みなさまこんにちは。
旅する女将 橋本典子です。
今月もセルビア料理教室に参加してきました。
今回のテーマはセルビア北部の家庭料理。
この地域はハンガリーやクロアチアと国境を接しているため、それらの国と共通する料理も多くみられるそうです。
前菜のアイバルのカナッペはパプリカのペースト。スーパーで瓶詰を買うことができますが、もともとは家でつくる保存食だったそう。何にでもつけたりあわせることができるので、味噌のイメージ。メインのパプリカシュも味のベースはパプリカなので、パプリカは日本でいえば大豆のような位置づけに感じます。
ウェルカムドリンクの手作りレモン・ジンジャーアイスティー、フルーツウォーターどちらもビタミンたっぷり。そいういえばセルビア人女性に肌がきれいな人が多い気がします。。。
骨付きチキンと野菜たっぷりのパプリカシュには、ノクリッツェという「すいとん」に似たお団子をうかべ、栄養バランスもgood!
セルビアだけでなく、ハンガリーの家庭でもよくつくられる料理だそうです。
キフリッツェは薄力粉でつくるロールパン。ハムとチーズ、バターを巻き込みます。仕上げにふる胡麻と塩が絶妙。マスターせねば。
デザートのチュパヴツィはスポンジをチョコレートでコーティングしてココナッツパウダーをまぶしたケーキ。セルビア人もクロアチア人も大好きなお菓子ということですが、日本人も好きですよね、こういうの(^^
サラダは食べる直前にささっとドレッシングも手作りで。
そして完成。
どのメニューも初めてなのに親しみを感じるやさしい味。
マスターして将来のセルビアンナイトでみなさまに召し上がっていただきたい料理揃いでした。
メニュー:
アイバルのカナッペ『Ajvar zalogajcici』
手作りレモン・ジンジャーアイスティー『Domaci caj od djumbira i limuna』
チーズ、ハム入りのロールパン「キフリッツェ」『Kiflice sa sirom i šunkom』
セルビア風 グリーンサラダ『Zelena salata』
チキンパプリカッシュ『Pileći paprikaš sa noklicama』とノクリッツェ 『Noklice』
チュパヴツィ『Čupavci』
スリヴォヴィツァ セルビアの手作りの蒸留酒 プラムブランディー『Šljivovica』
セルビアのコーヒーもしくはティー『Srpska kafa/ čaj』
『セルビアンナイト・夏の味覚篇』は7月5日まで参加受付中。
日本にセルビア料理店はありませんが現地そのままのレシピで日本人にあう、どこか懐かしい味が特徴です。今回の「セルビアンナイト・夏の味覚篇」は料理研究家、イラストレーターのメイコイワモトさんに店舗ガッタイオーラドルチ(Gattiola doclci)をお借りしての企画です。壁画家であるご主人の福井洋一さんのフレスコ画に囲まれた店内はヨーロッパを切り取ってきたような空気に包まれています。大使館や料理教室以外で出会えるこの機会に、ぜひご賞味ください。
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日時:2016年7月12日(火)
19:30~21:30
場所:ガッタイオーラドルチ(Gattiola doclci)
豊島区目白5-15-12
西武池袋線【椎名町駅】より徒歩5分
JR山手線【目白駅】より徒歩13分
メニュー:
・Kozma ’s spread (胡麻のスプレッド)
・Salata od pečene parike i patlidžana(パプリカと茄子のマリネ)
・Sladak kupus sa mesom(キャベツと豚肉の煮込み)
・Gibanica(チーズとフィロペストリーのパイ)
・Sljivopita(ボスニアのプラムデザート)
・Pogaca(守護聖人の祭日に焼く伝統的なパン)
・旅のお土産:
会費:6000円(送料・税込)
(オーナのお勧めワイン3杯、旅のお土産つき)
みなさまにお会いできることを楽しみにしております。