国内唯一のイギリス人杜氏、フィリップハーパー氏が造る希少な日本酒の酒米苗オーナーになり日本の原風景を守ろう！

ごあいさつ

はじめまして。京都府南丹市美山町（なんたんしみやまちょう）で旅館経営をしながら、観光協会理事を務めている山田文男と申します。

私が住んでいる美山町は、京都市の北部、京都丹波地域に位置し、茅葺きの数が全国一多い山里として多くの観光客の方々に足を運んでいただいています。

しかし、日本中の田舎と同様、少子高齢化の波はここ美山にも深刻な状況をもたらしています。

放置棚田で育てた有機酒米で地酒を造り、美山の農業と景観を守りたい！

中間山地の農業は、棚田が主流を占めているため耕作面積が少なく、また害獣（鹿・猪・猿など）の被害で大きな打撃を受け、放置棚田が増える一方で田畑は荒れてきています。

そんな状況を憂う同志が集まり「茅葺きの里・美山町の農業と田舎の景観を守り、放置棚田を活用した新たな事業を興したい！」との思いで始めたのが「美山らしい酒造りプロジェクト」です。

茅葺き職人さん、地元のお百姓さん、京阪神から週末を利用して田んぼに駆けつける仲間の皆さんが連携し、茅葺きの葺き替えで出る古茅を有機堆肥に、出来た米わらを茅葺き材料の一部に提供。

作付する酒米は美山の名にちなんで、酒造好適米の「美山錦」を種もみから丁寧に有機栽培しています。この有機栽培した美山錦で醸した日本酒を、私たちは「和く輪く京美山（わくわくきょうみやま）」と名付けました。

酒造りは1年を通してのプロジェクトです。春から田植えの準備をし、稲作を続けます。秋に収穫して酒造メーカーに供出します。そこから酒造りが始まり、冬季に新酒が生まれます。そしてまた春に……という循環です。私たちが育てている酒米は棚田で育てる有機栽培のため、酒米の収量が少ないのが実情です。言わば「和く輪く京美山」は、限定生産のお酒なのです。

苗オーナー→お酒を楽しむ→棚田の耕作面積が増える

みなさまにはこの「和く輪く京美山」の原料となる有機酒米「美山錦」の苗オーナーになっていただき、出来上がったお酒を楽しんでいただくことで、棚田や美山の景観を守るために発足した「美山らしい酒造りプロジェクト」を今後も継続していける事業としてサポートしていただきたいと思っております。

本事業が継続・発展することで、棚田の耕作面積が増えます。また既存のＪＡに米を供出するより、酒造メーカーに直接高値で引き取ってもらえる酒米作りで、農家が潤い、耕作者が元気になります。そして、都会から駆け付ける仲間が、仕事のストレスを発散し、家族ぐるみで第二の故郷が持てる喜びを味わうことができます。

そうした作り手と買い手が共に“和く輪く”する美山らしい酒造りで、仲間の夢と汗とで出来た素晴らしいお酒を全国の皆さんに届けたいと意気込んでいます。

お酒を醸すのは国内唯一の外国人杜氏（とうじ）、フィリップ・ハーパー杜氏

私たちが酒造りを依頼したのは、京丹後市の銘酒「玉川」を造る木下酒造で杜氏を務めるイギリス人のフィリップ・ハーパー氏。杜氏とは酒造りに従事する蔵人たちを率いるリーダーのことで、彼は国内唯一の外国人杜氏として日本酒の魅力を世界中に発信しています。

もともとケルト民族の血をひくハーパー杜氏は、みずからの生き方のモットーは「人の和と輪」を重んじることだと言います。私たちは彼の人生哲学とも言える「和く輪くな酒造り」の意を汲んで、出来上がったお酒を「和く輪く京美山」と命名しました。出来上がったお酒は、純米無ろ過生原酒。

その味はとても素晴らしく、飲んだ方々からは「フルーティーですっきり、麹の香りが生きる酒」、「お米の甘さをしっかり感じられながら、キレがあるので飲みやすい」など高い評価を得ています。

ハーパー杜氏も「山田さんたちが育てる美山錦というお米の性質もあると思いますが、私が木下酒造で醸す「玉川」ブランドのお酒とはまた違った味わいのお酒です。皆さんが魂を込めて育てていただいたお米の旨みがしっかりのった、とても美味しいお酒です」と太鼓判を押してくれました。

また、アルコール度数が18％もあるので、焼肉や洋食にもマッチします。私どもが経営する旅館「美山粋仙庵」では「豆乳鍋」や「牡丹鍋」との食べ合わせでも好評をいただいています。

