当プロジェクトを企画した目的本件は伝統工芸品を扱う弊社のブランディング施策について
まずその伝統を伝える「物語」を知ってもらう必要があると感じたことが発端です。
その伝統を伝える物語である昔話や古典作品の内容の認知度があまりに低いので、
まず広告を、
そしてその反応を知り改善して普及の角度を高めるために
調査を必要とすることに気づきました。
最小で見積もって、広告費と調査費として必要な最低限のコストが
達成額を5万円と弊社は算出しました。
内訳はPRのための会場費やアンケート調査費、SNS広告費です。
この広告や調査に加えて、そもそもこの試みに賛同頂ける方がいなければ、
あまり効果が期待できないと思うので、クラウドファンディングを用いて、
当プロジェクト自体の是非を世間に問おうという狙いもあります。
当プロジェクトは上記のニーズとクラウドファンディングの特性に加え、
Kibidangoという昔話を連想させる当媒体でしかできないと私は強く感じ、
企画致しました。
企画達成後の計画〜日本古典文学ファンのグローバル・コミュニティを作りたい〜プロジェクトを達成した際、
まず支援者の方々を集めた達成祝賀パーティーを開きたいと思っています。
これは当プロジェクトを以って、古典文学を愛する方々にその趣や味わい、奥深さなどを語り合って頂く
<場>と<コミュニティ>を提供できればと考えてのことです。
また支援金の一部は英国でのPRと調査に充当したいと考えております。
日本だけでなく世界中の人々と日本の古典文学を通して分かり合える、
そんな場所や集団が形成される手始めを当プロジェクトを通してできればと私は願います。
本件の物語タイトル<活動報告にて連載にて連載しております>1、西行の娘(『今昔物語』収録「西行の娘」をリメイク)
2、ベンの錦(民間伝承「山姥の錦」を元に現代経済史を物語として綴る)
3、この矢をば(『今昔物語』収録「競い弓」をリメイク)
4、のた坊主の宵越し(愛知県半田市の民間伝承「のた坊主」より改変)←冊子収録、未掲載予定
個別作品タイトル概略はページ下部にて。
伝統を紡ぐのは「物語」?弊社、(株)Glover Transshipは伝統工芸品の海外輸出・PR及びマーケティングを行なっている会社になります。
いつも海外に視察に行き、思うのは日本の伝統工芸品の値段があまりにも低いことです。
日本の伝統工芸品のプライオリティをあげるには、何が必要かと考えました。
その答えの1つとして、我々は「物語」と導き出しました。
ファングッズや西欧のアンティーク品、名画やコレクターアイテム。
これらと伝統工芸品に関係するのは、1つには必需品ではないということです。
ではなぜこれらが購入者を魅了するのかと言えば、その物の中に秘められた「物語」です。
ショパンの悲劇やレオナルド・ダ・ヴィンチの業績、19世紀に宮廷で使用された器など、
そこには必ず物語が存在します。
豆知識にはなりますが、物語はドイツ語で"Die Geschichte"と言います。
この単語には「物語」の他に「歴史」という意も含まれています。
この2点にフォーカスを当て、どちらも含意し、伝統に思いを馳せるものが何かと考えると、
それが古典文学や昔話でした。
各地の伝統工芸がありますが、
その歴史や物語を知ってもらえば、
購入者を魅了できるはず。
そう思い、古典文学をリメイクあるいはアレンジしたものを、活動報告内で連載したいと考えました。
また弊社の代表、鈴木大貴がその物語を綴りますが、
鈴木大貴としてではなく、あえて作家名『影山天柿(かげやまてんし)』として執筆します。
それは古典でいう古語でいう「あそび」、つまり、一企業人という厳しい立場ではなく、
みなさまに少しでも気軽に接してもらいたいという願いを込めて、あえてゆとりある心情を持ち、消費社会の外側からの視点で
こちらの名前を使用します。
また古典から読み取れる「人」の多面性という側面からもこちらの名前を使用させていただきます。
ヴァルター・ベンヤミン著「複製技術時代の芸術作品」で述べられた<アウラ(オーラやカリスマ)>の消滅した時代に生きる現代。
<アウラ>の消滅とは、複製技術の発展に伴い、芸術品が人々に伝える唯一性や希少性が3Dプリンターやコピーアンドペーストで、
失われつつあるということです。
では、芸術がその存在はどこにあるのだろうか?
