まずは自己紹介初めまして、大野ひかると申します。生まれて今年で半世紀が過ぎました。子どものころはインドアで外遊びが苦手でしたが、大人になり子育てがひと段落したころからアウトドア活動が好きになってきました。今では、家の中でじっとしているより、外で活動しているほうが大好きです。28年間ペーパードライバーでしたが49歳の時にもう一度運転の練習をして今ではどこでも車で行けるようになり活動範囲が広がりました。活動範囲が広がることで、新しい世界、新しい人に出会うことができ新発見も多くなりました。その活動の中で知り合った大好きな梨農家さんを応援したいと思いクラウドファンディングに挑戦しています。
今まで何をしてきたのか一番最初はシステムエンジニアをしていました。まだWindowsが誕生する前で事務所にあるのはワープロの時代でした。
毎日が残業で体力的にきつくなり、事務の仕事に代わりました。その後結婚・出産子育てをしながら、様々な仕事を経験し、その後通販の世界へ。今まで10年以上いろんな会社で通販にかかわる仕事をしてきました。健康食品、化粧品を扱う仕事でしたが、本当は食品に関係する仕事がしたくてたまりませんでした。2年前に知り合いが所属している会社で食品部門を立ち上げたということで誘われて果物の通販の仕事を始めました。その会社での私の役割は農家の開拓とフォロー。それまでペーパードライバーだった私は車も乗れるように練習しました。いろんな農家さんとの打ち合わせに行き出荷数量や時期などの調整を担当していました。楽しく仕事をしていたのですが、会社の事業縮小ということでやむなく退社ということになってしまいました。
仕事を通じて知った農家さん達の思い農家さん達共通して皆さんおっしゃること担当していた農家さんに伺い、その方のこだわりや情熱そして、大変な事、楽しい事、嬉しい事など沢山おはなしをすることができました。農家さんは皆さん必ずおっしゃるのは「一時の太く短いおつきあいではなく、細く長くのおつきあいをしてほしい」ということです。農作物、特に果樹は1年がかりで世話をして実を成らせそして、何年もかかってその木の世話をしていきます。今年はほしいけど来年はわからない。「今年だけ」という考えでお付き合いしてはいけないと感じました。
大分の梨農家さんとの出会い私は特に大分の梨農家さんと仲良くさせていただきました。梨農家さんの一人に玖珠(くす)で二十世紀を作っている方がいらっしゃいます。70年以上続く梨農家さんです。古い木では樹齢70年にもなる大きな木があります。農家さん曰く、年を重ねるごとに実の数は減っていくけどその分味が豊潤になるのだとか。
梨は傷みやすいのでまだ青いうちに収穫して長く持たせるのが一般的なのですが、木から収穫した梨はそれ以上糖度が上がることはありません。木で完熟までなっていたほうが甘くなりおいしくなります。一番いいピンポイントのタイミングで梨を収穫するのですが、そうなるとロスも高くなります。それでも、やはり信じて食べてくれる人のことを考えてあえてロスを覚悟で完熟まで木に置いておきます。完熟まで待って収穫した梨は、皮をむくと途中で手がべたべたになるほどおいしい汁がボタボタと出てきます。梨から水分が滴るところは活動報告でお見せできたらと考えています。
この70年続く梨農園を応援したい!梨農家の玉井さんからの提案会社を辞めて、つながりが途切れたと思ったのですがそれまでお世話になった梨農家の玉井さんに挨拶に行ったところ、「大野さんが自分で販売したらどうですか?私達は私達をわかってくれる人と仕事がしたい」と言ってくれました。正直、とてもうれしい言葉でした。
応援→販売 どこで販売するの?今まで在籍していた会社では、シーズン始まる直前に新聞やテレビで広告を出してました。そういう広告はとてもお金がかかります。お金をかけたからには、たくさん注文が来るように値段を安くして販売します。安くするためにはどうするのかというと、もちろん農家さんに安くしてもらうように交渉します。初めはいいものを販売するという目的を持っていたにも関わらず途中から、安く大量にという「質より量」の販売の仕方に変化してきます。そういう販売の方法が悪いとは言いませんが、農家さんのこだわりの品という言葉はどこに消えたのだろうか?そんな疑問も浮かぶこともありました。きちんと農家さんの気持ちをわかってもらえる方に食べてほしい。そのための活動をしていきたい。そうはいっても、作った作物は販売してお金に変えていかないといけないのも事実。「頑張ります!」といった手前真剣に販売することを考えないと・・・