ハーパー杜氏が提案する、“熟成”という日本酒の魅力

ハーパー杜氏は、日本酒の魅力のひとつに“熟成”という概念があると言います。

「フレッシュな新酒の搾りたても美味しいですが、1年、2年、3年と熟成を重ねることで新酒とは違った味わいが楽しめます。

新酒の味わいをひとつのピークとしたら、その先の変化によって3回も4回もピークが訪れるのが日本酒の面白いところ。「和く輪く京美山」も熟成という魅力を備えたお酒に仕上がっています」とハーパー杜氏。

実際に私も昨年絞った「和く輪く京美山」を熱燗にして飲んでみましたが、新酒とは違う魅力がある日本酒に変化、もしかしたら進化という言葉のほうが適切なのかもしれません。それほどの感動を覚えました。今回、このプロジェクトにご支援いただき、苗オーナーになっていただいた方には、平成24年製造（2年熟成）、平成25年製造（1年熟成）、そして平成26年製造の新酒を飲み比べ3本セットとしてお届けしたいと思っております。

このプロジェクトを、どうしても成功させたい理由

放置棚田を活用した美山町での酒造り。深刻なのは少子高齢化です。棚田の作り手がなく、不耕地面積が増え、悪循環の上に限界集落へとなっていくのが日本中でみられる現状です。

そうしたマイナスのスパイラルを撥ね退け、また、都会に住む家族が米作りに参画することで生まれる副次的効果―子どもが生き生きし、野生味を取り戻し、元気に育つ―が生まれます。それを見た親は、自然の中で育つ大切さや虫たちと戯れる子供の成長に気付き始めます。

それこそが、彼らが第二の故郷だと気づくのです。そして彼らが酒販売の宣伝マンになり、将来、移り住んでくる可能性が高くなります。単なる田舎ではなく、子供がそこで育つ田舎を親たちは大切にしようと移住を決意します。

実際、私たちの美山米作りの会の仲間が美山に移住してきています。もし美山町が気になった方、ご支援いただける方、ぜひお時間あれば美山町にいらしてください。少々高額にはなりますが、今回の特典には宿泊プランもご提案させていただきました。

単なる米作りではなく、放置棚田を守ることや、農家の収入を上げること、地域が活性化するその地らしいプロジェクトが求められていると思います。こうした田舎ビトと都会ビトが一つのプロジェクトで絆を結びあい、ともに育ち合うプロジェクトの意義は大きいと思います。

そして、それらを継続していくことは、しいては田舎ビトと都会ビトが共に幸せになることだと思っています。様々な困難を乗り越えて、私たちは美山錦とうるち米を栽培できるようになりました。さらに、これからの10年は本プロジェクトを発展させるなかで、地域経済の発展にも寄与できたらと意気込んでいます。

みんさまのご支援、どうぞよろしくお願い致します。

■特定商取引法による表記

事業者：和く輪く美山酒店
責任者：山田　文男

不備・不良品等の対応：ご返品後、良品と交換いたします。 良品手配不可能な場合は代金を返済させていただきます。返品再送に掛かる費用は全て当社が負担致します。

返品期限：原則として、お客様都合の返品はお受けできません。ただし返品の対象が不良品、または誤配等の理由により注文商品と異なる商品を納品した場合のみ、商品到着後３日以内のご連絡に限り、お受け致します。

返品時の送料：不良品、誤配品の配送料は全て当社が負担致します。

支払時期：お客様が各プロジェクトにて提供される特典（商品・サービス）を申し込んだ時点で一旦決済が行われますが、各プロジェクトの募集期限までに目標金額に満たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様に全額返金されます。

引渡時期：各プロジェクトの募集期限までに目標金額が集まった場合にはプロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典（商品・サービス）を支援者に提供する義務を負います。特典（商品・サービス）の引渡時期は、各プロジェクトの記載に準じます。

商品の代金以外の代金：特にありません。

支払方法：VISA, MASTERの提供するオンライン決済サービスを利用した決済。

返品・キャンセルについて：目標金額に達成したプロジェクトに関する特典（商品・サービス）の返品・キャンセルは一切受け付けておりません。

＜お問い合わせ窓口＞

所在地：〒601-0724　京都府南丹市美山町内久保下カルノ５４－１

和く輪く美山酒店

e-mail：mailto:info@wakuwaku-miyama.jp

営業時間：10：00～18：00

定休日：毎週火曜日及び年末年始

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● １日１組の宿「美山粋仙庵」http://www.suisen-an.com/

● 古民家レストラン「美山粋仙庵SAI」http://sai.suisen-an.com/