新潟のワイナリー・フェルミエが新しく挑戦するピノ・ノワールのワイン造り
苗の準備
今春植えるピノ・ノワールの苗です。
新潟の風土に慣らすために昨年末に仮植していた苗を掘り起しました。仮植時には、根に土をかぶせ、厳しい冬の日本海からの寒風から守るために芽の部分には藁を被せてやりました。
一言でピノ・ノワールといっても、多様なクローンが存在します。今回、フェルミエで植樹するピノ・ノワールの苗は、俗に「ピノ・ファン(小)」と呼ばれるフランスの小粒のクローン2種と新潟で実績があるドイツの系統の苗の計3種類です。ピノ・ファンは、小粒で凝縮したぶどうを実らせる期待が膨らみますが、一方で収量は抑えられ、経営的には難しい面もあります。でも、僕の中での優先順位は前者です。