「芸術」を「芸術」たらしめるのは、一体何だろうか?
考えた末に出た答えもやはり、「物語」です。
物語があるから、その物が単なる「物」ではなく、
歴史の代弁者になると思うのです。
特に伝統工芸品を輸出入する弊社にとって伝統工芸品の価値向上に繋がる「物語」が「古典」です。
その古典について言えば、外国は愚か、日本ですら認知度は低下の一途を辿っています。
その忘れられかけた日本の古典文学の物語を短編紙芝居動画として手軽に知ってもらえる形で発表し、より多くの人に知ってもらいたい。
私はそう願い、制作して行きます。
プロジェクトを通しての今後のGlover Transshipをブランディング〜連続プロジェクトの第一弾〜Glover Transship社では今後いくつか連続してクラウドファンディングを用いた
<もの>のブランディングやコンテンツ制作を行う予定です。
その今後のブランディングやコンテンツ制作に先立ち、
弊社自体をクラウドファンディングのプロジェクトにてブランディング・コンテンツ化して
しまおうと考えたのです。
<もの>にまつわる「物語」を会社自体を以って皆様に体現したいのです。
今後は<もの>のプロジェクトを進めていきますが、
その連続プロジェクトの第一弾として弊社が先導し、
また自社をブランディング・コンテンツ化することで、
これから行われる一連のプロジェクト自体を「物語」にしてしまおうと考えています。
物語とプロダクトとの関係性哲学者サルトルは「実存は本質に先立つ」と話しましたが、
<もの>や<存在>は、本質すなわち<目的・物語>よりも先にあって、
それが前提となります。
考えてみれば<存在>がなければ、<物語>は始まりません。
登場人物がいなければ、ストーリーは始まらないままです。
しかし、物語なしにそのものの存在が<何であるか>はわかりません。
物語は人の思いにコミットする。
それを媒介とするものが<もの>ではないでしょうか?
何故なら、それが最新鋭のディバイスであろうが、何十年も形を変えないものであろうが(たわしとか)、
どんな製品にせよ、
それがその商品であるためにはその受け継がれた
<伝統>という名の「物語」が必要だと私は思うからです。
古典とは何か?古典とは日本人という国民性を知るための道しるべのようなものです。
また過去の人がどのような決断をした、あるいはどのような悪事を働いたかを知ることで、
困った時の指南書としてもリスクヘッジの教材としても有用です。
日本ではないが、グリム兄弟が法学者であったことも非常に興味深くはないでしょうか?
