ご挨拶!こんにちは!発酵大好き、ファーメンステーションの酒井里奈です。みなさん、こんにちは!
きびだんごでのプロジェクト挑戦はこれで4回目、
ファーメンステーションの酒井里奈です。
岩手県奥州で、休耕田だった田んぼでお米を栽培、そのお米を発酵させてエタノールを作っています。さらに、このお米のエタノールから派生して、化粧品、生活雑貨、家畜の餌などをつくり、農地と都市とを繋ぐ地域循環型の事業に取り組んでいます。
今回開発に成功した「お米からエタノール(仮称)」デバイスについて「お米からエタノール(仮称)」はたたんだ状態で昭和の頃の14インチTVとコンパクトですが、この小さなボディに以下の機能が詰め込まれています。
田んぼシート種もみさえ撒けば稲の収穫まで自動で行える特殊なシート。たたみ1畳分の大きさです。
<特長>
・気象ユニットからの水分を蓄え、必要な水分のみを維持するので、給水や脱水の必要はありません。
・収穫の設定を「手動」に変えると、手刈りでの収穫が可能です(注: 鎌は別売りです)。
発酵・蒸留ユニット刈り取った稲穂を入れると粉砕、加水、発酵、蒸留、精製のプロセスをすべて自動で行います。
<特長>
・これまで別々の装置で行っていた各ステップを1つのユニット内で完了できる特殊な機構により、大幅な小型化に成功しました。
・精製するアルコールの濃度は90〜95%の範囲で1%刻みで設定できます。
気象ユニット室内で自然環境を再現できる、IoT技術の粋を集めたユニットです。
<特長>
・稲作に必要な日照、雨、風、湿気、等、自然環境を室内で完全再現します。
・オートマ運転も可能ですが、育てるお米の品種に応じて日照時間や水分量を細かく設定することも可能です。
・稲作に使用していない時は、日焼けマシンとしてもお使いいただけます。
<注意事項>
・お米を育てている間は平均3日に1度雨が降ります。田んぼシート以外の場所に雨がかかることはありません。
・室内で自然環境を完全に再現するため、窓を開けていると虫や鳥などがやってきます。
「ファーメンステーションが目指す循環型農業」とは?ファーメンステーションでは、発酵、蒸留技術を活用しながら、様々な資源を活用した農業に関わっていきたいと考えています。
お米を発酵、蒸留してアルコールを製造、それでおしまい!ではなく、お米をフル活用することを目指しています。
蒸留したあとに残る「蒸留粕」は、家畜のエサとして(実はお肌にも良いので、普段は化粧品の原料としても使っていますよ)、
さらに、その糞を堆肥にしたり、稲わらを家畜の敷きわらにしたり、、、と仲間と楽しみながら、資源を有効活用するアイデアを出し合っています。
目標金額の5千万円について今回のプロジェクトでは目標金額は5千万に設定しています。この金額があれば100台のデバイスを製造できます。
100台というのはこの手のデバイスを量産する場合の最小ロットです。今回は、1台のデバイスに様々なオマケを付けて1台50万円で提供しますので、これを欲しい方が100名集まれば、ちょうど5千万円が達成できる計算になります!
今回お届けする特典について「お米からエタノール」デバイス(牛付き、牛無し)特典としてはもちろん「お米からエタノール」デバイスを準備しています! そして、届いてすぐに稲作をスタートできるよう、種もみ(品種: つぶゆたか)もセットでお届けします。さらに、できあがったエタノールを使ってオリジナルのアロマスプレーを作れるキットと、エタノールを蒸留した後の粕を有効活用できるよう牛1頭(肉牛か乳牛かはお選びいただけます。)
<特典に含まれるもの>
・「お米からエタノール」デバイス 1台
・種もみ(品種 つぶゆたか)
・オリジナルアロマスプレー作りキット
・牛一頭(牛付き特典のみ。乳牛か肉牛を選んでください。)
・乳牛の場合: 100%自家製ヨーグルトが作れる乳酸菌
・肉牛の場合: 牛をそだてるのに大活躍。去年の秋に収穫した稲わら
米もろみ粕(蒸留粕)を使って自分で作るフェイスパックセットもろみを絞ってできるのがもろみ粕(蒸留粕)。お米と日本酒の香りがします。
捨てる場合は産業廃棄物として処理する必要があるのですが、アミノ酸やビタミンB群もたっぷり含むもろみ粕を捨てるなんてもったいない!
100%無添加で保湿効果の高いフェイスパックセットを作りました。
お米からアルコールができるメカニズムこのデバイスでは種もみさえ撒けばあとはすべて自動でアルコールが製造できるスグレモノなので、お米からエタノールが生まれる仕組みについてはまったく知識の無い方にもお使いいただけますが、せっかくなのでお米からエタノールができる仕組みについて説明します。
お米の破砕玄米または籾付きの状態でお米を粉砕します。
発酵/蒸留破砕した米に、水、麹または酵素(米を甘酒にします)、酵母(甘酒をアルコールに変えます)を加えて発酵させます。これを「もろみ」と呼びます。
もろみを加熱して蒸留すると焼酎状態のものができますが、この液体のアルコール濃度は比較的低濃度のもので、「粗留アルコール」と呼ばれます。
最後に残る蒸留粕は家畜の餌にもなりますし、発酵したお米成分のおかげで、保湿性のある化粧品の原料になります(※ 今回のプロジェクトで「牛付き特典」を入手された方は、牛の飼料に混ぜてお使いください)。
精製粗留アルコールをさらに蒸留して90%以上のアルコール濃度にすることを「精製」と呼びます。
精製には大変長い時間がかかり、1日で数リットルリットル程度のゆっくりしたスピードで進みます。
最後に(ファーメンステーションの今後の野望)今回はお米を原料にしていますが、発酵できるものは、他にも色々ありますよ!
私たちが得意なのは、甘いもの(果物とか)、または噛めば甘いもの(お米はこれですね)。
そして、近い将来は生ゴミを原料にしたいと思っています!
生ゴミはそもそもの発生量が減ることが大切ですが、それでも出てくる生ゴミを、発酵、蒸留してエタノールにして、、、
それは化粧品には??かもしれませんが、燃料にしたり、他にも用途はあります。
Fermenting a Renewable Society! 発酵で楽しい社会を!
が私たちのスローガンです。
発酵技術で、ワクワク、楽しく、いろいろなものが役に立つものに変わっていく世の中にしたいと思っています。
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サポーター数 0
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