野良仕事で働く人のための日本の野良着の形を生かした作業服をつくりたい

プロトタイプは販売してフィードバックももらっていますが、自分たち自身でもテストしています。

クラウドファンディング終盤ですが、製品テストは続いており、タイの山村にプロトタイプを持って行って鍛治仕事に使ってみました。

野良着というともっぱら農業のことばかりイメージされますが、広くアウトドア＝野良に出るときの衣服ということです。なので、野外イベントに出るときにも、野良着は使えます。この初期バージョンはとくに軽作業向きなのでちょうどいいかも。

この野良って感覚はけっこう大事なんですが、それはまたこんど。

で、タイで、しかも鍛治仕事で通用するか、というのは

いけました！

やはり和服のつくりは当たっている。

肩周りが回しやすく、鍛治ハンマー振り上げやすかったです。圧倒的に。さすがに、鍬やナタを振る文化の衣服です。

とくに、鍛治仕事は鉄が熱い短い時間にできるだけ強く鉄を正確に叩くのが勝負ですから、動作が妨げられるのはダメです。布が突っ張るとかあまりよくない。

これは、むしろ野良着が世に出たら、こういう体を動かすイベントとか企画してみたくなります。

ちなみに、野良着というからには、生地も大事で、この野良着は工場で量産プロダクトを作り終わったあとに余って使われなくなった生地を活用します。こういうのは、ほっておくと二束三文で海外に流れていきます。いい生地でも。もったいない！

なので本プロジェクトの野良着は値段の割にいい生地を使えます。昔の方が手織りの生地をつぎはぎしたのと同じように、素材を大事にする精神は引き継ぎたい。

なんで、こんなことができるかというと、なんせ小ロットなんで！

いずれにせよ、服はデザインを生かすも殺す耐久性も素材次第であります。

縫製工場も作業着専用なので、破れにくい縫い方が施されとります。もんぺのポケットとか縁が破れたりしがちですし、股や脇も負荷がかかるので破れやすい。ここは強化されています。

成立まで19%!あと少し。楽しみになってきました。

以上、買って損はなし！