「ことばのふるまい」のものさしと言語習得の本質(あなたの疑問を解き明かします)
まず、この動画で、ぜひ、試してみてください。
質問:セリフは、どの番号のあたりで「聞き取れた」感じがしましたか?
いかがでしたか?いろんな方がいらっしゃると思います。
・ぜんぜん聞き取れなかったけど、順にくりかえしているうちに、だいぶわかってきた
・はじめ、大体感じ取っていたことが、途中でハッキリした
・そう言っているのかということはだんだんわかったけど、まだじぶんでは言えなさそう
・音は入ってきたけど、意味がいまひとつ
・まだ慣れてないけれど、やればできるかも
・最後の方で文字がでてきてわかった
・長年、英語は仕事で使っているが、こんなふうになっているとは興味深い
英語が苦手だと思っている方も、英語に仕事で従事されている方も、英語に習熟されている方でも、気づきがあったのではないでしょうか?
このセリフは、著名なコーチの名セリフとして知られます。(下にエンパレットのリンクをつけました)
ふつうのセリフは、こんなに長くありません。が、このセリフにいきなりチャレンジしても、3分以内でも変化があるのです。
言語習得の本質について、これまでほとんど言われていなかった「最もクリティカルなこと」を中心にして、詳しくお話します。今週配信中のエンパレットのシリーズ(5回)から、お届けします。(5回目に、謎解きもありますから、お急ぎの方はこちらからどうぞ)
英プラは、人間に備わった力を見えるように引き出して、必ず上達するプラクティスそのものを身につけます。そのためには、科学的にも、実践的にも、理にかなった方法が、どうしたら(本当に)できるようになるのかを、順にガイドしていきます。
以下のリンクから順にごらんください。(要約をつけています)
学びの土台は覚えることです。ワーキングメモリはその中核です。日本語の作業記憶という響き以上の、重大な役割を担っています。次々に入ってくる情報を、一瞬で処理しながら、長期記憶とやりとりし、同時並行して起こる情報を統合するプロセスです。何をするにも、ワーキングメモリを通るのですから、まさに心の玄関。心の働く現場です。
言語の習得とは「処理を身につける」ことです。処理したものだけが、身につけられます。処理していないことを学ぶことはできません。プラクティスしないことは身につきません。プラクティスとは、身体全体が処理するプロセスです。そのプロセスを担う働きがワーキングメモリ。ワーキングメモリを鍛える方法は、2秒のセリフのアウトプットです。
トレーニングにはインテンシティ(強度)が必要です。適度な負荷をかけることで鍛えられます。脳でも肉体でも基本はおなじ。英語の学習は、その典型例。適度な強度とは(1)ネイティブの速さ・リズムに近づける(2)2秒のセリフを、いったん覚えて、ひと息でアウトプット(演じる)(3)くりかえし、ふりかえり 、じぶんで確かめること。
ことばの単位というと文字や単語を思い浮かべるでしょう。が、それらは、ことばを聞いたり、発したりする時の、あなたの「ふるまいの単位」ではありません。また、録音された音声を「後から測る」ことはできるけれども、ことばのふるまいの目安・基準となり、ふるまい自体をじぶんが見てふりかえれるように)測れるものさしがありませんでした。その手助けがエンパシームです。
順にくりかえし聞くだけで、変化が感じられ、気づいたことがあるでしょう。このセリフは、間も入れて3.5秒に19音節(46音素)。13音素/秒です。人間が1秒間に聞き分けられる音の数は、10個。なんと、日常の会話は「人間が意識して捉えられる範囲を超えて」聞き取っているのです。一体どうやって?
覚えることは、すべての学びの土台は。一瞬で覚えて、ことばの出し入れを処理する「心の作業現場」ワーキングメモリ。その重要性が科学的に明らかにされていながら、日常英語の現実に即した具体的なトレーニング方法がありませんでした。ことばを身につける基本最小単位は、身体を使って「出し入れ」をくりかえすことのできる、2秒という時間。
プラクティスシェアで、2秒のセリフ単位で、学習者とチューターが互いの心によりそえます。ディード(プラクティスの証)をチューターに送ると、チューターはあなたの声を聞き、プラクティスの様子を把握。その特徴を捉え、親身で、ピンポイントなフィードバックと個別アドバイス。あなたが気づき、さらにプラクティスできるコンテンツです。
(動画のセリフについて)物事は丁寧にすることで身につきます。でも、つい、めんどうくさいところを端折っても、たいした影響はないだろう、と考えたりするもの。数秒のことなのだけど、それができない。あとでちゃんとやるから、大丈夫。でも、そうはなりません。「いま、しっかりすれば、また後でもやり直せる(何度でも)」そう、声に出す習慣ができると、効きます。
「英語が話せない、聞こえない、使えない」のは、なぜ? 闇雲にしても「砂漠に水をまく」のようなもの。 克服、上達のカギは、ひと言に集約されます。 英プラは、最も本質的で、その中でも中核となる方法を明らかにしてアプローチします。2分の動画をごらんください。そこにカギがあります。あなたの英語学習の真のとびらを開くカギです。