こんにちは。
旅する女将 橋本典子です。
ただいま10月のセルビアランチボックスin気仙沼ならびに、セルビアンナイト秋の味覚篇の構想中。
9月にはクロアチア・スロベニアツアーが控えておりますが、8月の第1週末からお盆にかけ、岩手県、宮城県へ産地をめぐる学びの旅に出かけてきました。
旅の始まりは岩手県八幡平市。
県内外から東京・地元のシェフ、生産者たちをはじめ150人の参加者が集い、チームに分かれて各食材を集め、みんなでそろって料理をし、食べ、呑むという、レストランフェス
Harvest Restaurant2016 in 七時雨に参加しました。
【企画】Harvest Restaurant 2016 実行委員会
実行委員長 浅沼宏一(盛岡市・㈱浅沼醤油店)、稲田喜隆(盛岡市・㈱浅沼醤油店)、工藤朋(八幡平市・㈱わしの尾)、嶌田洋一(盛岡市・㈱ベアレン醸造所)、菅原紋子(雫石町・㈲ファーム菅久)、須田悠介(盛岡市・もりおかのコト プカリ)、瀬川淳(盛岡市・㈱浅沼醤油店)、瀬川徹(盛岡市・パティシエ)、高橋和久(紫波町・㈱高橋農園)、田村恵(八幡平市・㈱サラダファーム)、峠舘泰之(一戸町・ポールスターファーム)、百目鬼 拓朗(盛岡市・会社員)、橋本幸之輔(紫波町・㈱銀河農園)、畑 めい子(盛岡市・㈱クレセント)、府金伸治(岩手町・㈱肉のふがね)、三浦大樹(岩手町・㈱アンドファーム)、渡邉昌也(盛岡市・㈲秀吉)、渡邉里沙(盛岡市・㈲秀吉)、北田公子(盛岡市・トラベル・リンク㈱)、北田耕嗣(盛岡市・トラベル・リンク㈱)
【協力】清水川養鱒場 / ㈱ふうせつ花 / ジオファーム / 七時雨山荘 / くずまき高原牧場 / 奥中山高原 / くずまきワイン
【後援】八幡平市
という豪華メンバーに、チケット手配の関係で一度はあきらめたものの、空席情報で空きがでたのを幸いに「行くしかないな」と申し込み。
収穫&製造体験は以下の6種類から選択可能。
どれも魅力的ですが、私はカッテージチーズ&ピザづくり体験を申し込みました。
①清水川養鱒場&浅沼醤油店
【日本百名水に選ばれている金沢清水で育つニジマス釣り体験&醤油仕込み体験】
②サラダファーム&ジオファーム
【夏イチゴ狩り&旬のトマト狩り・八幡平ホワイトマッシュルームの学習&馬とのふれあい】
③アンドファーム
【広大な敷地に驚き!?旬のとうもろこし、キャベツ、レタスなどの野菜収穫体験】
④葛巻高原チーズ
【くずまき高原牛乳を使用したカッテージチーズ作り体験&シェフ特製ピザ作り】
⑤肉のふがね&ポールスターファーム
【奇跡の短角牛放牧見学&本場ドイツで修行したソーセージ作り体験】
⑥ふうせつ花
【国産大豆にこだわる豆腐(もしくは湯波)作り体験&豆乳を使った胡麻ダレ作り】
収穫&製造体験では、東京や岩手のシェフたちからの直接指導。
【料理人】
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三軒茶屋ビストロRIZO 盛田 智宏シェフ(東京:三軒茶屋)
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三軒茶屋ビストロRIZO 藤木 剛ソムリエ(東京:三軒茶屋)
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東京十月 田代 秀人和食料理人(東京:表参道)
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エコール辻東京 三浦 拓真シェフ(東京)
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NORI 白金 秋元 孝康シェフ(東京:白金高輪)
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NIPPON travel restaurant 比嘉 康洋シェフ(東京)
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いなせやマーレ 唐澤 孝明シェフ(東京:三軒茶屋)
・パティシエ 瀬川 徹パティシエ(岩手)
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cafe style bar VIVID 森川 雄輝シェフ(岩手:紫波町)
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Italian dining AVAZ 八重嶋 和明シェフ(岩手:盛岡市)
秋元シェフによるピザ生地づくりの教室
ソーセージづくり体験ではシュペックという燻製づくりも行われていました
設営準備の間には料理教室などのワークショップも開催
携帯の電波も届かない雄大な自然のなかで、心も体も羽をのばしてのーびのび
手作りバウムクーヘン
ワークショップでつくられた短角牛のローストビーフ
当日収穫した野菜と手作りチーズ、生地のピザ
ピザ窯はくずまき高原牧場手作りのドラム缶製
日が暮れると地ビール、地酒、ワインで乾杯
花火があがり、照明を消すと一面の天の川が広がっていました
【ドリンク】
・ベアレンビール
クラシック、Harvest Restaurant限定仕込み
・わしの尾
結の香(結の香の純米吟醸酒)、あさむらさき(古代米あさむらさき)、雄飛萬國翔(ササニシキの本醸造)、
Harvest Restaurant限定仕込み
・くずまきワイン
メルロ&山ぶどう、リースリングフォルテ&リースリングリオン、星、澤登ブラックペガール、
くずまきワイン赤、白、ロゼ
翌朝は朝ヨガではじまり。
どこまでも続く青空の下、草の上でゆったりと身体を伸ばし気持ちいい・・・はずでした。
暑ささえなければ。岩手の高原では異例の30℃超え続きで、すっかり日焼け。
ヨガの効果で前日食べ続けて疲れた胃腸も動き出し、食欲がもりもりわいてきました。
出ているものはひととおり食べねば気が済みませぬ。
かまどご飯も藁焼きでふっくら
閉会後、送迎バスの姿が見えなくなるまでつづく実行委員の見送りウェーブには胸が熱くなりました。
携帯の電波が届かない高原地での滞在は、身も心ものびのび。
心待ちの再会はもちろんのこと、意外な再会や新たな出会いにもたくさんの刺激を受けました。
その場にいる全員が目の前の作業に集中し、お互いの顔を見てお互いの言葉を聞き、濃密な一泊二日。
思い切って参加してよかった。
来年もぜひ参加しよう。
そして、何年後かにはセルビアのソウルフード、カイマックづくりのワークショップが開催をしたい、という夢も生まれました。
関係者のみなさま、ありがとうございました。
8月の岩手・宮城の旅は続きます。