■会津酒造と富士虎の出会い。
はじめまして、富士虎です。
わたしたち富士虎は、日本酒を造る酒蔵さんを中心に取材を続けているマイペースなWEBメディアです。
ご縁で繋がっていく酒蔵さんを取材していく中で、わたしたちは福島県南会津に蔵を構える「会津酒造」と出会います。
会津酒造は元禄年間(江戸前期)創業というその歴史が物語るように、蔵には江戸期、明治期、昭和期の建物が並びます。
富士虎が初めて蔵へ伺ったのは、2012年の夏。
ちょうど『山の井 純米吟醸雄町48』という変わり種の日本酒が登場した時期で、その造り手に会いたいというのが一番の目的でした。
■若き造り手、渡部景大。
富士虎を蔵に迎え入れてくれた造り手が、その伝統ある蔵を受け継ぐ次代蔵元、渡部景大氏。
出会った当時は25歳。
富士虎の興味をひいた『山の井 純米吟醸雄町48』は、彼のデビュー作でした。
通常、雄町という酒米は濃醇でしっかりとした味わいの酒を醸すために使います。
クリアでフルーティーな味わいの『山の井 純米吟醸雄町48』は従来の雄町のイメージとは異なり、頭の固い日本酒評論マニアからは駄作とも言れたそう。
しかし、景大氏がターゲットにした女性や日本酒を飲み慣れていない人たちの反応は違いました。
豊富に含有するカプロン酸が放つフルーティーな香り、口の中に広がる芳醇な旨味で、新たな日本酒ファンを獲得。
その結果に甘んじることなく、福島県の清酒アカデミーを卒業した後も醸造学の勉強を熱心に続け、彼が醸す『山の井』ブランドは年々酒質を向上させています。
現在、景大氏は27歳。
まだまだ業界でも若い世代ではありますが、年々向上する酒質は周囲の先輩蔵元からも認められるほど。そんな彼がずっとあたためてきたプロジェクトが、日本酒をベースにした柑橘系リキュール『シトラス』の開発です。
酒造りに対するひたむきな姿勢、そして静かに燃やす挑戦心。
そんな景大氏が取り組む『シトラス』プロジェクトに賛同し、わたしたち富士虎は商品開発から携わることになりました。
■今、日本酒ベースのリキュールは飽和状態。
だから新たなスタンダードを提示したい!
景大氏が試作品を完成させたばかりの『シトラス』は、純米酒をベースにした新たな柑橘系リキュールです。
日本酒をベースにしたリキュールは梅酒やゆず酒だけでなく、最近ではデコポンやじゃばら、さらに塩やキャラメルを加えたものなどリキュール市場は飽和状態とも言える状況です。
「飽和状態なら次は原点回帰しかない。純粋に美味しいと言ってもらえる、シンプルなリキュールで新定番を確立させたい!」。
そう意気込む景大氏が研究の末にたどり着いたレシピが、ゆず・かぼす・すだちの柑橘系3種のブレンドです。
リキュールは「甘酸っぱく、爽やかな香りがするものが一番」と考える景大氏。
さらに「単一果汁のリキュールはたくさんありますけど、複数の柑橘系果汁をブレンドしたリキュールはまだ少ないはず」とも。
他が造らないものを造るという価値観は、景大氏の酒造りのひとつの指針です。
■爽やかな酸味、上品な甘さ、豊かな香りを追求。
商品開発に当たり、富士虎も会津酒造に伺って現地で試飲を繰り返しました。
柑橘類の産地である四国から複数の原料を取り寄せ、どの原料がマッチするかをジャッジ。
独自の配合比率でブレンドし、「10種類を超えるパターン」の中からベストを選び出します。
■ファーストサンプルの「シトラス」は、しっかりした味わいに!
こうして出来上がったファーストサンプルの「シトラス」ですが、香りが高く、しっかりした味わいの中には渋みがなく、ジュース感覚で楽しめるリキュールに仕上がりました。
アルコール度数は8~10%になる予定で、「お酒が苦手な方にも純粋に美味しいと言ってもらえる、シンプルなリキュール」という景大氏が掲げたコンセプト通りの商品になることは間違いなさそうです。
■支援者のみなさまのご意見を反映した商品にしたい!
