スカイベリージャムを輸出したい!泣き虫母ちゃん奮闘記〜スカイベリーを世界苺に〜
『comeco麺』/協賛特典品の紹介(後編)
特典品のご協力をいただいた、古沢昌子さんと昌子さんのcomeco麺ををご紹介する、後編です。
彼女は、栃木県の「とちぎ農業女子プロジェクト」と農林水産省の「農業女子プロジェクト」、両方に参加しています。
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ご家族
「アレルギーがあって、麺を食べられない」というお客様の声を受け、お米で麺を作ることにした昌子さん。
製麺所を決め、そのあとどんな工夫をして完成したのでしょうか?
麺にならない!?
「なぜ?なぜ?なぜ?」
その製麺所は材料の米を、製粉した米粉の状態で引き渡すと、麺にして納品してくれるシステムだそうです。
ところが、最初に送った米粉では、なぜか麺になりませんでした。
「なぜ?」
「うちの米が悪いの?」
驚き、戸惑ったと言います。
丁寧に原因を探ると、このときは、米の品種のせいではなく、粉が荒いせいらしいとわかりました。
そのため、それまで使っていたものとは別に、製粉機を購入、よりきめ細かく製粉することにしたのです。

アレルギーの人でも安心して食べられる麺を、との思いがキッカケになり始めた米粉麺づくり。
このときまでは製粉機は一つしかなく、米も大豆も同じ製粉機で、掃除しながら使っていました。
comeco麺の製麺所は、建物から米専用で、製造系統に他のアレルゲンが混入しないように配慮されているそうです。
「毎回毎回、一粒も残さないようにきれいに掃除することは難しい」
comeco麺の製造を機に昌子さんは、新しい製粉機を米専用にすることに決めました。
できあがった4種類
できあがったcomeco麺は、うどん、ラーメン、スパゲッティ、フェットチーネの4種類。
どれも半生麺で、2分半でゆであがります。

comeco4種
「まずは、田んぼをしっかりやりたい」
今、『次にやりたい』『これからこうしたい』ことは何かを聞いたところ、彼女は言いました。
「まずは、田んぼをしっかりやりたい」
親からの経営継承はすんでいますが、米の栽培技術の継承は途中だそうです。
今はPTAの役員を引き受けるなど、子育てにも奮闘中の昌子さん。
田んぼに立つ時間が思うように作れないこともあるそうです。
仕事と育児の両立ができるのは、家族の協力があってこそ。
育児も忙しいその中で、親からは「全体を見れるようになれ」と言われているそうです。
…学校関係などで作業を人に任せたとしても全体を見れるように。
全体を見れるようになること、そして全体を理解し技術を得ること。
田んぼを頑張りたい、と笑顔を向けてくれました。
さらに、販売しているきなこや、そば粉、comeco麺にも使っている米粉の製粉を、建物も材料別にして、より一層の「安全」「安心」を目指したいと言っていました。