細く長く確実に今までいた会社がかなりお金をかけてプロモーションしていたのですっかり、それをしないと売れない、安くしないと売れないそればかり考えていた私ですが玉井さんの「最初から大きく広げないで確実に、しっかりしていきなさい」と言ってくれたことで目が覚めました。
この農家さんのいいところを知っているのはきっと私が一番だ!私は今までどんな仕事をするときも、現場の人と必ず一緒に作業をすることを心がけていました。マネージャーという立場になっても、初めだけでもできるだけ一緒に作業に加わるということをしてきました。そうすることで、見えてくるものがたくさんありました。果物の通販でも同じです。今まで、会社の通販の出荷のために作業のお手伝いに行ったり、収穫作業や摘果作業など手伝いに行ったことがありますがそういう仕事に一緒に参加することで、その農家さんの農業についての考え方やこだわりが見えてきます。作り手の農家の手伝いにできる限り参加してみることでより奥深く良いところに気が付くことがあります。そして、そういう奥深い話が少しでも理解ができるようにということで今年は農業のインターン生にもなって勉強しているところです。
玉井さんという人大分玖珠(くす)で梨を作っている玉井さんは、超が付くほど真面目な人。お酒もたばこもしません。梨のほかにも、花、米、ほうれん草などを作っていらっしゃいます。奥さん曰く「この人は娯楽に使うお金は全部梨につぎ込んできた。」と教えてくれました。日本の農業について、日本の食料自給率、食生活についてなど内容が豊富です。この玉井さんの考え方を皆さんに知ってもらいたいという気持ちが日に日に強くなります。
今回紹介する玉井さんの梨について梨だけでなく、ほかにも栽培していらっしゃる玉井さんですが、特に梨についての話になると尽きることがありません。ご両親が作られた山の上の梨畑を愛情込めて見守っています。長いものでは樹齢70年以上にもなります。初めてこの70年の樹を見たとき思わず「わー!」って声をだしてしまったほどですがこれを文章で書ききれない語彙力のなさに困ってしまいます。
玉井さんの住む大分の玖珠という場所は玉井さんの梨畑は大分玖珠郡にあります。大分の玖珠という場所をご存知の方は少ないかと思います。ここで玖珠のことを紹介します。大分県の中西部にある場所で、気温は私が住む福岡市と比べると全体的に涼しく、冬は雪も積もることがあります。(結構寒いです)観光客に人気がある場所としては九重夢大吊橋があります。大分といえば「おんせん県」として有名です。別府などはとても有名ですが玖珠にもいろいろ温泉があります。私が入ったことがあるのは「壁湯温泉」「万年の湯(はねのゆ)」などですが、ほかにもたくさんいいところがあります。
玖珠で有名な場所といえば伐株山(きりかぶさん)のハイジのブランコと豊後の森機関庫。遠くから見るとちょうど切り株のように見える山の上にアルプスの少女ハイジに出てくるようなブランコがあります。ハイジの歌を歌いながらブランコ漕ぎは楽しいですがかなりの体力が必要です(笑)豊後の森機関庫は鉄道マニアがよく訪れる場所で昭和の時代に使われていた扇型機関庫で国の登録有形文化財にもなっています。
玉井さんの梨の特徴源泉は食べ物!食物の基本は土!土の原点は農業!おいしいのはもちろんですが、自然の風味を出せるような梨づくりにこだわっています。梨の成分のほとんどは水分です。梨がまずいというのは水がまずいということだと玉井さんは言います。その水分はどこから蓄えるのか?やはりそれは土からです。安全で生命力のある梨園を造るため、土づくりから徹底してとりくんでいらっしゃいます。まず除草剤は一切使用していません。以下の動画にもあるように、全く雑草がない状態を「清農」というがその状態では土づくりはできないといいます。果樹園に炭を埋め、電子水(酸素の多い水)をかけ、土壌や大気の環境を良くし、天恵緑汁(ヨモギやセリを黒砂糖につけてそのエキスを取ったもの)や、乳酸菌(米のとぎ汁と牛乳で作ったもの)、玄米酢、天然カルシウム(海藻やイリコ等の粉末)、自然塩など自然界にある物質を利用して梨の樹の生命力を高めながら栽培しています。
米栽培でできたモミ殻や糠まですべて土づくりに生かすようにしています。
健康のためにお互いが支えあう社会を玉井さんはこう言います。「私たち農家は食べる人の体を支える、だから食べる人は私たち農家を支えてほしい」
