はじめまして
はじめまして、長根 汐理(ナガネシオリ)と申します。青森県八戸市で生まれ、高校卒業するまでの18年間はずっと八戸に住んでいました。
八戸市は人口が約20万人の市で、最近では全国で48番目の中核市となりました。太平洋に面しているため漁業が盛んで、八戸でとれるイカやサバは日本一だと思っています(地元ひいきです)。
また漁業だけではなく農業も盛んで、市街地から車でちょっと行ったところには田んぼや畑が広がっています。
八戸の春を呼ぶ伝統的なお祭り「えんぶり」です。
今となっては八戸の魅力をたくさん言うことができますが、住んでいる時は魅力に全く気付かず都会へ憧れを抱いていました。
私が八戸の魅力を感じ始めたのは、大学進学のために東京に移住してからです。地元に帰省するたびに、「八戸はご飯が美味しい」「新鮮な魚がスーパーで当たり前に並んでいる」「収穫時期の田んぼの景色は美しい」と八戸の魅力を意識するようになりました。
そんな経験から「地方ってこんなに魅力がある」と、日本各地にあるその地域独特の文化や産業に興味を惹かれるようになり、時間を見つけては旅をするようになります。
八戸の港付近では、このように魚が売られていることも
旅をしていて思うこと
地元での発見をきっかけに、行く先々でその地域独特の文化や産業を探すようになります。また、興味を持った文化や産業があれば、実際にその土地を訪れて見学したり体験したりしていました。
各地域を訪れて思ったこと。それは、日本の地域にはその土地に根差している文化や産業があるということです。そしてその文化や産業は、長い歴史のなかでその土地の人によって受け継がれ、守られてきたものだと知りました。
京友禅の染め付けを体験しました
日本の手仕事は、とても素敵なものです。人の手によって手間と時間をかけて作られたものは、機械で作られたものよりもどこか温かみがあり、個性豊かだと思います。
また各地域一つとして同じ景色はなく、それぞれに美しい自然があります。ゆったりとした時間の中で豊かな自然に囲まれると、心が落ち着きとても癒されます。
結城紬の機織り体験をしました
それぞれの地域にその土地に根差した素敵な文化や産業があるのですが、その文化や産業を受け継ぐ人が減っていることも事実です。ものが売れないから、後継者がいないから、など数々の理由で文化や産業がなくなりつつある地域もあります。
「備前焼」の産地である備前市の景色
魅力あふれる文化や産業を後世に残すためには
長い歴史のなかでその地域に根差した文化や産業なのに、なくなってしまうなんてもったいない!でも、どうすればそのような現状を解決することができるのか。
いろいろと考えた結果、文化や産業を体験しながら地域の魅力を感じてもらうのが一番であるという結論に至りました。
私自身、旅をしていて一番楽しいと感じる瞬間は、その土地の文化や産業にふれたり、地元食材や地酒を味わっているときです。また、その土地に住む人と話をすることも楽しい時間です。
「その土地と関わり合いを持つ」という経験が、旅をより楽しいものにするし思い出にも残ると考えました。
地域の魅力を味わい尽くしに行きませんか?
このプロジェクトは、「文化や産業にふれながら地域の魅力を感じ、その土地を好きにってもらいたい」という想いで立ち上げました。
普通の旅行では経験できないような体験をしながら、その地域の人との関わり合いをとおして、「地域」と縁をつなげませんか?
プロジェクトをとおして、皆様と楽しい時間と思い出を共有できたら嬉しいです。