■今回のプロジェクトについてリードディフューザーとは、香りを広げるための拡散器としてお使い頂けるものです。 同じ用途のものとして、下からキャンドルで炙ることで香りを広げるアロマポット、超音波で発生させたミストで香りを広げるアロマディフューザーがありますが、 リードディフューザーは、木が吸い上げた液体が蒸発する際に香りを広げるという、自然現象を利用して香りを広げるため、火も使わず、電気も必要としませんので、置き場所を選ばず、安全にご使用できます。 今回作成したものは、従来あるものと同様に、木が吸い上げた液体が蒸発する際に香りを広げることもできますが、上部のモチーフ部分に直接アロマオイルを垂らすことでも、香りを広げることができます。 この使い方の場合、好きな時に、好きな量の香りを広げることができ、また、万が一倒してしまっても、液体を周りにこぼしてしまうこともなく、誤飲をしてしまうということもありません。 また、材質には、木の中でも、耐水性、耐湿性、耐久性に優れ、滑らかで優しい肌触りがある、「ひのき」を用いました。 リードディフューザーのデザインの邪魔にならないようなシンプルなものになるように、また、ポストに投函できるようなサイズに分解できるように(送料を抑え、ご不在時でも受け取ることができるようにするため)、リードディフューザー専用にスタンドも設計しました。 今回、24種類のモチーフで構成される「一年のそれぞれの季節を感じられる」リードディフューザーを作るため、クラウドファンディングに挑戦します。 私は職人であり、デザインをすることができません。 このデザインの部分を作成するための費用を、皆さんに支援して頂きたいと思います。 ■自己紹介改めまして、自己紹介をさせていただきます。 神奈川県にある、1977年創業の町工場「ミムラ金型」の二代目、三村 雅人です。 町工場を営む父と母の元に生まれ、小さい頃から工具と機械に囲まれた、ものづくりがごく自然に身の回りにある環境に育ちました。 大学の機械工学科を卒業後、産業機械の研究開発部に所属し、幾つかの開発に携わらせていただいたあと、父と母が創業した町工場を残したいという思いが強くなり、決心して継ぎました。 ■ターニングポイントとなった母の入院そんな折、母が緊急入院することになりました。 母の病気は、急性骨髄性白血病というものでした。 少しでも元気付けようと思い、母の大好きな花などを病室に飾ろうと思いましたが、抗癌剤治療の後は抵抗力が著しく下がるため、感染症予防のため、生花などは持ち込むことはできませんでした。 他に何かできることはないかと考えて、さくらの写真を撮ってきて、病室に貼っていました。 (今振り返っても、これが当時の私が母にすることができる、精一杯のことでした)母が無事に退院できた後、「生花ではなくても、花や季節を感じられるものは無いかな?」という考えと、「病室の生活臭を消したい」という入院中の悩みを同時に解決してくれる方法として、オリジナルのリードディフューザーを考えました。 ■初めて「木」の素材に挑戦自分にとって一番身近で得意な素材は「金属」だったのですが、軽い気持ちで「木」に挑戦してみたところ、これが非常に難しかった。 「金属」などの素材に比べて、個体差が激しいこと。 このことは後々、私が非常に面白いと思える要素に変わるのですが、当時は、やっとできたと思ったものが、触るだけでぼろっと壊れてしまったり・・・。試行錯誤の連続でした。 今まで身につけてきた機械工学の知識も使いながら、木材加工の知識や経験も積み、なんとか形にすることができました。 ■テスト販売を継続して作品をブラッシュアップ「自分の作ったものが、自己満足になっていないか?」という気持ちは漠然と常にあって、 できれば、身内や友達という内輪ではなく、なるべく私の事を知らない第三者に見てもらって、作品に対しての率直なご感想をもらいたいと思っていました。 そんな中、ハンドメイドマーケットサイトという存在を知りました。 正直に言うと「笑われたらどうしよう」という不安もあったのですが、「それでも100回くらい恥をかいたほうが得るものは大きいんじゃないだろうか」と思い、ハンドメイドマーケットサイトでのテスト販売を開始しました。 最初は本当に全然反応が無く、せっかく買っていただいても梱包方法の勝手がわかっておらず、お客様のお手元に届くまでに破損してしまうなどの失敗もしながら試行錯誤し、ちょっとずつご注文を頂けるようになりました。 「もっとお客様の直の声を伺いたい」と思い、お客様と直接お話しながら販売できるイベントにも参加しようと決めたのですが、こちらも未経験のことばかり。 (お客様にとって、見やすい、手に取りやすいということから程遠いものでした)只々反省ばかりでしたが、本当に沢山のお客様からアドバイス、ご感想を頂けたことで、改善を重ねることができ、現在の品質まで持ってくることができました。 ■日本の四季を彩る「二十四節気」のモチーフを作りたいお客様の直の声を伺う中で、「人それぞれ、思い入れのある花やモチーフが異なる」ことがわかりました。 春先に紅葉をご注文されるお客様、真冬にさくらをご注文されるお客様、人それぞれ、その花やモチーフに思い入れがあり、その想いを馳せるタイミングも、人それぞれ違う。 このようなお客様のご要望に応えたいと思い、「一年のそれぞれの季節を感じられるシリーズ」を作りたいと思いました。 そして、「それぞれの季節を感じてもらえる存在になってほしい」という願いを込めて、「四季の唄」という名前をつけました。 (2016年7月22日、無事に商標登録できました。 [登録番号5868049号])立春、立夏、立秋、立冬に代表される、春夏秋冬をさらに二十四等分した「二十四節気」を参考に、「二十四のモチーフ」を作りたいと思います。 ※それぞれのモチーフは下記を予定しています。(一部ご変更の可能性もございます) 立春 --- 梅 雨水 --- ヒヤシンス 啓蟄 --- クロッカス 春分 --- さくら 清明 --- モクレン 穀雨 --- あやめ 立夏 --- あじさい 小満 --- バラ 芒種 --- トルコキキョウ 夏至 --- 朝顔 小暑 --- ゆり 大暑 --- ひまわり 立秋 --- キキョウ 処暑 --- 彼岸花 白露 --- 金木犀 秋分 --- 菊 寒露 --- コスモス 霜降 --- 紅葉 立冬 --- シクラメン 小雪 --- 柊 大雪 --- 山茶花 冬至 --- 福寿草 小寒 --- 千両 大寒 --- 水仙 ■さいごに。この作品が病気を治すことができるわけではありません。 ただ、本当に、本当にちょっとした事が、悪い方向から、良い方向に導いてくれること。母の看病を通して、実感しています。 「誰かの前向きなきっかけになれば」 このシリーズには、私のそんな想いがつまっています。 プロジェクトへのご支援、どうか宜しくお願いします。 (2016年4月末に開催された、ハンドメイドマーケットのイベントにて) |
目標は ¥300,000 に設定されています。
プロジェクトは 2017/03/30 に達成し、2017/04/09に募集を終了しました。
①リードディフューザー(1種類)[送料・税込]
お届け・提供予定時期
サポーター数 10
②リードディフューザー(1種類) + 専用スタンド[送料・税込]
お届け・提供予定時期
サポーター数 16
③リードディフューザー(1種類) + 専用スタンド + 桐箱[送料・税込]
お届け・提供予定時期
サポーター数 12
④リードディフューザー(6種類) + 専用スタンド + 桐箱[送料・税込]
お届け・提供予定時期
サポーター数 7
⑤リードディフューザー(24種類) + 専用スタンド + 桐箱[送料・税込]
お届け・提供予定時期
サポーター数 7
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