【71年目の梨物語】玖珠のこだわりの梨を知ってほしい‼
はじめましての方、そして二年目の方こんにちは!
昨年から、大分玖珠の梨農家玉井さんを応援している大野ひかると申します。
昨年こちらのきびだんごで初めて「70年続く梨物語」というプロジェクトを開催いたしました。

昨年の二十世紀の梨収穫の時に撮った写真です。立ち上がれないくらい低いところに枝が這っています。
その際には多くのご支援をいただき無事目標金額を達成することができました。ご支援くださった皆様本当にありがとうございました。
玉井さんとのお付き合いは今年で3年目ですが、なんだかずっと昔からの知り合いのように過ごさせていただいています。
実は昨年、このきびだんごで支援を募るという話をして、この文章を見せたとき玉井さんの反応はあまりよくありませんでした。「大野さんの気持ちはありがたいがこんなに長い文章を読んでわかってくれて買ってもらえるのだろうか?」と言われました。
しかし、その心配をよそに想像以上の皆様からのご支援をいただき本当に感謝しています。
前回、支援していただいた方からの感想・うれしいお声・・・たくさん頂きました!
・届いたらすぐに食べました。「新興梨」知らなかったけどおいしかった。次は他の梨も食べてみたいです。
・梨はたくさん買ったら腐ると思ったんだけど、説明通りに保管したら結構長く保存できました。
・美味しかったから一人で一玉一度に食べてしまった。お米も頼みたかったけど、お米はたくさんの梨とセットだったから頼むのをあきらめた。お米だけのを用意してほしかった。
・美味しくて安心な梨を作っている農家の方には頭が上がりません。玉井さんのような農家職人の方にもっと脚光を集める機会が増えて広く周知できれば食に対してもっと大切に考えるようになり、安易に処分される食材が減るきっかけになって欲しいです。微力ですが大野さんのプロジェクト、応援しています。今後もお体に気を付けて頑張って下さい。
お声を寄せてくださった皆様ありがとうございました。皆様からの暖かいお声は私の、そして玉井さんの活力となります。どうか今年もよろしくお願いします!
達成することに重きを置いたプロジェクト
他のプロジェクトと比べると少額でしたが、昨年のプロジェクト達成を迎えて玉井さんも、自分の考え方がわかってくれる人、応援してくれる人がいることがうれしかったそうです。
玉井さんの考え方に共感していただける方に梨をお届けしたいので、今回のために梨とお米を多く準備してくださるそうですが、今年も達成することに重きを置きたいため目標額は300,000円にしました。
玉井さんが作る梨とその特徴

玉井さんが作る5種類の梨です
9月にお届けする梨は2種類

まだ暑い盛りの梨です。一番梨を食べたくなる時期ですね。
10月は新高と11月は新興

大きさも違いますが、風味が全くちがってきます。
おいしいのはもちろんですが、自然の風味を出せるような梨づくりにこだわっています。梨の成分のほとんどは水分です。梨がまずいというのは水がまずいということだと玉井さんは言います。その水分はどこから蓄えるのか?
やはりそれは土からです。安全で生命力のある梨園を造るため、土づくりから徹底してとりくんでいらっしゃいます。
まず除草剤は一切使用していません。果樹園に炭を埋め、電子水(酸素の多い水)をかけ、土壌や大気の環境を良くし、天恵緑汁(ヨモギやセリを黒砂糖につけてそのエキスを取ったもの)や、乳酸菌(米のとぎ汁と牛乳で作ったもの)、玄米酢、天然カルシウム(海藻やイリコ等の粉末)、自然塩など自然界にある物質を利用して梨の樹の生命力を高めながら栽培しています。
米栽培でできたモミ殻や糠まですべて土づくりに生かすようにしています。あとから出てくるライ麦も土づくりの一環です。
それまでは私も梨を販売するシーズンにしか訪問しなかった大分玖珠ですが、今年は冬の剪定の段階から見させていただきました。
梨の樹の1年。
冬1月= とても大事な枝の剪定作業

一人でもくもくと作業中の玉井さん背中に布を割いたひもを担いでいます。
これは、だれにも手伝ってと言えないからねと、玉井さんが一人でもくもくと剪定作業をされます。
これで将来的な梨の品質も左右するので素人が手出しできるものではありません。

剪定中の樹
春4月=花が咲いたら一斉に受粉作業
今年梨の花を初めて見ました。とってもきれいな真っ白の花です。
開花している間に家族総出で受粉作業をします。棒の先の綿毛に花粉をつけてはなにポンポンとかけていきます。

これが梨の花白くて可憐な花です。
私も参加したかったのですが、実は4月に私が入院手術をする羽目になり、退院後すぐに開花し始めたためまだあまり動けないということで近くまでいってみせてもらうだけとなりました。

子ども達もお手伝い。
初夏6月=待ちに待った袋掛け

応援の女子達(?)が並んで一斉に袋掛け。派手な帽子は私です。
去年初めて手伝わせてもらった袋掛け作業です。今年も張り切っていってきました。
二十世紀は2回の袋掛け(1回目は5月からしているのでこの時期はもう2回目)そのほかの梨にも袋を見ただけでどの梨かわかるようにそれぞれの種類にあった袋をかけます。
これは人海戦術しかない作業です。知り合いの方にもお手伝いしてもらって進めます。ずっと上を向きながらなのでかなりきついです。

こんなにたくさんある中の一つだけを選び

選ばれた梨以外は取ってしまいます。

残念ながら選ばれなかった梨たち

選ばれた梨

それに袋をかけます
夏7-9月=台風が来ないように祈る時期
募集をしている今の時期は実は一番ハラハラする時期です。
雨が降らないとハラハラ
大雨が降ってもハラハラ
風が強く吹くとハラハラ
特に豊水は軸が細く風に弱いということで強い風だと落ちてしまいます。
台風が一番の脅威です。
玉井さんの梨づくりへのこだわり
源泉は食べ物!食べ物の基本は土!土の原点は農業!

