長崎五島列島の六島(むしま)で、みんなの島づくり!島民3名からの挑戦

2015-07-03 08:38:58 活動報告一覧に戻る

イガイ(貽貝)ってしってますか?

島民の小金丸梅夫さん(うめちゃん)からレポートです。

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 みなさん、イガイ(貽貝)ってしってますか?

 一昨年夏に兄弟3人が故郷にそろい、イガイ獲りと磯の味と香りたっぷりの炊き込みごはんを楽しみました。その時の思い出エッセイをここに転載します。

 我ら兄弟3人と弟の息子2人、計5人で小型ボート(船外機船)に乗り、イガイ獲りに出かけました。イガイ(貽貝)はムール貝に似た貝で、最大20cmぐらいになる大きな貝です。


 イガイ獲りの場所は、野崎島の東側に孤立して浮かぶケムタ瀬でした。好天気で海も穏やかで波立っておらず、船外機船は快調に快走し島から10分余りで現場に到着できました。今日の海は特別澄み切っていて海底までよく見えました。イガイは水通し良く荒波に洗われる岩礁を好むようです。遠浅で砂地っぽい海岸には生息せず、いきなり深く落ち込んでいる岩壁の深さ3m以内の浅いところに多く付着し生息しています。
 

 現場に着いたら、快走中噛み続けたチューインガムを2等分して耳栓にし、水中眼鏡に自分の唾をかけて磨きあげ曇りをなくして準備万端、とは言っても自分だけが準備不足で、磯カギも手袋も使わず、獲物を入れる網籠を首に下げ、靴下を履いて水中にザブンと飛び込みました。靴下を履くのは漂いながら岩礁を歩いたりするのに、足裏を傷つけないためです。
 イガイは強力な足糸で岩の割れ目辺りに付着しているため、何度か潜って磯カギを巧みに使ってもぎ取らなければなりません。作業中潮の流れに流されないように岩礁に手をかけたり、外れかけたイガイを手でもぎ取るのに素手だと傷つく場合があるので、普通は手袋をします。今回私は磯カギ、手袋なしだったので、素手でガシャガシャ動かしてもぎ取りやすいイガイを見つけ、外れやすいような方向と角度から足のかかとで強打するなど水中頭脳プレー(?)を演じて、大きなイガイを10個余り獲ることができました。


 ケムタ瀬は六島漁民にとって数少ないサザエの漁場でもあるため、この夏何度もサザエ獲りが行われているので、中小サイズのサザエしか残っていませんでした。約一時間程の泳ぎでしたが、終わってみれば写真の通り兄弟全員で獲ったイガイは100個以上、サザエも100個以上収穫しました。

 収穫物の大半は弟とその息子夫妻が福岡や佐世保方面へのお土産として持ち帰りました。



  私の獲り分は腐らないように茹で上げた後冷蔵庫に入れてあります。時々サザエやイガイの炊き込みご飯にして食べています。イガイは牡蠣の美味しさには敵いませんが、独特の歯ざわりと美味しさがあるので、何とか牡蠣みたいに養殖できないものかと考えています。南米諸国ではこの貝を”mejillon”と呼び、オリーブ油漬けの缶詰として売られています。パーティーなんかに招待されると、ビスケットに一個の”mejillon”が載っており、ビールやワインと一緒に食べて無上の幸福感に包れたものです。我が民宿構想でもそんな日が来ることを夢見ています。


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プロジェクト終了まであと17日!
みなさん、よろしくお願いします!

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集まった金額

  • ¥612,500

プロフィール

  • Takahiro Miyoshi


  • 1970年生まれ。日本大学法学部大学院卒(政治学修士)、英国マンチェスター大学社会経済学部大学院卒(経済学修士)。 技術系コンサルティング会社で勤務後、国際協力の財団で参加型マネジメントや評価手法に関する研究や調査に従事し、研修講師も務める。2004年に独立し有限会社エムエム・サービスを設立。 世界30カ国以上を渡り歩いた後、2005年よりザンビアに9年間派遣され、農村地域支援の仕組み作りに携わる。 国内では、NPO法人 PCM Tokyoを設立し、国際協力のツールを国内に紹介し、住民参加型マネジメントの普及に努める。帰国後は、国際協力と日本の地域おこしをミックスした「グローカル地域おこし」を推奨し、千葉県や宮城県、また東京の離島などで地方創生にかかわっている。横浜国立大学での非常勤講師など、複数の教育機関で講師も務める。 「グローバル人材に贈るプロジェクト・マネジメント」(共著)のほか、論文多数。
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特典としての商品・サービス

六島名誉島民になれる権(島づくり報告会・六島物産展へご招待)

¥ 3,000

受付終了

「名誉島民」として登録させていただきます。ご希望にあわせ、島の美しい木札または自然石にお好きな名前を明記しまして港の入口に提示させていただきます。また、今後のしまづくり方針において、名誉島民として1票の投票権が与えられます。島づくりパートナーに応募することも可能ですし、島づくり活動終了後の報告会にご招待させていただきます(六島物産展も合わせて開催予定です。) <セット内容> ・名誉島民として島にお名前掲載 ・島づくり活動報告会ならびに六島物産展にご招待 ・島づくりパートナーより、業務日誌をお送りします ・島づくりパートナーへ応募できる権 (注意: 名誉島民は、バーチャルな役名であり、公的な住民ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 4 

六島名誉島民+鯛丸ごと刺身盛り合わせ、または漁師体験

¥ 5,000

受付終了

「名誉島民」として登録させていただきます。 島で採れた木で作った木札または自然石にお好きな名前を明記したものを、港の入口に提示させていただきます。名誉島民として、1票の投票権が与えられます。 加えて、鯛丸ごと刺身盛り合わせを来島・宿泊時にサービスさせていただきます。(自然条件により釣れない場合もありますので、その際は他の魚になります。) または、島民が漁にでるときに同行し「漁師体験」をしてもらうことも可能です。(こちらも自然条件によって左右されますので、ご了承ください。) また、島づくりパートナーより、業務日誌をお送りします。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: 名誉島民は、バーチャルな役名であり、公的な住民ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 14 

公民館シェア・オーナー(1日島人体験・宿泊付き)

¥ 10,000

受付終了

島唯一の宿泊施設でもある「公民館」のシェア・オーナーとなっていただけます。 シェア・オーナーとしての名前を明記させていただくとともに、来島時で一泊分の宿泊が無料でしていただけます。公民館の運営方針やイベントについても、ご提案もしていただけます。もちろん、島づくりパートナーからの「熱い業務日誌」は送りますし、名誉島民と同じく1票の投票権が与えられます。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 22 

六島開墾地のシェア・オーナー

¥ 50,000

受付終了

50,000円以上の方には開墾地において、その開墾地のシェア・オーナー(子地主)として、お好きな名前をつけることができます。何を植えるかの選択についてもご提案いただけます。名前はその土地に明記されます。 もちろん、島づくりパートナーからの「熱い業務日誌」、1万円につき1票の投票権が与えられます。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 4 

六島スペシャル・シェア・オーナー(特別地主)〜社名やあなたのメッセージを島に記してみませんか〜

¥ 100,000

受付終了

100,000円以上の方には、開拓地または島内の見晴らしの良い所に、石などを並べて、社名などをgoogleの衛星写真からみせます。島全体をつかった広告です。 法人・個人様問わずお申し込みいただけます。人生の特別なシーンで、あなたのメッセージを書きたいというご要望もご相談承ります。 ただし、自然条件や技術的な問題で不可能な場合には、上記のシェア・オーナーの2口分として、登録し、名前も二つ登録します。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 1 

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