子どもたちが10年後を生き抜くための“創造力”を育む場所『Curio School(キュリオスクール)』をつくりたい!

2015-02-14 12:59:16 活動報告一覧に戻る

Curio School開校に至る経緯について

こんにちは。Curio School設立者の西山です。今日の活動報告ではなぜCurio Schoolを開校するに至ったかについて書きたいと思います。

僕は18歳のときに製品デザインを学ぶために大学へ入学しました。
そしてその時に思い知りました。同級生と比べて自分の創造力がないことを。
絵を描くことだけがデザインではなく、アイデアを発想すること、そしてそのアイデアが何かしらの問題を解決していること、そして感性に触れる解決策であることを知りました。
一方、そんなことをさらりとやってしまう同級生が存在し、どうしてこのような差が生まれたのか、ずっと悩んでいました。創造力とは生まれ持った才能なのかとも思いました。

そんな風にモヤモヤとしていたとき、スタンフォードのME310という「デザイン思考」をベースとした製品開発プロジェクトに参加する機会を得ました。当時はデザイン思考という言葉が日本では知られておらず、なんのことか?と思いながら参加したところ、最初のオリエンテーションとして「ペーパーバイクの製作」というものがありました。これは3週間後に行われるとあるゲームのために、紙製(主にダンボール)の人力のバイクを4名1チームで製作するというものでした。とあるゲームとは、大小10個程度のボールが地面に置かれており、そのボールを手を使わずに木製のラックまで運び、その運ぶボールの数によってポイントを競うというゲームでした。ボールには手で触れられないため、バイクに搭乗した人がダンボールで製作した何かしらのツールを用いてボールを運ぶ必要があります。

「このようなバイク製作とゲームのどこがデザイン思考なのか」と最初は疑問に思っていました。そして僕は日本人4名のチームで参加し、ゲームのルールを理解し、戦術を考え、そこからコンセプトスケッチを起こし、材料を集め(材料も特に用意されているわけではないため、自分たちで探してこなければならないのです)、ペーパーバイクを仕上げていきました。一方、スタンフォード大学のチームはルールもそこまで理解しないまま、とりあえずペーパーバイクを仕上げていくという、僕らからすればありえないことをしていました。
そしてゲーム当日、僕らはこんなペーパーバイクを製作しました。
ある意味普通のバイクであり、小さいボールを中心にかき集めてポイントを稼ぐ、といったコンセプトのバイクです。一方、スタンフォードのチームが考えたバイクはこちら。
なんと空気砲。バイク自体が空気砲となっており、相手チームのボールをラックから空気砲で落とすという、僕らが考えつかなかったアイデアになっていました。そしてゲームは空気砲チームが相手チームのボールを面白いように落としていき、結果として圧勝するという結果になりました。
そもそもこの空気砲のアイデアは、スタンフォードのチームが遊びながら生まれたものであり、試行錯誤を繰り返しているうちに出来上がったというものでした。そしてそれこそがデザイン思考の本質の1つでした。とりあえずやってみる、そして検証する、そして再度アイデアを検討する、というサイクルを高速で回すことでアイデアをブラッシュアップしていくのです。特にこの「やってみる」というのは言うは易し行うは難し、であり、なかなか多くの人が躊躇してしまうところです。なぜなら完成度が低いアイデアを作ってみる、やってみるということに意味を感じないからです。しかし大事なことは、そのアイデアのコアとなる部分さえ検証できれば良いので、たとえ完成度が低くてもそのコアだけ機能する試作品を作ればよいのです。そして「やってみる」ことを通じて、コアとなる部分が機能するのであればさらにアイデアの完成度を高めたらよく、またコアとなる部分が機能しないのであれば、アイデアを変更すればよいのであり、無駄にアイデアの完成度を高めてから「やってみる」より圧倒的に早いのです。
ここではじめてデザイン思考を理解しましたが、同時に、なぜこういった概念が日本では広まっていないのか、という疑問も抱きました。もっと早くからデザイン思考の概念を理解しておけば、大学に入学した時に感じた自身の創造力のなさというものも、実は解決したのではないか。そして創造力は小学生や中学生といった小さい時から育めば十分に育つものではないのかと。

 そこで僕は社会人として会社で働くとともに、土日を活用して友人のデザイナーたちと小学校や中学生、高校生向けにデザイン思考をベースとしたワークショップを企画・実施していきました。例えば、「掃除をデザインするワークショップ」では、普段の掃除の時間をもっと楽しく、もっと効率よくするためにどんなことができるかということを小学校の掃除時間を用いて行いました。そうすると、面白いアイデアを次々と思いつく子どももいれば、なかなかアイデアが思いつかない子どももいました。
アイデアが思いつかない子どもというのは、本当にアイデアが浮かばないケースと、アイデアは思いつくけれどもそれを他人に言えない、という2つのケースに分かれていることが分かりました。アイデアが思いつかないというのは、今までアイデアを考える機会がなかったから、そしてアイデアを思いつくためのインプットがなかったからなのですが、アイデアを他人に言えない子どもというのは、他人から自分がどう見られているか、アイデアを笑われないか、バカにされないか、ということが気になって言えないのです。そしてこのまま中学生、高校生と進むにつれてその殻は固くなりがちであり、気が付くと失敗を恐れて何もできない人になってしまう可能性があります。
 僕は単発のワークショップを通じてこのような課題を発見し、悩みました。確かに単発のワークショップも意味があるけれども、定期的にこのようなワークショップを行わないと殻を破ることは出来ないんじゃないか、単発のワークショップでは限界が有るのではないかと。
 このような経緯があり、結局3年間ほど課外活動としてワークショップを運営してきましたが、そろそろ本腰を入れて取り組まないといけないと思い、このCurio Schoolを立ち上げることに至りました。Curio Schoolは自由に自分のアイデアを言う、そしてそれを認めるということが出来る場所にしていきたいと思います。
これからもご支援よろしくお願いします。
(詳しくはこちらの記事にも書いております。お時間のあるときのお読みください。)