横に伸びる枝の高さまで育ったライ麦
土づくりを第一と考える玉井さん。
昔は土木工事のように土を掘り起こしていたこともあるらしいですが、今はそんなことはできません。
でも、梨の樹に空気や水を送り込むために行っている秘策があります。
それは冬の間に梨の畑でライ麦を育てることです。春になると胸の高さぐらいまでグングン成長します。それを春から夏にかけ刈り込みます。
土の中では、麦の根が空気を取り入れ、たくさんの微生物が育ちます。
ライ麦は、地中深く根を張るといわれています。
ライ麦の根が枯れ、そこに穴ができ、そこから空気や水分が土の奥のほうまでしっかりと入り梨の樹まで届けられます。

ライ麦の穂
なぜ、急な斜面の山に梨を作り続けるのか
玉井さんの梨畑は本当に急な斜面にあります。またその斜面に這うように太い枝が進んでいきます。なぜ、そんな山の上にある梨畑を守り続けるのか、それは親から受け継いだからというだけではありません。

山の環境を整えることの大切さを語る玉井さん
異常気象と言われるここ数年、豪雨の被害で山の土砂崩れなどを見ることがあります。それは、山の樹木の生育環境にも関係しています。
山の上にしっかり根を張る樹木があると、雨が多少多く降ってもその水分をがっしりと蓄えておくことができます。その山に蓄えられた水が浄化されて集まりちょろちょろと川へ流れでてそれが大河となりやがて海へ流れ出るのです。
長年育てている梨の樹は根もしっかりとしています。この深くしっかりした根は多少の雨にもびくともせず山の環境を守っています。
それはすなわち、下流にある土地や海の環境も守っていることになるのです。
山では梨を、平野部では米を

田植えが終わり順調に生育中のミルキークイン。奥のハウスではトルコ桔梗も栽培しています。
玖珠で育てるミルキークイン
玖珠はお米がおいしいことで有名ですが、ミルキークインに絞って作られている農家は限られています。それはほかの品種とくらべてミルキークインは稲が倒れやすく、より手間がかかるからとのこと。それでもどうしてこの品種にこだわるのか聞いたところ

去年、収穫直前の稲の様子です。米は主に息子さんが担当しています。
「やっぱりこれが一番おいしい。一回食べたらこれじゃないと物足りない」とのこと。
確かに、このお米を食べ続けた後、量販店で買ったお米を食べてみたのですが、「うーん」な感じ。玉井さんの米は一度食べたら納得するおいしさです。
とはいっても、食感や味の好みは人それぞれ、さっぱりしたお米が好きな人もいらっしゃるでしょう。でもおにぎりや冷めてから食べるお弁当はこのお米が最高に合います。用途に応じていろいろ使い分けるのもいいでしょう。
最近は糖質オフがはやりなのでお米をできるだけ食べないという考え方もあります。しかし、そういう時代だからこそ、食べるお米は多少高くても、体にいい育て方をしたものを選んではいかがでしょうか?
昨年は、お米はプラスαとして用意していました。ところが何人かの方から「お米だけがあったらよかったのに」というご意見をいただきましたので今年はお米だけの支援もしていただけるようにしました。
健康のためにお互いが支えあう社会を
玉井さんがずっと言い続けていることがあります。昨年も書きましたが、
「私たち農家は食べる人の体を支える、だから食べる人は私たち農家を支えてほしい」
作り手の農家は食べる人の健康を支えるために、できる限り自然な形で作物を作りたい。
でも、薬品も使わず手をかけて育てるということは大変なことでお金も手間暇もかかる。
そうやって手間暇をかけたいいものに消費者がお金を使ってくれると、農家はもっと頑張れる。
自分の体を作る食べ物がどのように育てられたのかにもっと興味をもってそして頑張っている農家の暮らしを支えてほしい。
これは玉井さんとお付き合いが始まったころから繰り返しお話されていたことです。
この思いをつたえていくことが私の使命ではないかと思っています。まだまだ、私の力は微力ですが毎年少しずつでも前進していけたらうれしいです。
今年もそしてこれからもご支援をよろしくお願いします。
■特定商取引法に基づく表記
- 事業者
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- 特典(商品・サービス)の価格
- 送料・税を含みます。詳細は特典ごとの記載の通り。
- 申し込み期限
- プロジェクトページ上部に目標金額と併記記載の通り。
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-
・クレジットカード決済(Visa/Master)・クレジットカード決済(JCB)・楽天ペイ・コンビニ/銀行ATMでの支払い(Paidy決済)
・当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で与信が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。募集期限までに目標金額に達し、取引成立となった場合にのみ、募集期限の 到来をもって決済が行われます。
・クレジットカード決済、楽天ペイの場合、お申し込みの時点で与信枠を確保し、お申し込み月の末日またはその翌営業日に決済が行われます。
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※ただし、開催期間を延長した場合は以下の通りです。
開催の延長はプロジェクトが目標金額に達し取引成立が確定されている場合のみ行われますため、延長前に支援した方は当初予定していた終了日の翌月のお支払いとなります。延長後に支援した方は、延長後の終了日の翌月となります。 - 引渡時期
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