まるまどの小松洋一です。
8月19・20日の2日間、松山城下に広がる城山公園で松山ビアフェスタ2017が開催されました。今回で3回目の開催で、私たちは昨年に引き続き2回目の出店です。
この松山ビアフェスタの実行委員長の松本さん(↑写真左)とは、今回のイベントで初めてお話をしましたが、なんと!クラウドファンディングのご支援者様なのです。開場前の準備をしていましたら「クラウドファンディング支援しましたよ!」とお声かけを頂きまして、とっても嬉しかったです。
今回のイベントでは、一般のお客様から「どっかで見たことあるよな~」「新聞載ってましたよね!」「みかん酵母の...あっ、知ってる!」などとお声かけいただく機会が何度かありました。少しづつ県内での知名度が上がっていることを実感するイベントでした。
松山ビアフェスタの会場に、一度に5枚まで焼くことのできるガスオーブンを持参しまして、1日目は8時間、2日目は6時間フル稼働で焼き続けました。
20時間以上発酵させた天然酵母のピザ生地に、大三島産有機野菜を使った自家製トマトソース、島のナスと、よつ葉のチーズをのせて、半冷凍にして持っていき、仕上げにミニトマトをのせて、250度の高温で焼いていきます。
今回の生地はしっかり焼いた方が美味しかったので、思ったよりも焼くのに時間がかかりました。しっかり焼きこんだ生地は、そのまま食べてもビールのおつまみになるような旨みを感じます。
1日目は12時から20時までの長丁場で、昼から夜までお客様が途切れることはなかったです。今回は、店頭での待ち時間を極力なくすために、番号札を渡して所定の時間に取りに来てもらうようにしました。
冷凍ストッカーに満杯に詰まっていたピザは、残り1時間のところで18枚まで減らすことができまして、最後の1時間は半額の500円にして、全て売り切ることができました。
最後は半額にしたとはいえ、売り切ることができて感無量でございました。
1年前に今治市内の「おんまく」という市内最大のイベントで、はじめてピザを出店しました。でも、結果は惨敗で、仕込みの段階からトラブル続出、当日も思ったように売れず、本当に悔しい思いをしました。今回の松山ビアフェスでは、想定どおりに仕込みも成功して、ピザを完売することができたので、1年前のリベンジができたと達成感は格別でした!
この松山ビアフェスタの醍醐味は、なんといってもクラフトビールの醸造家の皆様と交流ができることにあります。1日目が終了した後に開催された、懇親会、その後の2次会に同席させていただきました。2次会は、松山でクラフトビールが飲めるBOKKEさんで。
野生酵母のこと、発酵のこと、酵母がもつ固有の香りのこと、普段生活をしていて話をできる方は殆どいないのですが、クラフトビールの醸造家の皆様は本当に詳しくて、話をしているとあっという間に時間が過ぎていきます。いつの間にか、(一方的ですけど)発酵仲間みたいな意識が芽生えてきます。
懇親会で、たまたま隣の席になりお話をさせて頂いた醸造家さんが徳島のRISE&WIN BREWINGの方で、酵母の話で盛り上がりました。このビール醸造所は東京にいた3-4年前から知っていて、いつか行きたいと思っていたのです。ゼロ・ウェイストタウンとして有名な徳島県上勝町のビール醸造所です。
今回のイベントでつながりができたので、必ず行こう!と決意を新たにしました。
イベント会場でピザを作りながら、クラフトビールを250mlで7-8杯は飲んだと思います。中でも一番美味しかったのは、上でご紹介したRISE&WINさんのNew England IPA 「Morning Summer」↑です。少し濁ったビール、ホップの香りが強くて、後味もよかったですし、少し常温に戻して、もういくらでも飲めちゃうビールです。思い出しただけで生唾ものです。また飲みたい!!
1日20L限定で持ってきていたビールなので、飲むことができてほんと幸運でした。
睡眠時間3-4時間で先週は毎日ピザを仕込み続けていたので、イベントは2日間もあるし倒れるんじゃないかと内心思っていたのですが(笑)、気がつけば美味しいビールと気持ちのよいお客様に囲まれて、最高に楽しい時間を過ごすことができました。
クラフトビールと、みかん酵母パンは相性がよいことは分かっていますので、まるまど開業したら、クラフトビールのイベントもやりたいですね!