当プロジェクトの新規性〜より多くの人に楽しんでもらうために〜本件はクラウドファンディングの活動報告という枠を用いて、連載を行うため、支援者のみならず、様々な目的の方が楽しめるという点にメリットがございます。
またクラウドファンディングを離れて、広告という観点でも新規性を有していると言えます。
というのは、こちらは映画というクローズされた環境ではなく、Youtube等で流れるため、ご支援いただく方々以外の多くの方に見ていただける可能性があるということです。
Glover Transshipとはどんな会社?2017年8月に法政大学法学部卒業の鈴木と山際によって立ち上げられたベンチャー企業。
主に伝統工芸品または最新鋭技術商材の輸出入を行っております。
理念としては、日本のみならず世界各地で近年失われつつある地域性・独自性・個性といったものを次の世代に残すよう、
あるいは再興すべく立ち上がりました。
Glover Transshipの由来は、かつて幕末に日本にやってきたグラバーさんのように、国際交流によるイノベーション・パラダイムシフトを起こしたい
という意気込みが表向きです。
実は鈴木がオランダ留学経験があることと前職が外資系であったこと、
単に鈴木と山際の大学時代の卒業旅行でグラバー園を訪れたことから、どちらかというと思いつきの要素が強いのが事実です。
トランスシップの意味は、積み換える。
つまり、ローカライズ化やブランディング、市場の変革という意味に加え、
単に貿易を行うからという意もあります。
直近の案件としては、在外大使館案件や地方県庁PRなどが多く、地方創生というキーワードも拾うことができます。
ペンネーム影山天柿の由来代表取締役として名前も出ているのだから、鈴木大貴(だいき)でもいいのではないかと思われるかも多いと思いますが、
確かにそれもそうなのですが、このペンネーム(雅号)にはしっかりと意味があり、
そのためにあえて雅号という表現をさせていただいています。
影山天柿とは、山を影(かげ)さし、柿より天かける。
つまり、山(自分の自信)に光を当てて、柿(時間がかかるものや苦難)よりも高く飛ぶ(超えてゆく)。
という意味があり、また天は岡倉天心から、柿は正岡子規の『柿食えば・・・』の句から拝借し、
どちらも日本芸術復興の祖と俳句復興の祖ということから、
私も日本文学を復興させるぞという思いを込めています。
また鈴木は2年の大学受験浪人期間があり、この期間に挫折を味わったが、
かつての武士のように「幼名を捨ててしまえば、違う人生を歩める」と感じたことから、
大学入学と同時にあえて自分を「てんし」と呼ばせ、今までとは違う自分という新しいゲシュタルトを得ようと考えたのです。
いわゆる大学デビューというか、厨二病というか・・・
実際、新しい自分になることである程度のコンプレックスは解消したように思うので、
悩みや憂鬱な気分を味わっている人にはぜひおすすめです。
しかし、実際のところはエンジェルと呼ばれ、女の子受けが良いかと邪に考えた節があり、
また大学時代は自分をエンジェルと呼ぶ相当な「不思議ちゃん」扱いをされることとなった過去があります。
とはいえ、本人は事実不思議ちゃんです。
グローバル化に伴う地域性の消滅の危惧とプロジェクトの意義グローバル化が進み、今や日本でも外国人を見ることは珍しくないことに加え、日本人が外国に行くこともとりわけ珍しいことでないでしょう。
世界各国が徐々に身近になっていく昨今はどの国に行ってもフロンティアという感覚が乏しくなっています。
どの国でもマクドナルドとスターバックスはあるし、旅行雑誌や誰かのfacebookページを開けば、世界各国の世界遺産を事前に知ることができます。
世界の距離が徐々に近くなり、均一化しているグローバル化の波によって、
一方ではさらなる効率化による進化が見られ、一方では消えゆくものもあるように思います。
それが地域性や個別性ではないかと考えます。
伝統工芸とはその一例に過ぎません。
過疎化、事業承継問題・・・
全ては地域性や独自性の消滅が引き金になっているのではないかと推測しております。
もちろん、都市の高度化や資本主義の成熟ということも後押しし、今に始まったことでもありません。
ただ、地域の持続可能な発展に対し、何かしらの保護の運動が出ない限り、
このまま世界は地域や歴史を失っていくでしょう。
そんな時代であることを少しでも感じていただきたいと願い、本プロジェクトを企画させて頂きます。
古典から新たな発見しよう温故知新とはよく言ったもので、常にイノベーションとは、古いものにヒントが隠されています。
