いよいよ、明日1月30日(水)をもってプロジェクトが終了します!
このプロジェクトを達成するまでに、たくさんの方の応援や励ましをいただきました。
本当に本当にありがとうございます!
おかげまさまでクラウドファンディングは、無事達成することができましたが、最後の最後まで一人でも多くの方に熊本の秘境の銘酒「球磨焼酎」とその産地である「多良木町」の魅力をお届けできればと思っています。
ぜひ、SNSでのシェアや拡散など、ご協力いただけたらありがたいです!
このプロジェクトを通して伝えたいこと
みなさん、日本での焼酎の消費量はどれくらいだと思いますか?
答えは、約86万KL(平成27年度時点)。これは、全体消費量847万KLの約10%ほどになります。
初めてこの数値を見た時、思いのほか少なくて驚きました。ちなみに、日本酒は焼酎よりも少なく10%を切ります。焼酎も日本酒も、日本特有の文化で深い歴史があるにも関わらず、嗜む人が少ないんです。
焼酎も日本酒も、そもそも飲む人が少なくなっている昨今、当然のことながらお酒を製造する会社も減っているのが現実。
実際のところ、酒造りに携わる方々とお話をすると「当代での廃業を考えている」や「売りに出されている蔵がいくつもある」など、厳しい現状を耳にします。
長い年月の中で受け継がれてきた文化や、その蔵にしかない技があるかもしれないのに・・・。
こういった話は酒造業界だけに限らず、日本各地で生じています。私は地方で仕事をすることが多いので、その現状を良く目にしますし、その度にとても悲しい気持ちになります。
「長い歴史の中で受け継がれてきた」、これだけでも十分に価値がある。
特に日本には受け継いできただけではなく、更なる改良を重ねて、時代と共に磨き上げられてきた「ものづくり」が数え切れないほど存在します。
また、こうした「ものづくり」は脇目も振らずその道を追求し、研鑽を重ね続ける「職人」がいてこそ成り立つもの。
しかし、継承する人がいなければ、その技も文化も歴史もそこで終わりです。
このように、産業自体が衰退傾向にある中、近年では「日本の職人技」に海外からの賞賛が相継ぎ、その価値や存在意義が見直されつつある動きもあります。
しかし、日本で生まれて日本で暮らす人こそ、その価値や魅力を一番理解しているべきではないのでしょうか?
多くの人は、日本の良いものに囲まれて暮らす環境が当たり前すぎて、その価値に気づくことが難しいかもしれません。
しかし、その「当たり前」の裏側には、長い年月の中で磨き続けられてきた技や、それを継承してきた人々がいるのです。
熊本で500年の歴史を持つ秘境の銘酒「球磨焼酎」とそれを受け継ぐ「那須酒造場」
このプロジェクトは、熊本で500年続く秘境の銘酒である米を使った焼酎「球磨焼酎」と、その産地の「多良木町」を全国に発信するために立ち上げました。
「TARAGI BLUE」の原酒は、多良木町で100年続く老舗である「那須酒造場」の球磨焼酎を使っています。
那須酒造場では、創業時から変わらない「手仕込み」で焼酎を製造しています。全ての判断は、職人の研ぎ澄まされた五感のみ。当然、機械に頼ることはありません。
品質の安定や大量生産のために機械化に舵を切る酒蔵が多い中、那須酒造場では一貫した人の感覚による職人技にこだわり続けているのです。さらに、より質の高い焼酎を製造するために、日々研究を重ね技を磨き続けています。
その確かな技術と酒造りに対する誠実さは、県内外から高く評価されています。
品質の安定が難しい手仕込みにも関わらず、また家族経営という小さい規模ながら、熊本国税局鑑評会では10年以上も連続受賞。2013年の春季全国酒類コンクールでは、数多の芋や麦焼酎を抑えて本格焼酎部門で日本一に輝いています。
このように日本の地方には、先人たちが築き上げてきた伝統という重みを背負いながら、目立たなくても確かな逸品を生む職人や地域が存在するのです。また、自分たちが受け継いだ日本の良き文化を途絶えさせないように、工夫しながら挑戦を続けています。
「TARAGI BLUE」プロジェクトを通して実現したいこと
日本の素晴らしい「ものづくり文化」の背景を知り、その奥深さを感じてもらうこと。そして、実際に手にとってもらうことが、文化を次の世代に残す第一歩なのだと信じています。
このプロジェクトを通して、日本の熊本に約500年続く秘境の銘酒があること、それは日本最古の焼酎と言われている米焼酎であること、長い歴史と文化を受け継ぎ次の世代に繋げようとしている人がいることを、一人でも多くの方に伝えることができたらこの上なく嬉しいです。
残り1日となりました。ぜひ、最後まで応援していただけたら嬉しいです!
引き続き、よろしくお願い致します!