滋賀の奥伊吹エリアの山々はワイルドで神秘的
クラウドファンディングも10日経過し、ついに目標額の50%を超え、今までご支援いただいてる皆様には心から感謝いたしております。
コロナウィルスの影響で、大変な時にも関わらず、トレイルランニングというスポーツに理解を示し、丹羽薫の挑戦に夢と希望を託してくださる皆様の気持ちを真摯に受け止め、毎日トレーニングと準備に励み頑張っております。
ご支援と一緒に暖かいメッセージを皆様から頂いておりますが、まだ一人一人にお返事が出来ておらず大変心苦しく思っておりますが、読ませていただいていつも励みにしております。
トレーニングの合間に徐々にお返事させていただきますので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。
先週末は本来同じSalomonの大瀬選手と山梨県で100マイル完走攻略トレイルキャンプというイベント開催の予定でしたが、都内からの参加予定者も多かったため、小池都知事の外出自粛要請の会見を受け、10月に延期としました。
楽しみにしてくださっていた皆さん、本当にすみませんでした。
というわけで週末オフになったので、大瀬選手や主人や友人に協力してもらい、5月に走る滋賀1周ラウンドトレイル(シガイチ)の最北部の試走に行ってきました。
2017年に大瀬選手にペーサーをしてもらって走ったHardrock100を思い出しました!
シガイチはレースというより、FKTチャレンジです。開催は5月2日12時にスタートで、5月9日が制限時間です。
FKTとはFastest Known Timeの略で、それぞれが個々に最速タイムを競うというわけで、エイドも用意されず、コースマーキングも無し、ぶっ通しで430kmの滋賀県取り巻く山々を反時計回りで一周します。
参加者はGPSを頼りにセルフナビゲーションで、そういった距離を走れる人に限定され、私を含めた5名だけです。
私は唯一の女性参加者となります。
このレースの難しさは、距離や累積標高はさることながら、アルプスを縦断するTJARのように途中に山小屋やコンビニなどがほぼ無いことです。
またこのために切り開いた県境尾根などルートの不明瞭な部分や、登山道としてメジャーではない部分が多く、道迷いのリスクが非常に高いため、日中はまだしも、夜間や霧などの視界不良の際は細心の注意を払わないと、430㎞どころかもっと余分に走ることになってしまうのです。
そのため、各自がサポートスタッフと車を用意して、車が入れるところで補給物資などを届けてもらったりとチーム一丸となっての総力戦が重要となります。
ペーサーの有無も自由なので、私はHardrockでも素晴らしいペーサーを務めてくれた大瀬選手や、私が所属するファンランチームのチームチョキのみんなにちょっとずつペーサーをしてもらって、眠くならないように対策しようと思っています。
品又峠への車でのアクセスはまず落石の撤去から。。。Hardrock100の時のデジャブのような光景
サポートの車が入れるところも限られる奥深い山々が続く滋賀県。
アクセスするだけでも一苦労です。
430㎞もあるのですが、夜間やコンディションが悪くても道に迷わないように、出来るだけ試走を繰り返しておきたいです。
とにかく準備万端にして、430㎞という初の距離を絶対走り切り、女性のFKTタイムとして当分塗り替えられないような記録を残したいという強い思いがあります。
シガイチはレースではないですが、選手の進行状況がわかるように、また安全管理の視点からもGPS端末を持たされますので、みなさんにもFKTチャレンジの様子がSNSなどを通じて見ていただけると思います。
金糞岳辺りは例年よりは少ないにしても雪がありました
こういった感じで、日々トレーニングや試走、FKTチャレンジにむけた準備を続けています。
7月8月のヨーロッパのレースに関してはコロナウィルスの影響でどうなるかわかりませんが、レース事務局からはまだ開催の方向で動いているというメールが届いてますし、10月12月にも海外遠征を控えています。流石にこの頃には海外も問題なくなっているであろうと信じています。
そしてそこで頑張る姿を皆さんにお届けし、笑顔で表彰台に立つことでみなさんに元気と勇気をお届けし、日本を元気にする起爆剤になりたいと考えていますので、あと20日間、引き続きご支援ならびに情報拡散のほどよろしくお願いします。