈りをしないといけない。)
犬が殺されたのはその街で野良犬が誰かを噛んだとか悪さをしたからだろう、野良犬が人を噛んだら若者たちが武器を手に取って街の野良犬を捕まえ、処分して回ることはよくある事だと言いました。
日本人の感覚では考えられないですが、宗教の教えが当たり前のように生活の一部となっているこの国では犬の地位はとても低いのです。
虐待され、殺されている犬たちのために何か出来ないかなと調べてみたら、番犬としてならばイスラム教徒でも犬を飼うことが出来るとのこと!
早速、野良犬の保護活動を始めました。
色々と苦労もありましたがフィリピンで3年間、野良犬の保護活動に参加していたスタッフの頑張りもあり、今までに25匹のワンちゃん達を海老の養殖場の番犬として引き取ってもらっています。そして、そのほとんどの養殖場のオーナーはイスラム教徒です。
犬の保護だけではなく、大きなリスクの一つでもある泥棒からも海老を守れて一石二鳥です。
生きたまま日本へお届け!通常、海老を日本に輸出する場合は冷凍してコンテナに入れて船で運びますが私たちは飛行機で生きたままの車海老をお届けしたいと思っています。
どうやって生きたまま日本に送るの?と思うかもしれませんが不思議な事に、車海老は水がなくてもおがくずの中で2~3日以上は生き続けることが出来るのです。
海老は魚介類なのでエラ呼吸をしています。ですから空気中から直接酸素を取り込むことは出来ません。海老のエラには毛細血管が通っており、エラさえ濡れていれば、その水分の中にある酸素を吸収して呼吸が出来るようになっています。
おがくずの役割はいくつかあります。エビ同士が暴れて他のエビを傷つけないようにするためのクッションの役割や、容器の中の温度を一定に保つための保温材の役割も担っています。そして一番重要な役割が、容器の中の湿度を保ち、エビを乾燥させないための保湿の役割なのです。おがくずによる保湿性の高さによって、海老は数日は水の中にいなくともエラ呼吸を続けることが出来るのです。
私達は収穫した車海老を急いで仕分けした後、氷水に5~10分くらい入れて車海老を仮死状態にします。
そのままおがくずを敷いた発泡スチロールの箱に入れて日本に向けて出荷する予定です。
日本までは9~10時間ほどかかりますが問題なく十分元気な状態で活車海老を日本に届けることが可能です。
ご支援者の方が事業などをしていて、定期的に仕入れを希望であれば、是非こちらからもお願いしたいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。
お届けまでのスケジュール&応援いただいた資金の使いみち今回のクラウドファンディングでは、ご支援いただいた金額の中から新規の車海老用のバイオフロックの設置と車海老の量産化の養殖研究にかかる費用にあてさせていただきたいと思っております。
プロジェクト終了からお届けまでの期間が長いですが目標としては6月を目指しています。
また、空輸ということもありコロナの影響もあるので予定よりも早く発送できるようになった場合はご支援者様に連絡をさせて頂いて発送時期をご相談させて頂きたいと思います。
環境に配慮しながらも、安全に安心して食べられる車海老を育て、地元民から消費者、途中の作業を担う方たちまで継続して未来を切り開いていく仕組み作りができるようにこれからも事業を行ってまいります。応援をよろしくお願いいたします。
■特定商取引法に基づく表記
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活車海老15kgと養殖地の見学ツアー [送料・税込み]
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