あなたのデザインで「注染ゆかた」を作ろう!竹ノ輪浴衣2019

2019-05-31 14:30:10 活動報告一覧に戻る

色について

hinoriさんから送られてきた「DIC 日本の伝統色 4版 893 紺青(こんじょう)」のカラーチップ
今回の「注染ゆかた」プロジェクトにご参加くださっているhinoriさんから「晶晶」の色見本が届きました。 ご指定の色は、「DIC 日本の伝統色 4版」より「893 紺青(こんじょう)」をお選びです。 この色と全くの同一にはなりませんが、染め上がりがこの色に可能な限り近くなるよう注染工場の職人さんに染めていただきます。 これだけ技術が発達し、オンライン上でやり取りできる世界であっても、画面やモニターを通した時点で、お互い全く異なる色を見ている可能性がありますから、こうして「現物の色見本」をやり取りするのがベストな方法となります。
染料は液体
染め上がりでこの色に近付けるということは、当たり前のことですが、「染めた生地が乾いた状態で目に見える色」なわけです。 注ぐ染料は、液体です。 幾つかの色の染料を手作業で混ぜ合わせて色を作りながら、染め上がりの色を目指します。 液体の色はもちろん、生地が濡れた状態と乾いた状態では色合いが違うのは、皆さまもご存知かと思います。(一般的には、濡れている方が濃く見える?) 注染に限らず、この望む色を産み出すという過程は、想像すればするほど、私の足りない頭はすぐに痛くなります...。
混ぜ合わせた染料を使って染めます
パソコンを使ってCMYKを数字で指定して、プリンターで印刷すれば、ほぼ望んだ色に近しい色が印刷される。 という世界とは程遠い世界のお話です。 なので、極端に言えば、同一の仕上がりのものはひとつもありません。 こうした世界も含めて、楽しんでいただけたら嬉しいです。

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プロジェクトの種

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プロフィール

  • 竹ノ輪 竹村圭介


  • 竹村圭介(たけむらけいすけ) 2006年より「和に遊ぶ!竹ノ輪」として、歌舞伎観劇会、落語会や日本酒の会などの開催をはじめる。 2007年から2010年までの4年間、クリエイターやアーティストがデザインした柄を伝統的な手染め方法「注染」で浴衣にする 「竹ノ輪浴衣」を企画運営。参加したクリエーターと共に注染の工場を見学。その企画で製作された浴衣を着て8月の歌舞伎座で上演される納涼歌舞伎の観劇会を開催。2011年の東日本大震災をきっかけに同企画を一時中断。 同年より、それまでに得た注染ゆかたの制作ノウハウを生かして江戸型染作家 小倉充子(小倉染色図案工房)のサポートを開始。注染だけではなく、型彫りや型染め、浴衣や着物の仕立てについても知識を得る。 また、2009年より大西新之助商店(滋賀県彦根市・伝統工芸士 大西實)の麻織物ブランド「新之助上布」の展示会設営などのサポートをはじめ、苧麻から繊維を取り出す苧引き(おびき)や織機の取扱い、経糸の準備をする整経(せいけい)も体験している。 現在は、着物の委託販売イベント「キモノ里親さがし」を半蔵門の竹ノ輪ルームや都内各地で開催中。
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