みなさまこんにちは。
旅する女将 橋本典子です。
2週間ほど前のことになりますが、海の日の連休は気仙沼に滞在し、セルビア&クロアチア料理のお弁当の販売や民宿のお手伝いをして過ごしました。
以下、そのときの報告をまとめました。
東北新幹線で東京から一ノ関へ向かい、JR大船渡線で気仙沼へ
大船渡線の線路はここ気仙沼まで。気仙沼~盛間はBRTによる代替交通となります。
ゴールデンウィークにつづき、今回もこちらの民宿
唐桑御殿つなかんにお世話になりました。
いまの気仙沼ではカツオが旬。
民宿
『唐桑御殿つなかん』料理長がお客様の前でカツオの藁焼きをしています。
涼しい風も吹きはじめる夕暮れ時に、ぱちぱちと藁のはぜる音。
カツオのいーい香りが漂ってきて。
厨房で仕込みを手伝うテンションもあがりました。
夜はあらかじめ調達をお願いしてあった食材を使い、翌日の『しごと場・あそび場ちょいのぞきin気仙沼』の唐桑ツリーハウスピクニックで販売する
『つなかん×東欧セルビアフードのランチボックス』の仕込み。
料理教室では丸鶏からとったスープストックを使いましたが、気仙沼ならではの味にするため、「どんこ」のあらと野菜で出汁をとり、「どんこ」の身はマリネに。
大量の野菜のみじん切りは、つなかんスタッフの協力を得て、ともに涙を流しながらの完成。
翌朝、お客様の朝食を終えると『ランチボックス』のピラフとブロデットの調理に入りました。
前日仕込んだ野菜を2升のお米に炊き込み、ふんだんに魚介を使った港町ならではの贅沢な食材にくらくら。
『しごと場・あそび場ちょいのぞきin気仙沼』の唐桑ツリーハウスピクニック
『かんだカレー』、『ツリーハウスバーガー』とともにも販売させていただきました
三陸の海の恵みで出汁たっぷり。 実力以上に美味しくできたかも
セルビアの山をイメージしたピラフと、クロアチアの海をイメージしたブロデットは、どちらも気仙沼の「どんこ」のあらでとったスープがベース。
牡蠣や帆立、ずわい蟹にムール貝も入った唐桑ならではの贅沢なランチになりました。
おかげさまで49食完売!
みなさま、ありがとうございました。
鹿の親子もツリーハウスピクニックに参加していました
夜は震災直後に唐桑に通った学生ボランティアの同窓会がありました
翌日は気仙沼内湾の乗船体験に参加
牡蠣の養殖場
養殖場に漁船が横付けされると、透明な波の下に筏につりさげられた牡蠣の姿がゆらゆらと見ることができます。
筏にまたがった漁師さんがロープを吊り上げ、殻に絡みつく海藻をバサっバサっと切り落とす姿に見惚れてしまう。。。 ランチボックスに使った牡蠣のオイル漬けもこちらで獲れたもの。
ふくふくに育った身を、ちゅるんとできる来シーズンが楽しみです。
ちなみに10月の牡蠣はこのくらい
船で沖から陸に近づくにつれ、陸から出迎えに飛んでくるカモメの姿が増してきます。
唐桑沖までの乗船体験で鮪立に戻る漁船からの動画です。
「唐桑御殿」と呼ばれる広壮な入母屋作りの家並が美しく見えます。
女将の菅野一代さん、料理長の今井竜介さんと
今回も唐桑御殿つなかんの女将、菅野一代さん、料理長の今井竜介さんに大変お世話になりました。盛屋水産ならびにスタッフの皆さま、ありがとうございました。
あたたかく迎え入れてくださったツリーハウス部の皆さまにも感謝申し上げます。
そして、『つなかん×東欧セルビアフードのランチボックス』を召し上がってくださったお客様に感謝。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。
今後とも精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。