ルネサンス期のメディチ家に仕えたマキャベリが『君主論』を古典から生み出したように、
トーマス・ウッドロー・ウィルソン(アメリカ大統領・第一次世界大戦後の世界に国際連盟という概念を構築した)がプリンストン大学で歴史学を学んでいたように。
古典とは教養の土台であるように感じます。
相手がどう思うか。
権力者が何をするか。
夫婦の間とは一体どうあるべきか。
ありとあらゆる悩みのタネは古典でも散見できます。
読み進めると意外と人間は変わらないものです。
本居宣長は源氏物語を「もののあはれ」(おそらく、『良いもそういうものだ』と言いたかったのであろう)と評し、
儒教的道徳タブーの枠組みで評価をしましたが、
不道徳・不条理であってもそれを学ぶ必要があると思うのです。
何が言いたいかといえば、古典にはあなたなりの解釈ができます。
もちろん小説や映画もそうだが、古典はより事実だけを抜粋しています。
今回鈴木が綴る物語も古典を恣意的に捉え、それを小説にしたものに過ぎません。
ただ、私はその恣意性もまた個性であると思うのです。
悩んだとき、何かしらの答えを知るのに古典は非常に良い物です。
遠い昔に遠い場所で、現代と感覚の違う人は何を思い、何をしたのか。
ここに思いを馳せて見るのもまた趣深く感じます。
私はそう思うのです。
本件の達成後のスケジュール本件達成後は以下のようなスケジュールを検討しています。
プロジェクト達成
↓
1ヶ月以内に紙芝居動画を制作・完成。
その間に支援者に祝賀パーティーの希望をとり、
日取りを決め、連絡。
(祝賀パーティーは2回ほど行う予定)
↓
支援者に購入品のご送付。
↓
祝賀パーティーにて初お披露目。
↓
一番最後の日程の祝賀パーティー終了から1週間以内に
Youtube等にリリース。
支援者様についてのメリットご支援いただく際、メリットがあればと考えますと難しいところです。
ただ一応、挙げさせて頂けるとすれば以下でしょう。
1、企業様・個人事業主様であればPRの1つとして活用できる。
2、祝賀パーティーの際、何らかの交流の機会が生まれる。
3、ここでしか手に入らない限定ノベルティが手に入る。
4、何となく手軽に映像作品のエンドロールに名前が載る。
5、自慢できる(かも?)
一方でデメリットがあるとすれば、
1、支出が出る。
でしょうか?
とにかく皆様のご支援をお願いしたく存じます。
作品概略西行の娘かつて高貴な身分であったのに、突如出家してしまった僧がいた。
名を西行法師という。
彼は高貴な身分であったことから娘がいた。
ある日、西行はこの娘と再会し、驚きの発言をする。
西行の娘はその身勝手な父親の言動によって運命を大きく変える決断をする。
様々な人物の思いが絡み合い、物語はえも言えぬ後味へと誘う。
ベンの錦昔話の「山姥の錦」をベースにFRBバーナンキ議長の政策を説明。
ベン・バーナンキ前議長とはどんな人物であり、どんな施策をしたのか。
山姥の錦という話に相関性を見出した作者の独断で、
物語調により話を綴っていく。
1つの見解として捉えていただければ幸いです。
この矢をばかつて平安の世に破竹の勢いで天下を取った貴族。
藤原道長。
「この世をば・・・」という句はあまりにも有名。
この道長の政敵である藤原道隆一族の屋敷で弓を競う催しが開かれた。
なぜかそこに現れた道長。
彼は一体に何を企み、何をするのか。
道長の人柄について、作者の拙い見解で触れようと試みます。
のた坊主の宵越し大酒飲みで、毎年新酒ができては、忍び込んで酒を飲んでいた厄介な狸。
それがのた坊主である。
ただ、その狸はある日、自分のドジが原因で捕まってしまいます。
しかし、なぜか逃してもらう、のた坊主。
そこでのた坊主は考える。
さて、のた坊主は何を思い、何をするのか。
乞うご期待。
本編、冊子のみ収録の短編です。
最後に色々と述べましたが、
結局、言いたいことは、
古典って面白いんです!
一人でも多くの人にその面白さを伝えることができればと願うばかりです。
少しでも古典・民話の普及につながればと本件進めていきます!
ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
■特定商取引法に基づく表記
|
目標は ¥50,000 に設定されています。
プロジェクトは 2018/01/07 に達成し、2018/01/30に募集を終了しました。
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