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集まった金額

  • ¥365,000
0 %

目標は ¥300,000 に設定されています。

プロジェクトは 2015/02/21 に達成し、2015/02/25に募集を終了しました。

プロフィール

  • 西山恵太


  • 京都工芸繊維大学にて製品デザインを専攻し、その後京都大学経営管理大学院に進学。その際にスタンフォード大学ME310プロジェクト(デザイン思考を活用した製品開発プロジェクト)に従事。2011年に株式会社野村総合研究所に経営コンサルタントとして新規事業開発支援や官公庁の政策調査・実行支援プロジェクトに従事しながら、課外活動として、2012年より子ども向けにデザイン思考をベースとしたワークショップを10本以上企画・実施。2014年には広尾学園にて土曜特別講座(「社会を変えるためのアイデアを生み出すデザイン思考講座」)の講師を務める。また2015年度より品川女子学院のデザイン思考講座のカリキュラム策定・ファシリテーターを務める予定。
  • 西山恵太さんへ意見や質問を送る

特典としての商品・サービス

なりきりプロジェクトの年間フリーパスチケット

¥ 5,000

受付終了

その道のプロの人から仕事を学ぶ1日ワークショップ「なりきりプロジェクト」(不定期開催、年間3~6回程実施予定)に無料で年間何回でもご参加いただけるフリーパスチケットです。 ※ご参加いただけるお子様の対象は小学生に限らせていただきます。 ※フリーパスチケットは一枚に対し一名のお子様までご使用いだだけます。 ※ご同伴頂く保護者に関する制限は設けておりません。 その他、ご不明な点はプロジェクトオーナーまでお問い合わせください。

サポーター数 14 

クリエイティブな空間造りをご一緒に!空間製作ワークショップ&創業パーティー・座談会へのご招待

¥ 10,000

受付終了

2/28に行うCURIO SCHOOLについての座談会、教室で使用する机の製作やホワイトボード塗料の塗装などを行うワークショップ、さらに創業パーティー・座談会へご参加いただけます。 半日でこれからの教育に求められる向き合い方と、そのために必要なクリエイティブ空間の製作、また新しい教育に興味を持つ方々との繋がりが可能です。 製作する机には皆様からのメッセージを刻んでいただけます。素敵な学びの場を0からご一緒に創りあげましょう。 【日時】 2015年2月28日(土) (10時〜ご都合のつく時間にお越しください) 【場所】 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-13-3 (JR中央線千駄ヶ谷駅より徒歩6分・東京メトロ大江戸線国立競技場駅より徒歩6分) 【スケジュール】 10時~15時  壁面ホワイトボードペインティング&机製作ワークショップ (お越しになった方から、ご自由に参加できるようお待ちしております) 15時~16時 Curio Schoolの概要・教育についての説明会 16時~ 創業パーティー&座談会 ※チケットのご使用はワークショップへのご参加1名様につき、1枚とさせていただきます。 小学生以下のお子様のご同伴は何名さまでも無料とさせていただきます。

サポーター数 24  | 数量限定あと 6

CURIO SCHOOLの学びをお試しで。先着入学申し込みチケット

¥ 30,000

受付終了

小学生のお子様を、開校後優先的にスクールへご案内します。 CURIO SCHOOLでは知的好奇心や創造性を育む様々な学びをご用意しております。 チケットをご購入いただいた方には、小学生のお子様に4月から6月末までの授業を無料でご体験いただけます。(通常授業料約6万円) チケットのご使用はお子様1名につき、1枚とさせていただきます。 チケットの引き換えは小学生のお子様のみに限らせていただきます。

サポーター数 1 

CURIO SCHOOLスーパーバイザーの認定と報告書の送付 〜新しい学びを提案する一員へ〜

¥ 100,000

受付終了

2/28に行うCURIO SCHOOLについての座談会、教室で使用する机の製作やホワイトボード塗料の塗装などを行うワークショップ、さらに創業パーティーへご参加いただけます。 半日で、これからの教育に求められる向き合い方と、そのために必要なクリエイティブ空間の製作、また新しい教育に興味を持つ方々との繋がりが可能です。 CURIO SCHOOLスーパーバイザーへ認定させていただきます。就任された方には年1回のCurio School方針策定会議へ参加頂けます。 また実際の授業や学びの様子を2016年3月頃を目処に、報告書にまとめてお送りいたします。

サポーター数 0 

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