クラファンの達成率は55%を超えました!
支援金額を増やすため、このたび支援プランに「開発者によるリモートレッスン」(45分・1万円)を追加しました。
操作に自信のない方、クラファンをもう少し応援して下さる方、ゆーいちと話してみたい方(?)
ぜひともクラファンのページから追加の支援をお願いします。
そしてよく全盲の方から「私にも使えますか?」と質問をいただきます。
「だれでも弾ける」を目指す楽器なので、もちろん視覚障害をお持ちの方にも配慮して設計しており、視覚に頼らなくても演奏できます。
ただしパターンエディタなど一部の機能については、対応が間に合わないかも知れません。
そして、視覚障害のある方がリモートレッスンを選択いただいた場合、時間を45分から90分に延長することにしたので、合わせてご検討いただけますと幸いです。
今回の活動報告は、視覚障害者の方が少しでも想像しやすいように、かんぷれの操作を画像や動画を使わずテキストで説明します。
本体のボタンレイアウト
触覚で分かりやすいボタン
かんぷれの演奏操作はボタンを使います。
本体の幅は74mm。
大きめのスマホと同じくらいの幅です。
厚みは23mm。
両手で握る感じに持つとピッタリとフィットするサイズです。
本体表面には、直径8mmの小さな丸いボタンが15個、縦3段、横5列で並んでいます。
このボタンで演奏を行ないます。
ちょうど真ん中のボタンの右隣と左隣のボタンは表面がへこんでいます。
両手の親指を、へこんでいる2つボタンに置いて構える持ち方を想定しています。
両手で演奏する場合、左手親指で演奏し、右手親指は補助的な操作を行ないます。
左手側のボタンには数字が割り当てられています。
ホームポジションが5番で、左が4番、右が6番です。
下の段は左端から、1番,2番,3番のボタンが並んでいます。
これは電卓などのテンキーと同じ配列です。
上の段は左から、7番、フラット、シャープが並んでいます。
かんぷれは主に1番から6番のボタンをリズムに合わせて連打しながら演奏します。
親指がホームポジションの5番に触れていれば、わずかに指をずらすだけで1から6を押せるようになっています。
右手側の2列には7th(セブンス)とかsus4(サスフォー)といった複雑なコードが割り当てられています。
右手でボタンを押しながら、左手の数字と同時に押すと複雑なコードを演奏できます。
この中で重要なのは、波線記号「~」で表すスワップボタンです。
スワップボタンは右手のホームポジションの下段にあります。
スワップボタンは、メジャーとマイナーを入れ替えるという機能があり、これを押しながら1,2,3,4,5,6のボタンを押すことで、複雑でおしゃれな和音を鳴らせます。
それ以外のボタンの配列はまだ決まっていません。
この15個のボタンの上にさらに同じサイズのボタンが4つ並んでいます。
これらは全て表面がへこんでいます。
この4つのボタンは、Aメロ、Bメロ、サビ、のように曲の中で演奏パターンや楽器の組み合わせを変えるために使います。
視覚に障害のない私でも、一切見ないで迷わず使えるよう、ボタンのサイズや間隔を検討したので、一度覚えてしまえば問題なく演奏できると思います。
タッチパネルの操作について
かんぷれの特徴の1つはタッチ操作に対応している点です。
しかし、タッチ操作を行なわなくても、全ての機能をボタンなどの物理インターフェイスで操作できることを目指して開発しています。
なお、スマートフォンのようなバイブレーションは搭載しないので、タッチ操作の振動フィードバック機能は搭載できません。
ただし、ハードウェアの拡張により振動機能を加えることも技術的には可能なので、将来的に振動フィードバック機能を加えるオプションが誕生する可能性もあります。
物理スイッチがたくさん付いています
かんぷれには、15個+4個のボタン以外にもいろいろなスイッチが付いています。
まず本体側面には左右1つずつのサイドボタンがあります。
これらは、軽い力では反応しないボタンです。
そして左側面の上側にはジョグダイヤルがあり、音色を変更できます。
本体表面の右上にはボリュームとキーを変更するツマミが1つずつ。
さらに本体右上には、上下に動かせるバネ式のアナログレバーが付いています。
このレバーを引きながらボタンを操作したり、本体を傾ける動作に様々な役割を割り当てる予定です。
音声ガイドについて
現在何を選択しているのか、音で把握できる機能も追加する予定です。
ただし、言葉によるガイドはほとんど入れないと思います。
なぜなら、かんぷれは日本だけで販売する製品ではないので多言語化は開発のコストが上がってしまいます。
また、かんぷれはオープンソースなので、プログラムの機能がどんどん変わっていく可能性があり、その都度、各項目に合わせた音声ファイルを用意し、しかも多言語対応させるのは大変なので、もっとシンプルな、ピ、ポ、パといった音や、ワン、ツー、スリーといったシンプルな英語で動作を把握できるように工夫するつもりです。
例えば、キーの設定は、音で分かるようにしていています。
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