作り手の農家は食べる人の健康を支えるために、できる限り自然な形で作物を作りたい。でも、薬品も使わず手をかけて育てるということは大変なことでお金も手間暇もかかる。そうやって手間暇をかけたいいものに消費者がお金を使ってくれると、農家はもっと頑張れる。自分の体を作る食べ物がどのように育てられたのかにもっと興味をもってそして頑張っている農家の暮らしを支えてほしい。これは玉井さんとお付き合いが始まったころから繰り返しお話されていたことです。この思いをつたえていくことが私の使命ではないかと思っています。
皆様からいただいた支援の使い道について今年は準備が遅くなってしまい梨は最後の品種の「新興」だけとなってしまうので目標を150,000円とさせていただきました。皆様からいただいた支援金の使い道ですが70%を梨とその送料や発送資材代として充てさせていただきます。新興という梨は、涼しくなってきた頃に収穫し始める梨で日持ちしやすい梨です。ビニール袋に入れて野菜室に保存をしておくと1か月程度持っておくこともできます。梨は一度にいろんな品種ができるのではなく時期に応じてリレー方式で出荷されていきます。なので来年はシーズンの初めからリレー方式でお届けできるような形にできたらとも考えています。残りの30%ですが、それは次なるこだわり農家さんを探すための活動費として充てさせていただきたいと思います。まだまだ、九州にはいいものを作っているけど、どうやってそれを伝えればいいのか悩んでいる農家さんがきっといると思います。私は、そういう農家さんの「いいもの」がそれ相応の対価を得られるようなお手伝いをしていきたいと思います。
応援をよろしくお願いします。
大野ひかる
【番外編】お礼の品の中に出てくるお米について今回お礼の品10,000円コースの中にお米が入っています。このお米はもちろん玉井さんちで栽培されているものです。玖珠で作られているお米は「玖珠米」と名前がついておいしいと有名です。道の駅などで販売されている玖珠米といえば品種が「ヒノヒカリ」が主流です。今回のこの玉井さんが作られているお米は品種は「ミルキークイン」低アミロース米として有名な品種です。低アミロース米と言われるこのお米はモチ米に近いお米でモチモチしているのが特徴です。冷えてもモチモチしておいしく食べられるのでおにぎりやお弁当にしたときに生きてきます。このミルキークインですが実はヒノヒカリよりも同じ面積でとれる量が少なく、栽培に苦労するということで一般的に高い値段がつけられています。しかも、使う薬は最初の除草剤1回のみその後は全く無農薬で育てています。私も食べてみましたが、これは本当においしい。普通に炊飯器で炊いて味の違いがわかるお米です。毎年予約販売をしているというこのお米ですが、今回は特別に分けていただけることになりました。
最近は、糖質オフということでご飯は食べないという方が増えていますよね。私はご飯が大好きなので本来すごく食べたいのですが、以前ほどおかわりなどをしないように心がけて食事をしています。でも、やはり和食にはおいしいお漬物やお味噌汁と一緒においしいご飯があるととても満足した食事になります。まだ、これからも糖質を減らすという考え方は続くかもしれませんが、それならなおさら、いいお米、体が喜ぶお米を選びたいと思います。それも未来の自分への投資だと私は思います。一度食べると、やみつきになるお米です。ぜひ一度食べてみてほしいです。よろしくお願いします。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥150,000 に設定されています。
プロジェクトは 2018/10/11 に達成し、2018/10/31に募集を終了しました。
玉井さんの新興梨2㎏ [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 8
玉井さんの新興梨3㎏ [送料・税込み]
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サポーター数 7
玉井さんの新興梨5㎏ [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 4
季節の梨9㎏+お米1㎏(新米) [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 12
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