しかしこの「シトラス」は、開発当初からのコンセプトとして、「より多くのみなさまに愛される日本酒リキュール」にしようと考えていました。
つまり、この「ファーストサンプル」自体は素晴らしい出来ですが、さらにみなさまのご意見を反映した「完全版」を作りたいと思っています。
よって、我々の判断だけで最終的な味を決めるのではなく、まず最初にきびだんごの支援者のみなさまにサンプル価格で試飲していただき、そのご意見ご感想をもとにバージョンアップした理想の「シトラス」を造りたいと思っております。
つまり、みなさまのご意見が「シトラス」の最終的な味を決めます!
■「完全版シトラス」は品評会に出品予定!
狙うは「天下御免」の称号!!
また、完全版「シトラス」は大阪天満宮で行われるリキュールの品評会「天満天神梅酒大会」にも出品する予定で、日本一の優勝酒にだけ許される「天下御免」の称号をいただくことも目標のひとつにしています。
今回は500mlボトルだけでなく、飲食店さま向きの一升瓶(1.8L)セットといったお得なプランもご用意しています。
どのプランにも会津酒造の利き猪口または富士虎の試飲グラス付き!
例えば女子会などで試飲イベントを企画して盛り上がってみたりなど、無料試飲によるモニタリングではなく、実際に消費される現場の声こそに答えがあると思っています。
みなさまのご意見、お待ちしています!
■パッケージ・デザインにも、新しさを求めました。
商品の顔となるパッケージ・デザインには、アートディレクターのシマダヒデアキ氏を起用。
シマダ氏は過去に「少年ジャンプ」のロゴデザインと表紙デザインを担当し、現在も数多くの人気コミックの装丁やロゴデザインを手掛けています。
(ジャンプSQ、週刊モーニング、ドラゴンボール完全版、スラムダンク完全版、へうげもの、青の祓魔師などなど)
コミックという日本が世界に誇る分野のデザインで活躍しているプロフェッショナルに、これから世界へと羽ばたく「シトラス」の“顔”をデザインしてもらいたかったのです。
シマダ氏は「どうせ引き受けるなら」と、会津酒造の試飲にも同行。
蔵を見学し、「シトラス」を試飲しながらペンを走らせ、イメージを膨らませていました。
シマダ氏はこう言います。
「実は僕、酸っぱいものが苦手なんです。でもね、試作段階の「シトラス」を送ってもらって飲んだときに、単純においしかったんです。ひと晩で飲みきって、その勢いでお引き受けしました(笑)。
今までの柑橘系という言葉から連想する酸っぱさとは違って、ジュースのような感覚で飲めるんだけど品も感じさせる味わいでした。
この印象と会津の大地から受け取ったイメージを持ち帰って、皆さんに喜んでいただけるデザインを考えたいと思います。愛のシトラス、會津のシトラス!」
現在、デザインは絶賛進行中です。
どんなデザインが仕上がるのか……それは今後の活動報告ページでお伝えしてきます。そちらも楽しみにしていてください。
■「シトラス」は、こんな楽しみ方ができます!
「シトラス」の特徴は、爽やかな酸味、上品な甘さ、そして豊かな香り。
ロックやソーダ割といった定番の飲み方はもちろん、さまざまな楽しみ方ができるのも「シトラス」の魅力です。
例えばヨーグルトにかけたり、バニラアイスにたらして食べても美味。
また、ゆず・かぼす・すだちはどれも料理に使われる食材ということもあり、調理酒として料理を引き立てる名脇役としても活躍してくれそう。
塩とオリーブオイルと混ぜれば、新感覚のドレッシングになります。
もちろんリキュールとして自分の好きな飲み方を探すのもおすすめ。
活動報告ページでは、バーテンダーのおすすめカクテルもアップしていく予定です。
■造り手の渡部景大から、みなさまにご挨拶。
最後に造り手の渡部景大から、皆さまに動画でご挨拶させていただきます。
若き造り手の新たな挑戦!
どうか皆さまの熱いご支援、よろしくお願い致します。
■特定商取引法に基づく表示
事業者:株式会社ナチュラル・ファクト(酒の富士虎)
責任者:梅澤 豪
不備・不良品等の対応:ご返品後、良品と交換いたします。 良品手配不可能な場合は代金を返済させていただきます。返品再送に掛かる費用は全て当社が負担。
商品発送時期:2014年6月下旬予定。要冷蔵商品ですので、品質保持のためクール便でお送り致します。
返品期限:原則として、お客様の都合のよる返品はお受けできません。ただし返品の対象が不良品、または誤配等の理由により注文商品と異なる商品を納品した場合のみ、商品到着後3日以内のご連絡に限り、お受け致します。
返品時の送料:不良品、誤配品の配送料は全て当社が負担致します。
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